【感想・ネタバレ】余命-24hのレビュー

あらすじ

『砂状病』、あるいは『失踪病』。発症すると体が崩れて砂となり、消え去ってしまうこの奇妙な病気には、とある都市伝説があった。それは、『体が崩れてから24時間の間、生前と変わらない姿で好きな場所に行き、好きな人に会える』というもの。喧嘩別れした幼馴染に、ずっと一緒に生きていたかった愛する人に、充実した日々を共に過ごした親友に、未来ある見知らぬ誰かに、いつだって見守ってくれていた家族に……残された最後の24時間で、もう一度出会い命を燃やした人々の、切なく優しい物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

砂になって消えてしまう病に罹患してしまった人たちが紡ぐ最後の二十四時間の物語でした。短編形式で様々な人の終わりを書いているので、一冊の中で一粒も二粒も楽しめる仕掛けになっていました。友達と喧嘩したままで終わりたくないとか、人生に区切りをつけたいとか、夫が一人でも生きていけるようにしたいとか、家族の元に還りたいとか、あるゆる後悔とか未練を払拭しようと奮闘する老若男女の姿に胸が熱くなりました。最後に収録されている短編『僕と俺〜海へ還る日〜』は、一際感動しました。とても素晴らしいお話でした。

0
2024年11月23日

pi

ネタバレ 購入済み

後悔の形

砂状病___それは正体不明の病。わかっていることは発病した際に身体中から砂がこぼれること。そしてすでに死んでしまっていること。

砂状病には都市伝説がありました。死んでから24時間は好きな場所に移動できると。
死者となってしまった砂状病患者の心残りとは?
死後-24時間の出来事が綴られています。
ても感動する作品です。

0
2022年01月17日

匿名

無料版購入済み

オムニバス形式として、この世から離れるまで大事な人とどう向き合うかをテーマに、きれいに書いていると思いました。

0
2022年10月07日

「小説」ランキング