万城目学のレビュー一覧

  • バベル九朔

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    話の展開がよくわからないところも多く、好き嫌いが分かれる作品だと思う。それでもそれなりに楽しく読めたが、最後はどうなってるのか謎だ。もう一度読まないとだめかも。

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    2020年09月08日
  • 時の罠

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    湊かなえ、米澤穂信等、よく読ませていただいている作家さんの短編小説。
    自分自身、教育に携わるものとして、ハッとされられる場面が何回かあった。
    人と関わる仕事の責任の重さ、影響力について改めて考えさせられた。

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    2020年09月06日
  • ザ・万字固め

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    万城目氏に限らず、作家先生は各出版社ごとに作品を提供する。だからエッセイの類も出版社の数だけ上梓されることになる。A社に書けばB社のためにも書かないわけにいかないもんね。おかげで読者は何種類かは楽しませてもらえる。さて本作もオモシロい。エッセイは失敗談こそオモシロいと著者が言う通りなのだが、PSPのアップデートの顛末には単に抱腹絶倒以上に、この世の真理を垣間見せてもえらったような気がする。
    人のオロカさは永遠だよなぁ。

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    2020年09月06日
  • 悟浄出立

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    短編5編。
    1話目の悟浄出立が一番よかった。
    悟浄、あんたは間違ってないよ、と肩をたたきなる面白さだった。
    中国の古典や歴史に疎く、他の話で盛り上がれなかった。

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    2020年08月03日
  • とっぴんぱらりの風太郎(下)

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    ネタバレ

    2020/7/20
    万城目さん容赦ないな…
    忍びやし、そんなもんなんやろうけど悲しいわ。
    ひさご様はすごくよかった。
    恐怖で支配しなくても、この人のために命を懸けようと思える人物だったのに。
    それに比べて伊賀の里の采女様やお殿様よ。
    いい人は死んでしまう法則は現実だけでよくないか?
    彼らの楽しい姿をもっと見たかったよ。
    痛快なの読みたい。
    この時生き残った赤ん坊から『プリンセス・トヨトミ』に続くんだって。
    なるほど。
    でもプリンセス・トヨトミ忘れちゃった。

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    2020年07月20日
  • 時の罠

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    4人の作者による短編集。
    すべて時間・時がメインテーマとなっている。

    辻村深月の「タイムカプセルの8年」の登場人物である父親は正直なところ、いい父親では無い。
    私が妻であれば今すぐにでも離婚したいと思うような父親である。
    何しろ我が子の誕生日やこどもの日のようなイベントから、運動会や授業参観のような学校行事もよく忘れ、挙げ句の果てにクリスマスプレゼントまで買い忘れる有様!
    それらを別にたいしたことがない、プレゼントなど実用的ではないと言ってのける。
    あんたはそうかもしれないが、と腹立たしい。
    心がないのではないかと読んでいて心底嫌になったものだ。
    確かに祝い事やプレゼントなど実用的でもないし

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    2020年07月05日
  • 悟浄出立

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    古代中国の話の側面を書いた短編集。
    好きな作家さんで、好きな中国の歴史小説関連なのに、面白いと思える話がなかったのは残念。

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    2020年05月10日
  • バベル九朔

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    祖父の建てた築38年の5階建てテナントビルに管理人として居座りつつ、小説家を目指す主人公。ビル管理の情景から始まる物語だが、入居している全店舗に空巣事件が発生してから、思わぬ方向に進み出す。カラス女、「扉」を介した異次元のバベル、死んだはずの祖父・大九朔の登場に、主人公は翻弄される。敵・味方が終盤まで分からない展開は面白かった。しかし、最後のオチはどうだろう? これだと無限にループすることになり、モヤモヤ感が残るものだった。

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    2020年05月07日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    2020/3/16
    なんだか乗れず。すみません。
    一つだけ非現実があってそのルールに基づいて普通の人たちが右往左往一生懸命動くファンタジーは好き。
    でも次から次へといろんな非現実が襲ってくるのは途中でへこたれる。
    へこたれました。はい。

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    2020年03月16日
  • 悟浄出立

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    5つの小編が収められた本書。いづれも中国の古典を材に、それぞれのストーリーで中心をなす人たちが何かに気づき、悟り、大きく生き様を変えるドラマを描く。そうした意味でいづれもドラマチック。

