中村至宏のレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    ◾︎シリーズ一作目
    とても良かった。
    心の奥から温かい何かが溢れてくるような、包まれるようなじんわりとしたもので涙が溢れた。
    誰かを大切に想う気持ちと文字や言葉を通じての温かさ。
    古くからあるものを通して感じる、時の流れと活版印刷によって吹き込まれる文字に生命が生まれる感じ。
    とても心地よい読後感で大満足の読書になった。

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    2024年02月29日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    これからの未来と終わりゆく人生。温かいけれど、切なかった。
    人と人の繋がり、これからの指標となるきっかけが、短編で紡いでいく。

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    2023年12月27日
  • 活版印刷三日月堂 星たちの栞

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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    久々にこのシリーズを読み直そうと思い手にしました。私の大好きな作品です。全シリーズ購入して持っているので、好きなタイミングで読めるのがいいですね。ゆっくり、全巻読んでいきます。

    祖父が経営していた印刷所を、孫娘の弓子が継いで再開するお話なんですが、活版印刷と弓子の想いを通じて、皆が前に進んでいきます。

    弓子は活版印刷を再開したばかりで、新しいことに挑戦していきますが、「慣れたことだけをしていてはダメ」という言葉に共感します。今までに経験していない新しいことにいつまでも手を出していきたいと思わせてくれます。それこそ、活版印刷をやってみたいという気持ちは、以前この作品を読んだ時から持っています。来年はやってみようと思います。

    以前読んだ時は、感想を書いていなかったためか、記憶にない部分が多くて、初めて読んだような感じでした。序盤からジワっと涙が溢れてきて、とても心が動かされました。

    とても温かさを感じる作品で、多くの悲しみや迷いの感情の中で、ジワリと幸せを感じることができる作品です。この作品を読むと、静寂に包まれる感じになるとともに、前へ進んでいく気持ちになります。


    /_/ あらすじ _/_/_/_/_/_/

    連作短編集です。
    各話で主人公となる人物と、弓子と活版印刷を通じて、皆が前に進んでいくお話です。

    ■世界は森 ハル
    ハルの息子の森太郎が北海道大学の入学に合わせて、巣立っていきます。
    弓子は活版印刷でレターセットをつくります。

    ■八月のコースター 岡野
    喫茶店を経営する岡野、元経営者の叔父さんと自分を比べて苦悩する日々を送っています。
    弓子は活版印刷でショップカードとコースターをつくります。

    ■星たちの栞 遠田
    宮沢賢治の作品に関わる思い出を持つ遠田先生と、生徒二人が、活版印刷のワークショップに関わっていく。
    弓子は活版印刷のワークショップを開き、栞をつくります。

    ■ひとつだけの方じゃ 雪乃
    結婚を控えた雪乃が祖母が持ってい活字を使って招待状を作りたいと考える。
    弓子は活版印刷で結婚式の招待状をつくります。


    /_/ 主な登場人物 _/_/_/_/_/_/

    ■三日月堂
    月野弓子 28歳、不器用、気まじめ、職人気質

    ■ランニング仲間
    市倉ハル 川越運送店
    市倉森太郎 しんたろう、ハル息子、北海道大学、大学生
    大西 観光案内所のバイト、文具フェチ、20代、大学院生
    柚原 30代後半、背が高い
    葛城 ガラス店兼工房経営、男性

    ■桐一葉
    岡野

    ■私立鈴懸学園(高校) すずかげ
    遠田真帆 おんだ、先生
    村崎小枝 文芸部部長、高校2年生
    山口侑加 〃

    ■結婚を控えた2人と友人
    雪乃 大西の一年先輩、司書
    宮田友明 結婚相手
    金子 デザイナー


    /_/ 機械 _/_/_/_/_/_/

    ■手キン
    手刷の機械

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    2023年12月10日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    今回の4篇も人と人との繋がりや温かみを感じる内容だった。
    読後がすっきりし、優しい気持ちになれるのが、このシリーズの好きなところ。
    悠生さんと弓子さんの今後にも期待しつつ次回も楽しみ

