ねこ助のレビュー一覧

  • 魚服記(乙女の本棚)

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    不思議な話。

    解説を読んだりもしたが、解釈が難しい。
    不自由な暮らしから逃れたかったのか。
    大蛇になりたかったのなら強くなりたかったのかな。

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    2026年09月14日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    初めての乙女シリーズ
    表紙やイラストの美しさに思わず手に取った。
    読めない漢字もたくさん出てくるが
    耽美な雰囲気はさすが谷崎潤一郎。。
    お話としてはもっと人魚や南蛮人、
    この先を知りたかった。
    ビアズリーのサロメの挿絵も調べて
    なるほど通ずるものがあると思った。

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    2026年06月29日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。

    ↑よすぎ!
    初めてちゃんの読んだのでこんなに欲望の話だったんだ〜となりました。

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    2026年04月28日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    人里離れた山間の炭焼き小屋で父親と共に暮らすスワの閉鎖的な暮らしか語られる。
    最初読んだ時頭の中が?でいっぱい…意味不明すぎる!?
    考察サイトを読んで何となく起こった内容が理解できたかな。津軽の伝承と太宰の当時の状況とかが関係しているらしいから、暗い感じなのも納得。

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    2026年02月15日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    感想としては…難しい。展開に理解が追いつかないというか何というか。考察サイトを読み再読したけれど、何ともいえない気持ちになる作品でした。
    どう解釈しても閉塞感があり、主人公の少女スワの人生って何だったのだろう、と考えてしまいました。大蛇になったと喜んだけど、実は鮒だったスワ。あのまま生きていているより、この結末の方が本人の望む生き方だったんでしょうか。

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    2026年02月14日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    夏川草介さんが「あの本、読みました?」で暗唱するほど好きな作品ということで手に取った。
    自尊心と出世をテーマにした、なんとも切ない物語だと思った。

    『己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信じるが故に、碌々として瓦に伍することもできなかった。』
    (瓦に伍する・・・平凡な人と肩を並べる、の意)

    この文章がグサリときた。
    大抵の人が、特別な才能なんか持っていない。
    でも、人と交わって、自分を磨こうとする姿勢が大事なんだと感じ、内向性が高まる自分への警鐘のような気がした。

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    2026年02月13日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    生まれながらに巨万の富、才知、美貌を持ち、それ故に満たされない心を持った貴公子のお話。
    タイトルの人魚は後半にやっと登場します。人魚の描写が印象的で、人のようで違う、迫力のある美しさである事が伝わってきました。難しい言葉遣いの作品でしたが、どういったラストになるのか気になって、一気に読んでしまいました。貴公子の心の渇きは癒えたのか…気になります。

    儚げなイラストとピッタリ合っている、素敵な一冊でした。

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    2025年11月20日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    乙女の本棚シリーズ。
    初めての作者さんだと思ったら、ごんぎつねの作者さんとの事。赤とんぼとお嬢ちゃんの一夏の物語。
    ねこ助さんのイラストがかわいらしいです。
    お嬢ちゃんの身には、何が起きてしまったのでしょうか。多分、良い事があって東京に戻る訳では無さそうです。二度と赤とんぼは、お嬢ちゃんに会う事は無いでしょう。優しいお話のようで、少し物悲しい作者だと思いました。

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    2025年10月20日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    2025/08/24 『刺青』(谷崎潤一郎 夜汽車)を読んで、乙女の本棚シリーズ読破しようと思い立った『山月記』(ねこ助、中島敦)。

    現実に憂いを感じて不幸せだと感じているなら、自分を消して虎になるのも良いのでは?とも思ったかな。

    モヤモヤ抱えたままダラダラ生きるよりは。

    とりあえず……

    ないものねだりで生きるのはもったいない。

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    2025年09月14日
  • ビルディング(乙女の本棚)作品集(乙女の本棚)

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    「乙女の本棚作品集」としての三冊目。
    『赤とんぼ』『山月記』『魚服記』『鼠』『ルルとミミ』の五篇に加えて、書き下ろしイラストの『ビルディング』(夢野久作)も収録されている。

    ねこ助さんの幻想的な淡いタッチの絵は、読者を物語世界によりいっそい深く深く誘っていくようでとても好き。
    児童向けや童話風のお話とぴったりなのだけど、私は山月記がとりわけ好き。見開きで描かれる、あの威風堂々としながらも繊細そうな虎は忘れられない。

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    2025年09月08日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    湖の水が黒く濁ってくると、この村に何かしら悲しいことが起こると言われている…
    夢野久作の怪奇幻想な作品を想像して読んだが、美しい情景が浮かんでくるような、幻想的な童話のような物語。
    イラストが物語更に美しく引き立たせており、美しさと悲しさの余韻を残すラストも良かった!

