中村至宏のレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    5巻目で本筋から外れて短編集。
    ウエスタンの話はくどい感じがしたんだけど、他の人の話はまあ。
    スピンオフってことか。

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    2021年10月05日
  • 海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの恋の法則~

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    ネタバレ

    ナルくんもうちょっと余裕があるとめっちゃモテそう。
    一生懸命かっこつけるより素直に「よっしゃー!」って言ってる時の方が好感度は高い。
    お兄さんの家庭の事情は思ったより重たくてしんど。
    ごはんはどれも美味しそう。食べたい。

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    2021年09月04日
  • 団地のコトリ

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    ネタバレ

    前向きに生きる中3女子と所在不明児童が、団地の人間関係の中で対比して描かれることで、自分にできることを尽くしながら逃げずに生きるってどういうことだろうと考えさせられる物語です。
    登場人物それぞれの別視点からの物語を、二次創作で作りたくなるような物語でした。そうすると、同じ物語が、様相を変える気がします。
    中学生が読書感想文を書くとしたら、自分が同じ団地に住んでいる設定で書くとするすると出来上がると思います。

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    2021年08月25日
  • 団地のコトリ

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    母子家庭の中学生の美月、バレー部に勉強に友情にといった生活。そこに同じ団地に住む柴田のじいちゃんの家に女の子がいることに気付き、そして思わぬ展開へ。
    たくさんの問題をうまく処理して、みんなそれなりのハッピーエンド。インコのピーコがかわいかった。

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    2021年07月17日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂シリーズ、「未来」が描かれる番外編(シリーズ六冊目)。

    今までのシリーズに登場した人達の、サイドストーリーや後日談・6篇が収録されています。
    今回も、活版印刷で刷られた扉ページが“お出迎え”してくれるのが嬉しいですね。
    どの話も優しい視点から“それぞれの生きる道”が描かれていて、温かな気持ちになります。
    第六話「小さな折り紙」では、弓子さんと悠生さんの息子・佑くんも登場し、時の流れを感じます。
    そう、誰もが昔は子どもでしたし、子ども達も時を経て大人になっていく・・この、あまりに当たり前な人の営みがとても尊いものなのだと本書は思わせてくれます。
    因みに第一話「マドンナの憂鬱」の柚原さん

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    2021年07月09日
  • 団地のコトリ

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    ネタバレ

    貧困を描いた作品。
    児童文学のせいか、あまり貧困を感じられなかった。
    居場所を知られないよう学校にも行かずに、一人暮らしのおじいさんの家に隠れて住んでいた母子がいたが、設定に疑問を感じた。
    母親は子供に愛情がないように見えたが、実はそうでなかったり、飢え死にしそうなくらいになるなら、生活保護を申請したらいいのに、などいろいろ考えてしまった。
    おじいちゃんもいい人なのだろうが、もっと母子にとっていい方法を提示できなかったのだろうか?
    けれども、実際団地の一室で孤独死する老人とかも、こんな感じなのかもしれない。
    床一枚隔てた場所でどんなことがおきているかわからないのだから。

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    2021年05月12日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    連作短編7編
    弓子が三日月堂を再開するまでの,祖父の時代からのいろんな人の断片.語り手が変わっても全体を通して温かい想いが溢れている.

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    2021年03月26日
  • 海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~

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    ぐるっと回って伏線が回収されていきます、5章に渡って。そして、最終章になって一気に急加速、ゆかりさんの秘密が解き明かされます。see you againてきると嬉しい。

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    2021年02月08日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    本編をフォローする6短編。観光案内のプロ、ガラス店の作家さん、高校の文芸部員、亡くなった同級生の俳句、大学の恩師、万葉集の庭、花のカード、保育園…

    街に根付いた人たちのささやかな暮らし、仕事、それぞれの想い、子ども、大人、変わっていく世代。

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    2020年12月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    シリーズの最終作。スピンオフで4巻で完結したシリーズの後日談が6編。正直ちょっと物足りないかな。でも、いいシリーズだった

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    2020年12月17日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    弓子が生まれる前の話や、周りのひとたちのスピンオフ。どの話もよかった。これからどうなるのかちょっと心配する終わり方もありますが、きっとそれでも進んでいくのでしょうか。

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    2020年11月25日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    扉の活版印刷……昔の文庫本ってみんなこんなだったよなあ…と懐かしかった。
     
     スピンオフっていうのかな。
     今までの登場人物のお話し。
     優しい物語、健在。
     

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    2020年10月22日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    自分の道を生きること、全編を通してそれが描かれていたように思う。消極的選択、と言うけれど、なにがおきてもそれにどう意味付けるかは自分自身。

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    2020年07月23日
  • 海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~

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    海の近くに店を構えるカフェ「キッチン・マホロバ」。そこでは、イケメン兄弟が店を経営しています。
    ここでのカフェメニューがとにかく美味しそうに描かれています。何回もゴクンと飲み込むほど、美味しさが伝わり、読み手を誘惑させてくれました。文章が巧みに描かれていて、想像しやすく頭に浮かびやすかったです。こういうお店が近くにあったら、毎日通いたいぐらい行ってみたいです。

    また、食べ物だけでなく、ミステリーとしても楽しめます。ただ、本格ミステリーではなく、お客からの困り事を解決していくとして捉えた方がいいかと思います。キーワードは「マーフィーの法則」。なんとなく、テレビドラマの「遺留捜査」で糸川刑事が科

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    2020年07月20日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    行動したことが次に繋がっていくのが分かって、なんだか安心する。日々の出来事の中からいくつかをピックアップしてるから、日々が繋がっているというのがありありと分かる。物語なんだから当たり前と言えば当たり前何だけど、自分の毎日が無駄じゃないと言われている気がして救われる。そういう意味での安心。

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    2020年06月18日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    相手に何かを伝える手段は言葉が大概だけれど、自分の伝えたいことを100%言葉で伝えるなんて無理だと思っていた。今もその考えはあるけど、だからこそ、この本に出てくる人たちは届けたい言葉を活字にして伝えたいんだろうなぁと思う。

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    2020年05月17日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    ネタバレ

     あまんきみこさんの作品が出てきて、懐かしさが込み上げました。私も子供のころ読んだし、息子達にも読み聞かせしたなぁ…

     登場人物が、いい人ばっかりで、しかも、同じような性格の人が多く、出来すぎ?って感じもするけど…活版印刷に興味を持った人が集まるんだから必然かも知れない。
    その中ではちょっと違う、「あわゆき」のお話しは、良かった。
    悲しいこと辛いことを経験し、そこはもう通り過ぎて、もう一歩踏み出そうとする過程を描いているのだろう。

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    2020年04月07日