中村至宏のレビュー一覧

  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    めっちゃほっこりした。
    一文字一文字印刷する昔の技術って凄いなと感じた。
    手間がかかるけれど、心がこもってて素敵だなー。

    印刷した黒色と、刷った黒色では同じ黒でも色味が違う。と知って、見比べてみたいなと思った。

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    2022年10月21日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    三日月堂の「未来」が描かれた番外編第二弾
    「小さな折り紙」に、切なくて涙してしまった。
    シリーズ通して、本当に優しく温かい物語。現実は、こんなに優しい人ばかりじゃなく、活版印刷で生計を立てるなんて、大変なことだろうけど、やっぱり物語の中では、ほっこり温かい気持ちになりたい。
    川越の街にも行ってみたくなった。行けば、そこに弓子さんたちがいるような気がしてしまう。

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    2022年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    活版印刷三日月堂の「過去」が詰まった番外編。
    活版印刷で刷られた扉ページがとても良い。味わいがあります。ずっと見ていられるし、指でなぞってみた。やっぱり、いいねー、活版印刷。

    本編とはまた違ったそれぞれの視点で描かれていて、7章すべてが、ほっこりしたり、しんみりしたり。どの話も温かくて、とても良かった。
    本編をもう一度読み返してみたくなった。

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    2022年10月01日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    ネタバレ

    シリーズ完結編とても良かったです!
    これまで登場した方達も沢山出てきてその後をしれたのがとても嬉しかったです。
    活版印刷を通じて人と人が結びつき、ゆっくりと優しく繋がり続けている。そんな優しい物語でした。

    表題作の『雲の日記帳』とそれに続く『三日月堂の夢』がとても大好きです。完全に綺麗なだけではなくて、人間の弱い部分も含めて綺麗なお話です。
    ハッピーエンドではありますが、ハッピーなだけではなくて悲しいこと切ないこともありましたが、爽やかなラストです。

    人が亡くなっても文字で思ったことや言葉が残って、他の人に広がっていく…本当に素敵です。
    天涯孤独だった弓子さんの周りが温かくて優しい人達で溢

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    2022年07月23日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    ネタバレ

    めっちゃ良かっです。一つ一つの台詞が温かくて優しい気持ちになれる短編集でした。弓子さん自身の人生のお話が多かった気がします。今後のことで大きく色々と動き出しそうな巻でした。

    途中、弓子さんの孤独に触れて私まで寂しくなりましたが、弓子さんの周りに今はたくさんの人がいて良かったと思います。なんだかシリーズ当初より弓子さんが明るくなったような印象を受けました。

    今作は故人の想いが沢山出てきて、故人の想いを知ることが出来る文字っていいなぁと素直に感じました。思ったこと。考えたこと。悩んだこと。辛いこと。葛藤したこと。残された人達が知り、その想いを活版印刷を通して形にしていく。その想いをまた別の人が

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    2022年07月15日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    シリーズ第4弾。完結編というけれど、まだまだ未来に続いていきそうなかんじ。
    人と人とがどんどんつながっていくのも素敵だし、弓子さんだからこそ、こんなに温かい人々が集まってくるのだろう。
    最後は少し駆け足で進んでしまうかんじもあったが、やはりシリーズを通して、温かい空気感はそのまま。
    「街の木の地図」と「雲日記」は実物が欲しい!
    活版印刷って、こんなにも人を惹きつける力があるんですね。
    私もワークショップに参加してみたいなぁ。

    それにしても、あと2冊番外編があるようですが、これで完結はさみしいなぁ。まだまだ三日月堂を見ていたい気分です。

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    2022年02月20日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    シリーズ3作目。今回もどの話も、とても良かった。

    特に「カナコの歌」は、泣ける。弓子さんの亡くなった母の友人たちの話。
    どっちの立場もわかる気がして、せつない。

    「庭のアルバム」は、楓さんが作った萩のカードの実物が見てみたい。
    活版印刷で、カラー刷りができるなんて、知らなかった。きっとすごくきれいなんだろうなぁ。

    「川の合流する場所で」は、弓子さんの今後に影響を及ぼす出会い⁈あり。このあとどんな展開になっていくのか、気になります。

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    2022年02月20日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    番外編の一作目が過去の話で、この巻は、未来の話。
    三日月堂に関わった人達と弓子さんが、川越の街で日々を紡ぐ様子が過去から未来を通して描かれ、まさに「生きているものはみなあとを残す。」
    形にはならなくても、思いは誰かの中に残る。
    よく耳にする言葉だが、それを丁寧に表現してくれたシリーズだと思う。
    シリーズは完結してしまったけれど、他のシリーズに時々名前が出てくるので、寂しくない。
    三日月堂は生きている。

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    2022年01月30日
  • 余命-24h

    pi

    ネタバレ 購入済み

    後悔の形

    砂状病___それは正体不明の病。わかっていることは発病した際に身体中から砂がこぼれること。そしてすでに死んでしまっていること。

    砂状病には都市伝説がありました。死んでから24時間は好きな場所に移動できると。
    死者となってしまった砂状病患者の心残りとは?
    死後-24時間の出来事が綴られています。
    とても感動する作品です。

