ねこ助のレビュー一覧

  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    この話は読んだことがなかったな。
    なるほどこんなふうに絵にするのか。内容は子ども向けの童話だが、確かにこれは乙女の本棚向きになっているな。
    これはイラストレーターのアイデアなのか、編集者のアイデアなのか。

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    2025年07月23日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    これは乙女の本棚としてはけっこうな問題作ではないのかな。
    ある場面をどう読むかということなんだけど、ネットでの考察を読んでも、そう読む人が多いようだから、やっぱりそういうことなんだろうな。
    なんでこういう作品を書いたのか、太宰に聞いてみたい。

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    2025年07月23日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    うん、これは乙女の本棚向きの小説だな。
    イラストも内容に合っている。貴公子がちょっと若すぎる感じはするが。
    人魚の下半身がいやに長いなと思っていたら、ああ、そういうことだったのね。納得。
    谷崎版人魚姫はこうなるのね。

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    2025年07月21日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    仲良しの友人達との秘密の共有…と思いきや。挿絵の雰囲気も相まって、漂う仄暗さ。

    作家さんも作品も、今回初めて知りました。乙女の本棚シリーズに無ければ、きっと読むことは無かったと思います。どこか暗い雰囲気があり、でも何とも言えない味わいのある作品でした。

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    2025年07月16日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    彼等は鼠のように遊んだ。

    乙女の本棚シリーズ。彼等(小学生?)は空家の物置き小屋に畳を敷き秘密基地のようにして遊んでいた。そこに一人の少年が女性の石膏像を持ち込み…
    子供の頃のちょっとした背徳感みたいな部分が、ねこ助さんのゴシック風イラストとマッチしていて良い作品!

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    2025年07月12日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    無尽蔵な財産、世にも珍しい美貌と才智とを持ち合わせていた孟世燾。美への執着が凄まじい。酒池肉林の宴に飽き足らず、人魚に恋する。傲慢だった孟世燾が人魚の前では赤子のようだ。西洋文化に圧倒されるのが滑稽だ。ねこ助のイラストがベストマッチ。

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    2025年06月22日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    二度の自殺未遂の後、24歳で書かれた『魚服記』。太宰治の作品です。ねこ助さんのイラストが、物語の雰囲気をうまく伝えてくれているように思いました。

    東北の人里離れた村で父親と暮らすスワ。日中過ごす滝のそばで、ある青年の不慮の死を目撃します。その後もこの場所で父親の帰りを待つ毎日。そして成長し···。という感じでした。

    物語は、全体的に重苦しさを感じました。スワが父親に放った言葉が、この物語ではとても印象的でした。

    最後に、生まれ変わって自由と解放を手に入れたスワが、滝壺に吸い込まれていったことで、なんともいえない気持ちになりました。

    ねこ助さんのイラストのスワの眼に、思いが込められている

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    2025年06月02日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    たぶん乙女の本棚になかったら、この『鼠』を読むことはなかったと思います。私が持っていた堀辰雄のイメージとは、全く違う作品でした。ねこ助さんが描いた少年達は、表情に秘めた気持ちが現れているようでした。

    子どもの頃、秘密基地みたいな場所で友達と過ごす楽しさと、子どもでも一人きりになれる秘密基地のような場所を持ちたいと思う気持ちが、うまく表現されていると思いました。最後に少年が味わった思いが、心を癒してくれるようになればいいなと思いました。

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    2025年05月31日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    「山月記」は、言うまでもなく名作。
    イラストはたしかにきれいなのだが、イメージとはずいぶん違うな。乙女には、こういう要素が有効なのだろう。

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    2025年05月12日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    新美南吉の「赤とんぼ」。ごんぎつねくらいしか読んだことなかったかも。

    赤とんぼは主人公だったんだ。

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    2025年04月22日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    内容を完全に理解できてないけど、絶望的な話だった。
    冒頭の植物採集中に転落死した学生の話が、こういう風にストーリーに関わってくるとは…。
    その学生も魚になったかも?

    思春期特有の「なぜ生きるか」みたいな不安を持っている女の子にとって、父親からの「そだべな、そだべな」だけじゃ足りなかったんだろうな。

    フナも金魚みたいに長生きしたりするし、別に大したことない魚じゃないと思うけど、蛇には見劣りするもんね。

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    2025年02月25日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    さっき読んだのよりもっと意味わからんかった…笑
    何が何でどうなった!?って思っちゃうので、読み慣れてないなぁとしみじみする。
    イラストは全面に描いてあったりもして、わりと好きな感じだったりはした。

