ねこ助のレビュー一覧

  • 誰にも言えない

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    ネタバレ

    とても面白かったです。結局葵は化け物じゃなかったのか?と思わせてガブリといく返しに快感を覚えるほど。それを愛しげにと表現されるのも、悪意の中にある作者の品のようなものを感じれて、やっぱり丸木先生の作品好きだなあと改めて思いました。
    文章力もさることながら頭から先まで計算された骨太のエンタメ。上質な悪意。こちらこそご馳走さまでした。

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    2018年12月19日
  • 火星の運河(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    またも江戸川乱歩。作品は「火星の運河」。これは乙女の本棚向きかも。乙女っぽい絵にしても、それほど違和感を感じない話だから。
    最後のページの絵を表紙にするのはどうなんだろう。ミスリードを誘っているのかな。

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    2026年10月24日
  • 火星の運河(乙女の本棚)

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    ネタバレ



    私は薄暗闇の中を歩く。

    森の果てと思い込んでいた所は森の真ん中だった。

    沼。

    裸の自分を見て、男ではなくて、男であったことも忘れて微笑んだ。→どういうこと?
    美しい。私の恋人と瓜二つ。

    私は沼に足を踏み入れた。

    青大将が真っ二つにちぎれてのあうち廻る。

    私は踊り疲れると、黒い水中に飛び込んで、水銀のように重い水を飲んだ。

    紅の一いろだ。

    絵の具を探す。

    心臓。

    私は爪を以て全身を切り裂く。
    それが沼の水面に映っている。私の身体は火星の運河だ。

    「あなた。何をうなされているの」

    夢。

    →夢落ちってこと?
    幻想的なのを狙っているのだろうが、意味不明過ぎる。

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    2026年10月19日
  • 火星の運河(乙女の本棚)

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    〈乙女の本棚シリーズ〉
    江戸川乱歩+ねこ助

    森の中を彷徨う私は、行方を定めずにただ歩き続ける。
    薄暗の世界は、不気味で魑魅魍魎に満ちているかのごとくに思われた。
    巨大なる死の薄暗を、豆つぶの様な私がいつまで歩き続けるのは、奇妙にも思えた。
    私の肉体が、やがて恋人の身体に移したあと…
    沼にいるのである。
    色がない世界に自ら紅の色をつけ、火星の運河に。

    魔訶不思議であり、現象ではない世界に入り込んだようだ。


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    2026年10月09日
  • 火星の運河(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    乙女の本棚よん❤

    感想を言います

    「何がやねん!」

    あらすじを言います

    全裸の美青年が深い森の中を彷徨い歩くうちに暗い沼を見つけます
    そしたらなぜか美人さんの姿になって、血をドバーっと流して「火星の運河やー」なって、( ゚д゚)ハッ!夢でしたー

    というお話

    「何がやねん!」

    あるよね
    なんかこう深い森の中を彷徨ってる夢を見ちゃうとき
    きっともう人生に行き詰まってるときですよ

    乱歩ちゃんもきっと行き詰まってたんですよ
    ひまめろ式夢占いによるともう確定です

    しかも沼見つけてますからね
    行き詰まってずぶずぶです

    さらに女性に変身
    もう自分以外の何者かになりたい!ってことですよ

    その上自傷行為です
    血まみれです
    ここまで来ると乱歩ちゃんかわいそうが先にくる
    よっぽど編集者さんに詰められてたのかな
    乱歩ちゃんと言えば遅筆で有名ですからね
    「お詫び」「お詫び」の作家人生ですからね

    そりゃまぁそんな夢も見ますよ

    つまり『火星の運河』です

    「何がやねん!」

    また、まとめAIを狂わしてしまいそうなので、蓋してみました

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    2026年09月21日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    不思議な話。

    解説を読んだりもしたが、解釈が難しい。
    不自由な暮らしから逃れたかったのか。
    大蛇になりたかったのなら強くなりたかったのかな。

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    2026年09月14日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    初めての乙女シリーズ
    表紙やイラストの美しさに思わず手に取った。
    読めない漢字もたくさん出てくるが
    耽美な雰囲気はさすが谷崎潤一郎。。
    お話としてはもっと人魚や南蛮人、
    この先を知りたかった。
    ビアズリーのサロメの挿絵も調べて
    なるほど通ずるものがあると思った。

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    2026年06月29日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。

    ↑よすぎ!
    初めてちゃんの読んだのでこんなに欲望の話だったんだ〜となりました。

    0
    2026年04月28日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    人里離れた山間の炭焼き小屋で父親と共に暮らすスワの閉鎖的な暮らしか語られる。
    最初読んだ時頭の中が?でいっぱい…意味不明すぎる!?
    考察サイトを読んで何となく起こった内容が理解できたかな。津軽の伝承と太宰の当時の状況とかが関係しているらしいから、暗い感じなのも納得。