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    2022年01月17日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    活版印刷三日月堂番外編。
    本編では描かれなかった、そこに登場していた人達の過去の物語。
    全てが本編へとつながるので、本編を読み直したくなった。
    弓子の祖父が活版印刷に込めた思いが知れて、このシリーズに深みが増したように思う。
    活版印刷で刷られた扉ページが素敵。
    あぁ、昔の本はこうだったなぁと、しみじみ。
    次巻はいよいよ最終巻。

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    2022年01月14日
  • 活版印刷三日月堂 海からの手紙

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    シリーズ2作目。
    どの話もとても良い。みんな優しくて素敵な人たち。
    読後も温かい気持ちになる。

    「書いた人も、組んだ人ももうここにいないのに、版が残っている。これを刷れば、言葉が浮かび上がってくる」
    それが活版印刷の素敵なところなのだろう。

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    2021年12月22日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    前の巻までが前振りで積み重なって、良い方向に進んでいる感じ。
    活版印刷が若い人に流行っている点が違和感あるけど。
    くぐもった声は藤田朋子さんみたいな声と予想。
    恋愛要素は少ないのも良い。

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    2021年09月11日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    めちゃくちゃ面白い…。この本は、手元に置いておきたい。
    ほんで、繰り返し何度でも読みたい。

    シリーズ一冊目を読んだのが年単位で昔なので、一度読み直したいな。
    関係性をはっきりと思い出せなくても、作中の説明でなんとなく思い出せるけど、ちゃんと読みたい。

    連作短編というにはちょっと足りないぐらいの、人と人、その思いと視線がきれいに織りなすお話やと思う。

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    2021年08月13日
  • 団地のコトリ

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    主人公は中学3年生の女の子。

    話の進む中で、主人公の正直な気持ちが差し込まれているところが良いなと思いました。
    バレー部で一番背が低い美月が背の高い後輩に対する嫉妬心、仲間外れにされた親友の気持ちが分かるのに声をかけられない迷いなどです。
    実際に自分がとる行動や発する言葉と、内心の正直な気持ちは同じじゃないことが多いと思います。何かを肯定する気持ち、否定する気持ち、そういう風に考えてしまった自分に対する気持ちなどが、グルグル渦巻いた結果、ある行動が生まれるものです。それはいつも正解とは限りません。
    主人公が悩みながら、いろんな気持ちが混ざりながら生きているのが読んでいて分かるところを、中学生

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    2021年06月04日
  • 活版印刷三日月堂 空色の冊子

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    4冊で完結していたんじゃなかったのって思って読んだら番外編だった。時間を遡っての話。本編ではすでに亡くなっていた弓子の家族の話などの短編集。全部ではないけれど、親子がテーマの話が多い印象がある。ちょっと物悲しいけど、どれも暖かい話だった。

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    2021年02月09日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    弓子さんの物語から少し先。三日月堂の周りの人たちの物語。どれも温かくてほっこりする。弓子さんがお母さんになって、幼稚園でワークショップをするシーンは楽しそうだった。

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    2021年02月08日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    シリーズ4作目。「シリーズ完結編」と書いてあるけれど、調べるとその後も6巻まで出ている模様。5は番外編で過去の話、6は少し未来の話だとか。
    4では三日月堂が少し成長して大きくなっていく経過が書かれている。最初は弓子さん一人でやっていたのが、いつの間にか悠生や楓がいなくてはならない存在になっていて、更に協力者も増えて賑やかになっていく。
    今回も日頃抱えている生きることや仕事に対する迷いや躊躇いを言葉にしてくれて、さらに思い切って踏み出してと後押ししてくれるような言葉がたくさんあった。あたたかくて安心できるシリーズ。
    ほしおさなえさんの著作はこのシリーズしか読んだことが無いので、他のものも是非読ん

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    2020年11月09日
  • 活版印刷三日月堂 庭のアルバム

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    昔、ウチの会社が印刷会社だった頃に、新人研修で現場の見学をしたことを思い出した。
    刷版、輪転機、枚葉機、断裁機、機械が動く大きな音、それに負けないような大きな声、インクの匂い…。
    全ては無くなってしまったけれど、あの頃のわくわくした想いが蘇った。
    デジタル化される少し前のことだ。
    とはいえ、その頃既に活字ではなく印字になっていたのだが、今よりは手作り感が強く、出来上がったカタログには今とは違う重みがあったように思う。
    活字で本を作る。
    なんて素敵で、なんて無謀なんだろう。
    人と人のつながりの輪がどんどん大きくなっていく三日月堂の仕事。
    続きがとても楽しみだ。

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    2020年11月05日
  • 活版印刷三日月堂 小さな折り紙

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    大好きなシリーズの番外編。
    このシリーズのどこかに出ていた人たちに再び会えて、懐かしいし、嬉しいし、物語の中なのに、実際にいる人のようで、それだけこのシリーズに思い入れがあるんだなと感じました。
    相変わらず温かいお話ばかりで、ホロッとしながら読みました。

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    2020年11月04日
  • 活版印刷三日月堂 雲の日記帳

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    ネタバレ

    水上さんが完成まで生きていられるかハラハラしながら最後のあたりは駆け足で読んでしまいました。
    弓子さんは悠生さんと想いが同じでほんとによかった。
    周りのみんなもいい人ばかりで心があたたまりました。
    番外編がまだ残っているので、読むのが楽しみです。

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    2020年10月19日