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    2023年11月27日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    ネタバレ

    カナコさんの歌集を作るところでは涙を禁じ得なかった。楓の将来観に尊敬した。万葉集の庭は無くならないで欲しい。それはそうと深沢ゼミ受けてみたい人生だった。三日月堂に幸あれ。

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    2023年09月27日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    シリーズ6作目。ほんっと登場人物全員好き。活版印刷を通じて繋がった人々のその後が描かれててとてもとても良い。全話の中で1番「庭のアルバム」が好きやったから今作の「庭の昼食」が嬉しかった。私も三日月堂がある川越に住みたい。

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    2023年08月06日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    やっぱり好きだぁ。このお話。
    本当に素敵。
    静かに、でも凛と、少しずつだけど前に前に足を踏み出している。
    穏やかで静かなのにものすごく力強さを感じる。
    生きる力を感じる!

    1番好きなのは「あわゆきのあと」
    泣いたぁ〜泣いたわぁ。

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    2023年05月15日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    静謐という言葉が似合う作品。硬質な活字から生み出される、温かくて深みのある活版印刷の文字そのもののような。
    辛いこと哀しいことを、忘れてしまわなくても、少しずつ前へ進んでいけるのかもしれないと、そう思うことができた。

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    2023年04月01日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    めっちゃほっこりした。
    一文字一文字印刷する昔の技術って凄いなと感じた。
    手間がかかるけれど、心がこもってて素敵だなー。

    印刷した黒色と、刷った黒色では同じ黒でも色味が違う。と知って、見比べてみたいなと思った。

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    2022年10月21日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂の「未来」が描かれた番外編第二弾
    「小さな折り紙」に、切なくて涙してしまった。
    シリーズ通して、本当に優しく温かい物語。現実は、こんなに優しい人ばかりじゃなく、活版印刷で生計を立てるなんて、大変なことだろうけど、やっぱり物語の中では、ほっこり温かい気持ちになりたい。
    川越の街にも行ってみたくなった。行けば、そこに弓子さんたちがいるような気がしてしまう。

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    2022年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    活版印刷三日月堂の「過去」が詰まった番外編。
    活版印刷で刷られた扉ページがとても良い。味わいがあります。ずっと見ていられるし、指でなぞってみた。やっぱり、いいねー、活版印刷。

    本編とはまた違ったそれぞれの視点で描かれていて、7章すべてが、ほっこりしたり、しんみりしたり。どの話も温かくて、とても良かった。
    本編をもう一度読み返してみたくなった。

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    2022年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    ネタバレ

    シリーズ完結編とても良かったです!
    これまで登場した方達も沢山出てきてその後をしれたのがとても嬉しかったです。
    活版印刷を通じて人と人が結びつき、ゆっくりと優しく繋がり続けている。そんな優しい物語でした。

    表題作の『雲の日記帳』とそれに続く『三日月堂の夢』がとても大好きです。完全に綺麗なだけではなくて、人間の弱い部分も含めて綺麗なお話です。
    ハッピーエンドではありますが、ハッピーなだけではなくて悲しいこと切ないこともありましたが、爽やかなラストです。

    人が亡くなっても文字で思ったことや言葉が残って、他の人に広がっていく…本当に素敵です。
    天涯孤独だった弓子さんの周りが温かくて優しい人達で溢れて、独りじゃなくなったのが本当に嬉しいです。

    シリーズを通して弓子さん達の言葉で心が軽くなって、優しくて幸せな気持ちになれました。
    番外編も読みます。

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    2022年07月23日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    ネタバレ

    めっちゃ良かっです。一つ一つの台詞が温かくて優しい気持ちになれる短編集でした。弓子さん自身の人生のお話が多かった気がします。今後のことで大きく色々と動き出しそうな巻でした。

    途中、弓子さんの孤独に触れて私まで寂しくなりましたが、弓子さんの周りに今はたくさんの人がいて良かったと思います。なんだかシリーズ当初より弓子さんが明るくなったような印象を受けました。