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    2025年01月04日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    話としては、まず、語彙力と言葉の選び方がすごい。
    前半、すべてを手にした貴公子のつまらない日々について書かれていて「人魚全然出てこない…」って思ってたら、中盤、謎の魅力的なオランダ商人が人魚を売りにやってくる。
    オランダ商人から人魚を買ったあと、怒涛のスピードで人魚を地中海に返して物語が終わる。
    作者は途中で書くの飽きたのかな、と思うぐらい人魚と貴公子の生活ストーリーがほぼなかった。あと、七人の絶世の美女たちの特徴について、最初の4人ぐらいはちゃんと書いてるのに、3人ぐらい端折っててちょっと笑った。
    人魚が本当に貴公子のことを恋しく思ってたとは思えず、上手く騙して地中海に帰ったんだと思うけど、

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    2024年11月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    中央公論新社版で読んでいるもの。現代の若者向けの美麗なイラストを添えたシリーズで。このイラストも素敵だけど、中央公論新社版の水島爾保布さんのイラストの方が原作の纏う雰囲気をあらわしててよかったかな。現代の子にはこちらの方が受けそうだけど。

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    2024年11月26日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    久しぶりの乙女の本棚

    秋なので選んだ作品。
    綺麗なイラストは良かったが、物語はあんまり響かなかった、かな

    2024.10.27
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    2024年10月27日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    勝手知ったる自分の文化圏の贅沢に飽きた主人公が、未知で慣れない異国と異形に触れた瞬間、途端にその表現が精緻に活き活きとしてくる。 
    慣れすぎて辟易すらする自国の美女の媚態や宝物のきらびやかさよりも、得体の知れない人魚の容姿、肌の冷たさが細かく美しく描かれている。
    パッと見知らぬものへの興味、興奮で視界が広がる主人公と同じ感覚を味わえるような文章。
    しかし、その行く末は、何だか恐ろしい気がする。
    ある世界で巨万の富をもち、称えられる美貌や若さをもっていたとしても、世界が変わった途端に唾棄される存在に変わる。
    極東から、白人が多数派の欧州。
    そのきっかけが人に破滅をもたらすとも噂される人魚。美しく

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    2024年10月19日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    巨万の富を手にして地上の美味と美色とに飽き、支那の国でひたすらの退屈を持て余した、孟世燾という名の貴公子。
    噂を聞きつけた阿蘭陀人が、そんな彼のもとに連れてきたのは遠い熱帯の海で生き捕らえてきたという、世にも艶やかに照り輝く眩しさの人魚。

    「私は此れ迄、心私かに自分の博い学識と見聞とを誇っていた。昔から嘗て地上に在ったものなら、いかに貴い生き物でも、いかに珍らしい宝物でも、私が知らないということはなかった。しかし私はまだこれ程美しい物が、水の底に生きていようとは、夢にも想像したことがない。私が阿片に酔っている時、いつも眼の前へ織り出される幻覚の世界にさえも、この幽婉な人魚に優る怪物は住んでい

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    2024年10月02日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんとねこ助さんのコラボ作品『人魚の嘆き』です。ねこ助さんのイラストは、息を飲むほど素敵…繊細で緻密、そしてどこか怪しげな印象です。

     ストーリーは、家柄もよく巨万の富を手に入れた上に、容姿にも恵まれ博識でもある中国南京の貴公子が主人公です(天は二物を与えずとは言いますが、二物どころではないですよねぇ…)。世の贅沢を味わいつくした貴公子、やがてそれが魅力的なこととは感じられなくなってしまいます。そんな時、人魚を伴ったオランダ人の商人が貴公子の元を訪れます。法外とも言える対価で人魚を手にいれた貴公子は…。

     なんとも、読みにくい!!読めない漢字ばかり…多分

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    2024年09月23日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    絵的に不穏な物語か?と思ってましたが、美しくて切ない物語だった。
    美しい姿の人魚を人魚が神に呪われた(私の感じたこと)と思っていたのはとても印象的。
    美しいは人間の感情であって美しいとされる人魚はそうでもないんだなと…。

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    2024年09月05日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    はい30オネエです
    コンプリート間近です

    潤一郎です
    ほんと潤一郎にしか書けない文章だな〜って思いました
    まず漢字がムズい(いや絶対そこじゃないだろ)

    読めない漢字多すぎないか潤一郎よ
    なんとなく音は想像つくけど意味がさっぱりわからん熟語とか多すぎないか潤一郎よ
    あれか?ちょっとした意地悪か?
    それとも当時の読者はみな難なく読めたんか?
    難なく意味も分かったのか?

    いや、絶対そんなわけないね
    絶対読めない人が多数いたはずだね
    絶対なんて読むの?って聞かれて早口でゴニョゴニョって言って誤魔化した人が多数いたはずだね

    くそう潤一郎め!インテリぶりやがって

    でもなんかね
    何だかその読めない

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    2024年08月01日