    とはいえ、著者の他の作品と趣きが異なるため、期待を裏切るかも。著者の中国古典への造詣の深さと世界をイマジネーションで広げる力強さに感銘を受ける作品集。

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    2020年02月01日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    お酒飲みながら読んだらあかんやつ(笑)。酔っぱらうと話についていけなくなります。

    読み始めたときは、雑居ビルの各階テナントの話か~、大好きだった三羽省吾の『路地裏ビルジング』と同じ設定だな~と思っていました。カラス女の登場に不穏な空気が漂い、乙一の『シライサン』を思い出して、目ぇ怖いやんかと思いつつ、酒をあおったのがあかんかった。次第に哲学的になってきて、バベルがぐるぐる回れば私の頭もぐるぐる回る。

    絶望と失望がバベルの源になっているという。幸せよりも不幸のほうが他人にパワーを与えられるものだとしたら、ちょっと寂しいような、でもわかるような。

    自分の夢がすでに叶っている世界と夢に向かって

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    2020年01月30日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    雑居ビルの中のテナントが永遠に積み上がっている中を探察し、バベルの謎を追うストーリーです。設定としては非常に興味深い作品でしたが、序盤は山場が無く退屈な印象を持ちましたし、終盤は話がややこしくなり、ついていくのが大変でした。

    この小説は中盤が最も面白いという今までに無い、ある意味とても面白い作品でした。

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    2020年01月12日
  • 悟浄出立

    最初の表題作の話がよかった。悟空が最後に言った言葉がよかったと思う。正直言うと、全編西遊記の話が読みたかった。

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    2019年11月20日
  • 悟浄出立

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    ファンタジーを読む友人に勧められて。

    結論から言うと、いまいちだった。
    友人が話してくれた「話」の方が面白かった。
    話術というか。
    そういえば、以前も落語家が勧める本を読んだが、
    同じ様な感想を抱いたことがあったっけ。

    どうも、登場人物の言動や気持ちに納得いかないというか。
    書物や映画やドラマで取り上げられるような
    有名な歴史上の人物にはすでに何らかのイメージがあるので、
    よほどの腕がないと難しいのかもしれない。

    「虞姫寂静」はいわゆる四面楚歌の場面を描いたもので、
    亡き妻に似ているので名を与えられ、愛された女という
    設定にしていたが、
    これが一番面白かった。

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    2019年11月09日
  • 悟浄出立

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    ネタバレ

    2019/9/22
    三国志知らんの。1ミリも知らんの。
    なので最初の孫悟空はいいとして、2作目で心が折れた。
    誰が誰かわからんし。
    名前も覚えられないし。
    でもその後のは三国志知らなくてもまだ理解できた。
    とは言えじゃあ三国志読もう!とか全くならないから。
    歴史にロマンを感じるセンスが私にはなかった。

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    2019年09月22日
  • バベル九朔

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    ネタバレ

    万城目さんの作品は奇想天外な話だけれど、親近感があり、どーなるのか?と毎回引き込まれます。
    ただ、今回は怒涛の終盤に本当に私も吸い込まれてしまった感じで終わりました。

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    2019年09月01日
  • とっぴんぱらりの風太郎(上)

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    伊賀の忍びの風太郎は山を下ろされて具多らな生活を続ける。そこで、相棒の黒弓との腐れ縁や不思議な出会いがある。やがてひょんなことから忍びに戻り、大坂冬の陣に加わることになる。その戦の凄惨さはこれまでの表現から一変しシリアスになる。

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    2019年08月14日
  • バベル九朔

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    世界観は決して嫌いではないけど、ちょっと今までとは異色だったかも。なんとなくスッキリしない最後だった。

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    2019年08月13日
  • バベル九朔

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    いつも何が何だかわからぬままにめくるめくスペクタクル、という感じだが、今回の終焉はカタルシスに至らず。何故だろう。

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    2019年08月06日
  • バベル九朔

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    普通の人情劇かと思いきや、SFというかパラレルワールド的な。万城目ワールドというべきか。九朔は「きゅうさく」と読むんだけど、毎回読み方忘れてついつい「クーロン」と読んでしまう。

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    2019年07月24日