    今作は故人の想いが沢山出てきて、故人の想いを知ることが出来る文字っていいなぁと素直に感じました。思ったこと。考えたこと。悩んだこと。辛いこと。葛藤したこと。残された人達が知り、その想いを活版印刷を通して形にしていく。その想いをまた別の人が見て、繋げていく。とても素敵な事だと思います。

    私は東北に行ったことがないのですが、盛岡の街並みの描写が本当に素敵で行ってみたくなりました!知り合いにいるので今度連れて行ってもらおうかな。笑

    今作は大好きです。次の巻も楽しみ。

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    2022年07月15日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    シリーズ第4弾。完結編というけれど、まだまだ未来に続いていきそうなかんじ。
    人と人とがどんどんつながっていくのも素敵だし、弓子さんだからこそ、こんなに温かい人々が集まってくるのだろう。
    最後は少し駆け足で進んでしまうかんじもあったが、やはりシリーズを通して、温かい空気感はそのまま。
    「街の木の地図」と「雲日記」は実物が欲しい!
    活版印刷って、こんなにも人を惹きつける力があるんですね。
    私もワークショップに参加してみたいなぁ。

    それにしても、あと2冊番外編があるようですが、これで完結はさみしいなぁ。まだまだ三日月堂を見ていたい気分です。

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    2022年02月20日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    シリーズ3作目。今回もどの話も、とても良かった。

    特に「カナコの歌」は、泣ける。弓子さんの亡くなった母の友人たちの話。
    どっちの立場もわかる気がして、せつない。

    「庭のアルバム」は、楓さんが作った萩のカードの実物が見てみたい。
    活版印刷で、カラー刷りができるなんて、知らなかった。きっとすごくきれいなんだろうなぁ。

    「川の合流する場所で」は、弓子さんの今後に影響を及ぼす出会い⁈あり。このあとどんな展開になっていくのか、気になります。

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    2022年02月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    番外編の一作目が過去の話で、この巻は、未来の話。
    三日月堂に関わった人達と弓子さんが、川越の街で日々を紡ぐ様子が過去から未来を通して描かれ、まさに「生きているものはみなあとを残す。」
    形にはならなくても、思いは誰かの中に残る。
    よく耳にする言葉だが、それを丁寧に表現してくれたシリーズだと思う。
    シリーズは完結してしまったけれど、他のシリーズに時々名前が出てくるので、寂しくない。
    三日月堂は生きている。

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    2022年01月30日
  • 余命-24h

    pi

    ネタバレ 購入済み

    後悔の形

    砂状病___それは正体不明の病。わかっていることは発病した際に身体中から砂がこぼれること。そしてすでに死んでしまっていること。

    砂状病には都市伝説がありました。死んでから24時間は好きな場所に移動できると。
    死者となってしまった砂状病患者の心残りとは?
    死後-24時間の出来事が綴られています。
    とても感動する作品です。

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    2022年01月17日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    活版印刷三日月堂番外編。
    本編では描かれなかった、そこに登場していた人達の過去の物語。
    全てが本編へとつながるので、本編を読み直したくなった。
    弓子の祖父が活版印刷に込めた思いが知れて、このシリーズに深みが増したように思う。
    活版印刷で刷られた扉ページが素敵。
    あぁ、昔の本はこうだったなぁと、しみじみ。
    次巻はいよいよ最終巻。

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    2022年01月14日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズ2作目。
    どの話もとても良い。みんな優しくて素敵な人たち。
    読後も温かい気持ちになる。

    「書いた人も、組んだ人ももうここにいないのに、版が残っている。これを刷れば、言葉が浮かび上がってくる」
    それが活版印刷の素敵なところなのだろう。

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    2021年12月22日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    前の巻までが前振りで積み重なって、良い方向に進んでいる感じ。
    活版印刷が若い人に流行っている点が違和感あるけど。
    くぐもった声は藤田朋子さんみたいな声と予想。
    恋愛要素は少ないのも良い。

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    2021年09月11日