那須正幹のレビュー一覧
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再読。すっかり忘れていた内容だった。
こちらも冒頭からずっとハードモードな作品。
山道で道に迷った三人組+青年が謎の地下団体につかまる話。
※地下は物理的な意味でもある。
この巻のテーマは一種の天皇制批判だと聞いていたので、ああなるほどね〜、と読む。
読んだ感覚は、荻原規子の勾玉シリーズに近いが、思えば作者は中国地方のひとで、この物語もそのあたりが舞台なのだから、こういう思想や団体にはさらに肌なじみがあったのではないかな、と思った。
しかし警察のくだりはなかなか怖い。
同行の青年が将来を選ぶラストにも驚くけど、まあ本人が選んだのだから仕方ないのかな。
地下組織には助けてくれた人たちもいたこと(誘拐されてきたひともいる)、女神からモーちゃんの境遇を指してかけられた、「父親がいないけど、母と姉とともにいて、あたたかな家庭に育っているのね」という言葉になんだかウルッと来てしまった。 -
Posted by ブクログ
子どものころ読んだときはあまり好きではない一冊だった。
ヨーコのことは途中で嫌な感じで終わるし、ハチベエは残念だったし。
でもいま読むとこれは勉強になるなあ。
アメリカ大統領選のことを意識してるなんて。
クライマックスでの、皆本章のハチベエへの応援演説には心から同意できる。
この言葉に救われた読者の子どももたくさんいたのではないかな。
あとがきに紹介のあった、作者の言葉(大意)↓
自分が小学校に入った頃、戦争が終わり、民主主義が始まった。
それはなにも難しいことではなくて、つまりは、まずはみんなで、なんでも話し合って決めよう、ということだった。
うん、今読むともっと響きますよ。 -
Posted by ブクログ
実家の本。半分くらいのズッコケシリーズ文庫が実家にあるので、たまに帰省のおともにしてる。
ちなみに、かつて私はハードカバーで全巻読み、実家の文庫版は母がのちに買ったものである。
さて、本書はたぶんズッコケファンにきけば、人気ベストファイブには必ず入る一冊だと思う。
私は、これと忍者と探検隊と海賊島とタイムスリップのやつが好きかなあ。
懐かしくて読んだが、記憶のなかでのこの物語は、だるまだよりのシーンで止まっていた。
ここから先があるのが嬉しい。
小学生たちが高校までラーメンを売りに行ったんだ。すごい行動力。
晋介の活躍も地味に嬉しい。田代のバカ、とハチベエは言うけど、物言う田代くんより、晋介の役どころにグッとくる。
ラストにはタクワン先生からお説教が入って解散、でもなく、先生はいっさい登場しないのも痛快。
ところで保健所の許可的なアレはなくてもいいのかなー?
余談だけど、文庫版は町の地図や座席表、ズッコケクイズがなくて寂しいよ。 -
Posted by ブクログ
ものすごく久しぶりに読んだズッコケ。
那須さんのおられないこの世は寂しい。
小学生当時、この忍者と、無人島と、株式会社がお気に入りだった。
いま読んでも面白いし、話の展開がうまい。
小学生のとき、この本で、角材、という言葉を覚えた。
でも大人になったいま読むと、ハカセとモーちゃんが受けた屈辱や心の傷は絶対許せるもの、癒せるものではないと思うし、大人に頼ってほしいし、あの中学生の背景が気になるし、彼らには正当な罰というか処置が必要だし、えーといろいろモヤモヤした。
あと、ハチベエはかわいいけど、ハカセたちに対する言動はかなりひどいと思った。許さん。 -
購入済み
当時の原画担当の前川かずおさんが逝去されて、この巻より高橋信也さんが作画を担当されます。
既存のキャラクターは前川さんの絵を似せてますが高橋さんのキャラクターは絵柄が違いすぎてものすごく違和感があります。 -
購入済み
大人になって無趣味な三人がそれぞれ夢中になれることを見つけてそこから新たな出来事が…
旧作らしさを一番感じられた作品でした。この作品を読んでるとやたら魚が食べたくなる(笑)
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購入済み
発刊当時はまだ始まっていなかったかな?裁判員制度にスポットを当てた作品です。内容的には…正直読んでて疲れました。本来の流れなら三人組の誰かが事件の当事者に関わる内容で執筆されたのでしょうが、今回はあくまで裁判員として3人のうちの1人が選ばれます。懐かしのあの子が登場します。終盤の展開は面白かったのです。