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    2026年02月15日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    感想としては…難しい。展開に理解が追いつかないというか何というか。考察サイトを読み再読したけれど、何ともいえない気持ちになる作品でした。
    どう解釈しても閉塞感があり、主人公の少女スワの人生って何だったのだろう、と考えてしまいました。大蛇になったと喜んだけど、実は鮒だったスワ。あのまま生きていているより、この結末の方が本人の望む生き方だったんでしょうか。

    0
    2026年02月14日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    夏川草介さんが「あの本、読みました?」で暗唱するほど好きな作品ということで手に取った。
    自尊心と出世をテーマにした、なんとも切ない物語だと思った。

    『己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信じるが故に、碌々として瓦に伍することもできなかった。』
    (瓦に伍する・・・平凡な人と肩を並べる、の意)

    この文章がグサリときた。
    大抵の人が、特別な才能なんか持っていない。
    でも、人と交わって、自分を磨こうとする姿勢が大事なんだと感じ、内向性が高まる自分への警鐘のような気がした。

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    2026年02月13日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    生まれながらに巨万の富、才知、美貌を持ち、それ故に満たされない心を持った貴公子のお話。
    タイトルの人魚は後半にやっと登場します。人魚の描写が印象的で、人のようで違う、迫力のある美しさである事が伝わってきました。難しい言葉遣いの作品でしたが、どういったラストになるのか気になって、一気に読んでしまいました。貴公子の心の渇きは癒えたのか…気になります。

    儚げなイラストとピッタリ合っている、素敵な一冊でした。

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    2025年11月20日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    乙女の本棚シリーズ。
    初めての作者さんだと思ったら、ごんぎつねの作者さんとの事。赤とんぼとお嬢ちゃんの一夏の物語。
    ねこ助さんのイラストがかわいらしいです。
    お嬢ちゃんの身には、何が起きてしまったのでしょうか。多分、良い事があって東京に戻る訳では無さそうです。二度と赤とんぼは、お嬢ちゃんに会う事は無いでしょう。優しいお話のようで、少し物悲しい作者だと思いました。

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    2025年10月20日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    2025/08/24 『刺青』(谷崎潤一郎 夜汽車)を読んで、乙女の本棚シリーズ読破しようと思い立った『山月記』(ねこ助、中島敦)。

    現実に憂いを感じて不幸せだと感じているなら、自分を消して虎になるのも良いのでは?とも思ったかな。

    モヤモヤ抱えたままダラダラ生きるよりは。

    とりあえず……

    ないものねだりで生きるのはもったいない。

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    2025年09月14日
  • ビルディング(乙女の本棚)作品集(乙女の本棚)

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    「乙女の本棚作品集」としての三冊目。
    『赤とんぼ』『山月記』『魚服記』『鼠』『ルルとミミ』の五篇に加えて、書き下ろしイラストの『ビルディング』(夢野久作)も収録されている。

    ねこ助さんの幻想的な淡いタッチの絵は、読者を物語世界によりいっそい深く深く誘っていくようでとても好き。
    児童向けや童話風のお話とぴったりなのだけど、私は山月記がとりわけ好き。見開きで描かれる、あの威風堂々としながらも繊細そうな虎は忘れられない。

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    2025年09月08日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    湖の水が黒く濁ってくると、この村に何かしら悲しいことが起こると言われている…
    夢野久作の怪奇幻想な作品を想像して読んだが、美しい情景が浮かんでくるような、幻想的な童話のような物語。
    イラストが物語更に美しく引き立たせており、美しさと悲しさの余韻を残すラストも良かった!

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    2025年08月25日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    短いが難しい。
    調べてみると津軽地方の伝説をもじって作ったものらしい。

    男子学生が滝壺に落ちた意味はあるのかが疑問。
    「そんなことで自殺するん?」って思っていたが、実は近親相姦にあっていた説があるとか。
    どちらにせよ不思議な物語。
    最後は大蛇でなく鮒になったという皮肉。

    スワの飛び込み自殺=太宰の自殺(しかも入水)との関係性は絶対にあるに違いない、、。

    と思いながらも、今回は高校生以来の再読ですが、なかなか読みとることが難しかったです。

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    2025年08月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    谷崎潤一郎氏の描写はこれでもかっというぐらいたくさんの日本語で溢れている。全然意味が分からない言葉も妖艶に見えてくるし、長い文章でも続きが気になる。が今回は終わりがあっという言葉が出てくるぐらい幕が閉じた感覚になった。

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    2025年08月16日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    この話は読んだことがなかったな。
    なるほどこんなふうに絵にするのか。内容は子ども向けの童話だが、確かにこれは乙女の本棚向きになっているな。
    これはイラストレーターのアイデアなのか、編集者のアイデアなのか。

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    2025年07月23日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    これは乙女の本棚としてはけっこうな問題作ではないのかな。
    ある場面をどう読むかということなんだけど、ネットでの考察を読んでも、そう読む人が多いようだから、やっぱりそういうことなんだろうな。
    なんでこういう作品を書いたのか、太宰に聞いてみたい。

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    2025年07月23日