中村至宏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいい話を集めた連作短編集です。
このジャンルはついついいろんなものを読んでしまいます。
ありがちなパターンではあります。
このジャンルは、次々と主役が変わるので、
感情移入しにくくなってしまいがちですが、
この作品は前のエピソードに出てきた人がすぐ次のエピソードに出てくるので、違和感なくスッと入れました。
「活版印刷」というややニッチなテーマですが、
興味が湧きましたし、活版印刷で名刺などを作りたくなりました。
最後のエピソードの結婚式の案内状は、ビジュアルで見たかったですね。
映像化されないかな。
弓子さんは黒木華さんとかどうでしょう。
舟を編むとか重版出来とか出版系のイメージから真っ先に浮かんでしまいましたw -
Posted by ブクログ
人の心は、その人の出会い、言葉、経験、
そこから生まれた想いなど、
幾重にも重なっていて、本人にもわからないところがある。
なぜ、こんなことをしてしまったのか、
こんなことを言ってしまったのか。
ここに辿り着いたのか。
それは、その人の幾重にも積み重ねられた
歴史からくるものなのだろう。
登場人物は、実在ではないし、
当然会ったこともないのに、
なぜか、あぁそんなことがあったんですね。
そんな想いがあったんですね。
と、読みながら語りかけたくなるような
不思議な親近感があった。
自分も、誰かの積み重なる思いの中に
優しさを一枚折り込むことのできるような
そんな人になりたいと思った。 -
Posted by ブクログ
活版印刷のこと自体、なーんにも知らないので、大丈夫かなあ?と少し不安になりながら手に取ったけど、とてもよかったです!
活版印刷の繊細さと、登場人物達の繊細な心のヒダがとてもよくマッチしていいい雰囲気です。
店主である弓子さんのミステリアスだけど、どこまでも人に優しい振る舞いに感激しました。
★世界は森
母子家庭の一人息子の進学という旅立ち。
母であるハルさんの喜びと寂しさ。
とても心に染み入りました。
★星たちの栞
多感で繊細な女子学生二人の心のやり取りに涙しました。
活版印刷について、自分でも少し調べました。
私の人生で、これから名刺やショップカードを作ることはないだろうけど、
とても素敵でした☆