はいむらきよたかのレビュー一覧
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自分だけの現実を他人にゆだねるようなことを御坂さんは嫌っているんですよね。なぜなら御坂はレベル1から5まで自分の手で能力開発をしてここまで来れたから。
自分の力で学園都市最強の地位を得た。自信を持っている。でも、実際御坂のようにがんばれば誰でもなれるかといわれるとそうじゃない。能力開発には才能が大きく左右する。望んでも望んでも手に入れられないものがある。
非力であることを悔む人たちが世の中にはたくさんいると御坂に教えてくれたのが木山先生の存在だった。
木山先生がただの「非力であることを悔やむ人達」と違うところは、現実を他人に委ねようとせず、学園を敵に回しても立ち向かっていく全力さだ。無謀だと -
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大いなる敵、リヒャルト・トラクルの正体とは――!? 緊迫の最新刊!!
大量虐殺による戦犯法廷――そこに召喚されたのは「七名の証人」だった。彼らを守るために動き出すMSS。証人たちが次々と殺されていく中、MSSとMPB、六人の特甲児童の運命が今、交差する!!
今回鳳達は、戦犯法廷に召喚された証人を護衛する任務にあたります。
そしてその証人達と触れ合い、本当に心から、彼らを尊敬し、守りたいと思う。
しかし降り注ぐ豪雨の中、最強の敵が現れ…。
次々と殺されていく証人達、積み重なる絶望。"レベル3"。
そして、第2のリヒャルト・トラクル…。
大いなる敵へと立ち向かう少女たち -
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幻想御手編、完結。
確固たる目的と、それに起因する木山の執念。
「この街の全てを敵に回しても止まる訳には行かないんだ!!!」
暴走するAIM力場の集合体『AIMバースト』を正面から圧倒的な力で叩き潰す美琴に惚れ直す!
そんな美琴の勝利も、初春の頑張りがあったから。
初春地味ながら大活躍です。
美琴「どうすんの?」
木山「もう一度最初からやり直すさ。理論を組み立てることは何処でも出来るからな。刑務所の中だろうと世界の果てだろうと、私の頭脳は常にここにあるのだから。」
アンチスキルに囲まれながらも、木山の顔はどこか晴れやかで…。
いつか絶対に目的を遂げて欲しいですね。
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ネタバレ大森藤ノ著『ソード・オラトリア2』は、ただの外伝ではなく、「英雄とは何か」という問いに静かに、しかし確実に切り込んでいく一冊である。アイズ・ヴァレンシュタインという少女の強さは、剣の冴えにではなく、心の奥底に潜む焦燥と渇望にこそ宿っている。その内面を掘り下げる本巻は、彼女の「沈黙の情熱」を見事に描き出している。
本編では端正で冷静な印象を与えていたアイズが、ここでは迷い、傷つき、それでもなお前を向く。その姿は、強者であることの孤独や、力を求める者の宿命を象徴しているようだ。神々や仲間たちと交わすささやかな会話のひとつひとつが、彼女の人間性を織り上げていく。特に、彼女が戦場で見せる無言の決意に -
ネタバレ 購入済み
ダンジョンに出会いを求めるのは
ダンまちの外伝シリーズでヒロイン視点で物語を作る話は見ていて面白かったと思うキャラの掘り下げもされてたのもよかった