中村至宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4冊目までの本編を読破してひと息ついていました。5冊目の番外編は、ちょっと後回しにしてましたが、これも早く読めば良かった(;^ω^)。お母さんの短歌の回に、ぐっときた民だったので、あの話で1人疎遠になってた友達の裕美さん視点は思いがけないストーリーでした。
過去編という事もあって、祖父・カラスの親父さんが活版印刷の作業に励んでいるところも胸熱。弓子さんのおぼろげな思い出から、だいぶ解像度も上がって、三日月堂がさらに素敵な場所に思えました。
『―どんなときでも勇気を持って、元気に進もう。―原稿はそう終わっている。読みながら、そうだな、とうなずいた。結局、私たちにできるのはそれだけなのかもしれな -
Posted by ブクログ
はじめての作家さんです。
シリーズもの大好きなので
楽しみにしていました。
活版印刷 三日月堂
名前からして
現実にあれば是非行ってみたい
雰囲気があふれています。
かわいかったり、素敵な文具類を
見るのが大好きな私なので
三日月堂の名前入りの便箋封筒や
カフェの素敵なショップカード
俳句が印刷してあるコースター
など、わくわくするような
お話ばかり…
三日月堂の弓子さんをはじめ
周りにいる温かく、少しだけ
悩みをもつ人たちもみなさん素敵な人たち
センスがよくて温かみのある作品が出来上がっていくたびに三日月堂は愛着のある印刷屋さんになっていきます。
続きが読めると思うとこの街の一員になれたよ -
Posted by ブクログ
活版印刷三日月堂の番外編。
『空色の冊子』が"過去編”だとしたら、この『小さな折り紙』は本編の"その後”になる。"未来編”とも言えるか…。
『庭の昼食』がとても良かった。
本編のその背景にあたる本作。色んな方面から多角的に捉えることができるって、奥行きが広がる感覚になる。俯瞰するってこういうことなのかな?
物事って人によって見方が違う。それだけではなく、見え方も変わる。
自分からの見え方だけでなく、色んな人の見え方によって、大きく深く見えることもあるのかもしれない。
サブタイトルにもなっている『小さな折り紙』
弓子の子供の頃から、本編を経てのその後。
園長の目を通