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    2025年08月25日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    短いが難しい。
    調べてみると津軽地方の伝説をもじって作ったものらしい。

    男子学生が滝壺に落ちた意味はあるのかが疑問。
    「そんなことで自殺するん?」って思っていたが、実は近親相姦にあっていた説があるとか。
    どちらにせよ不思議な物語。
    最後は大蛇でなく鮒になったという皮肉。

    スワの飛び込み自殺=太宰の自殺(しかも入水)との関係性は絶対にあるに違いない、、。

    と思いながらも、今回は高校生以来の再読ですが、なかなか読みとることが難しかったです。

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    2025年08月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎氏の描写はこれでもかっというぐらいたくさんの日本語で溢れている。全然意味が分からない言葉も妖艶に見えてくるし、長い文章でも続きが気になる。が今回は終わりがあっという言葉が出てくるぐらい幕が閉じた感覚になった。

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    2025年08月16日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    この話は読んだことがなかったな。
    なるほどこんなふうに絵にするのか。内容は子ども向けの童話だが、確かにこれは乙女の本棚向きになっているな。
    これはイラストレーターのアイデアなのか、編集者のアイデアなのか。

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    2025年07月23日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    これは乙女の本棚としてはけっこうな問題作ではないのかな。
    ある場面をどう読むかということなんだけど、ネットでの考察を読んでも、そう読む人が多いようだから、やっぱりそういうことなんだろうな。
    なんでこういう作品を書いたのか、太宰に聞いてみたい。

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    2025年07月23日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    うん、これは乙女の本棚向きの小説だな。
    イラストも内容に合っている。貴公子がちょっと若すぎる感じはするが。
    人魚の下半身がいやに長いなと思っていたら、ああ、そういうことだったのね。納得。
    谷崎版人魚姫はこうなるのね。

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    2025年07月21日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    仲良しの友人達との秘密の共有…と思いきや。挿絵の雰囲気も相まって、漂う仄暗さ。

    作家さんも作品も、今回初めて知りました。乙女の本棚シリーズに無ければ、きっと読むことは無かったと思います。どこか暗い雰囲気があり、でも何とも言えない味わいのある作品でした。

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    2025年07月16日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    彼等は鼠のように遊んだ。

    乙女の本棚シリーズ。彼等(小学生?)は空家の物置き小屋に畳を敷き秘密基地のようにして遊んでいた。そこに一人の少年が女性の石膏像を持ち込み…
    子供の頃のちょっとした背徳感みたいな部分が、ねこ助さんのゴシック風イラストとマッチしていて良い作品!

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    2025年07月12日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    無尽蔵な財産、世にも珍しい美貌と才智とを持ち合わせていた孟世燾。美への執着が凄まじい。酒池肉林の宴に飽き足らず、人魚に恋する。傲慢だった孟世燾が人魚の前では赤子のようだ。西洋文化に圧倒されるのが滑稽だ。ねこ助のイラストがベストマッチ。

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    2025年06月22日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    二度の自殺未遂の後、24歳で書かれた『魚服記』。太宰治の作品です。ねこ助さんのイラストが、物語の雰囲気をうまく伝えてくれているように思いました。

    東北の人里離れた村で父親と暮らすスワ。日中過ごす滝のそばで、ある青年の不慮の死を目撃します。その後もこの場所で父親の帰りを待つ毎日。そして成長し···。という感じでした。

    物語は、全体的に重苦しさを感じました。スワが父親に放った言葉が、この物語ではとても印象的でした。

    最後に、生まれ変わって自由と解放を手に入れたスワが、滝壺に吸い込まれていったことで、なんともいえない気持ちになりました。

    ねこ助さんのイラストのスワの眼に、思いが込められている

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    2025年06月02日