人物ではなく現象に焦点
自分がこれまで感じてきたことが、しっかり取材した上で言語化されているようで、読んでいてとても爽快感あり。私は百田氏の本は読んでいないし、嫌悪感しか持っていない。しかしそうではない人々が彼を支えている。その「向こう側」から見たポピュリズムの分析には説得力がある。これまで考えていた「常識」は、覆されたのではなく、優先順位が入れ替わっているのだ。事実よりも感動、事実よりも「誇り」あるいは「自己肯定感」。そうした人々の求めるものに応えてきた百田氏という人物、そしてその現象を正確に理解する手がかりがここにある。