ねこ助のレビュー一覧

  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    滝の描写、山での生活、父から聞いた大蛇になった男の話など、最後まで面白かったです。
    水の中に入りたい願望が投影されているのかと作者の生涯につなげてしまいそうになりました。

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    2026年09月22日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    赤とんぼが可愛らしい女の子になってる!(*゚∀゚)お母さんと書生と一緒に別荘へやってきたおじょうちゃんと、赤とんぼとの交流(*^^*)今回、「赤とんぼにいたずらした書生さん」が赤とんぼだけでなく、「おじょうちゃんのお母さん」にもいたずらをしたように思えた(-_-;)

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    2026年09月09日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    挿絵がお話とマッチしていて素敵でした!
    擬人化した赤とんぼと、おじょうさんがとっても可愛らしい。

    紫陽花、朝顔、金木犀・・・・・・と季節の移り変わりも綺麗な絵で印象的でした。

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    2026年07月05日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    虎になってしまった男が悲しくて、その心情を思うと苦しくなる。
    運命って残酷だ。虎に変えるなら変えるで、心までずっと虎のままであれば、この苦しみはないものを。
    それでも、いずれ彼は、自らが虎であることを完全に受け入れ、人に戻ることもなくなるのだろう。
    ねこ助氏のイラストの美しさが悲しみをより加速する。

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    2026年05月24日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    シリーズ二冊目。イラストと装丁がとっても素敵。

    夢野久作だと聞いてきっと幸せな終わり方ではないのだろうと思ったけれども。
    でも本当にルルとミミは可哀想だった?どうして語り手はそう言ったの。こんなにも幸せそうなのに、現世で生きることが全てではないでしょうに、と思わせられた。

    鐘を作るという象徴的なお仕事を大人になる前から兄妹でひたむきに取り組むその姿勢が、父の死とか背負う悲しみはあれど、とても美しかった。

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    2026年02月01日
  • ビルディング(乙女の本棚)作品集(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、ねこ助さんの「ビルディング 乙女の本棚作品集」です。収録されてるのは、新見南吉『赤とんぼ』、中島敦『山月記』、太宰治『魚服記』、堀辰雄『鼠』、夢野久作『ルルとミミ』のイラストの中から、ねこ助さん自身が選んだ作品です。このほかに描き下ろしとして、夢野久作『ビルディング』が新たに収録されています。

     これまでの「乙女の本棚作品集」(しきみさん、ホノジロトヲジさん)と同様、『ビルディング』以外の作品については本編を読むことはできません。イラストを眺めながら、あぁ…そうそう、こんなストーリーだったなぁ…と、思い出す感じですので、本編を読まれてからこの作品週を手にしたほうがよいかと感じました。または、この作品集から入って気になるものを本編で読まれるとかもいいですね!

     『ビルディング』は巻末から読めるようになっており、そのイラストはねこ助さんらしい繊細なタッチで可愛さと、あとこの作品ならではの怖さを感じることができます。夜中に目が覚めると…みたいな感じ!エンディングにぞわっとしました。

     これで作品集は3作品入手しました!リアルの本棚に並べて飾ろうと思ってます(^-^)

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    2025年12月18日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    山月記
    2025.12.13

    初めて高校生で出会った時は漢文のようで読みにくく、つまらなそうと感じた。しかし読み始めたら、どんどんストーリー展開に目が離せなくなり、またかえって漢字で書かれる堅い文に引き込まれた。
    自分が思っているよりも能力が低いのにもかかわらず、プライドが捨てられない主人公。私も虎になるほどではないが僅かながらこの状態にあり、葛藤することがある。
    月が印象的で、主人公の憧れのよう(孤独でも輝く)であり冷たい存在(ただ上から見下ろす)であるのが感じられた。

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    2025年12月13日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    内容は分かりやすく、面白いと思いました。
    大人向けの童話のようでとても幻想的でした。とても作品と挿し絵がマッチしていて美しかったです。

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    2025年11月22日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    授業で「山月記」を取り扱うとのことで、予習も兼ねて図書室で借りました
    絵本のような装丁だったので内容も分かりやすいのだろうなと思ったのですが、文言は同じで驚きました
    しかし絵が追加されたことで理解のしやすさは高かったです
    凄く繊細で綺麗な絵だったので、他の作品も読んでみたいです

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    2025年11月11日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    2025/11/05
    p.16
    見ると、あと足りないのは、ただ女の首だけだった。そこで彼はそれを搜すためにマッチに火をつけた。そして何本も何本もそれを無駄にした。だが、その石膏の首は、その疊の上にはどこにも見あたらなかった。とうとうしまいには、彼もあきらめて、火のついたマッチを手にしたまま、疊の上からひょいと顏を持ちあげた。と同時に、彼は思はずあっと叫んだ。彼の手にしていたマッチのかすかな光りが、彼の前の虚空に、彼の搜していた石膏の首を(しかもそれは人間の生首の大きさぐらいあった!)白くぼやっと照らしたのである。

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    2025年11月06日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    谷崎先生の書く女性の描写は本当に好き。(個人差が含まれます)

    初めて谷崎作品に手を出すのなら、このお話は本当に良いと思う。

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    2025年06月22日
  • 人魚の嘆き(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    文中に出てきた「ビアズレエ」というのが何なのか分からず調べてみた。ヨハネの首を持ったサロメの絵が出てきた。オーブリー・ビアズリーという若くして亡くなった男性が描いた、オスカーワイルド著サロメの挿絵になったらしい。サロメは美しくも恐ろしい魔性の女として語られているし、フランス語で「お前の口に口づけしたよ」という言葉が記されていて、人魚の描写にはこれ以上ないくらいぴったりだと思った。終わり方が想像に任せる美しい締めで、この後貴公子と人魚がどうなったのか本当に最後まで知りたかった。この絵を知った後では口づけはしたのではないかと思った。商人の男が「気の毒に」と心配して去ったように、幸せとは言えないような残酷で美しい接吻だっただろう。

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    2025年06月20日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    赤とんぼと少女の友情のはなし。最後に少女が東京に帰り赤とんぼとお別れする場面は切ない。
    少女が切ない顔で話と絵とマッチしていて癒される。

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    2024年08月16日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    少年の、しかも大正時代に生きていたと感じるような少年の描写と石膏を亡くなった母親の面影と重ねる少年。石膏が少年にそっと接吻。
    生きているような唇に少年は愛情と恐怖とのへんな工合に混じり合った、世にも不思議なエクスタシーを感じだしていた。で終わっていて最後の絵がこのまま石膏と一緒に少年も永遠の眠りにつきそうな幸せとは感じられない不思議な絵で終わっている。

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    2024年08月14日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    かわいそうではかない物語。
    乙女の本棚を読んだ中でまた再度読みたいと思える。ドグラマグラを小説で読んだ時は難しいのと得体の知れない気持ち悪さを感じたがこれは切ない。原作を読んだらまた違う感想になるのだろうか。

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    2024年08月14日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    夏読36冊目。
    赤とんぼとおじょうさんの、出会いと別れの切ないお話。
    赤とんぼが少女で表現されていて、いいな。
    乙女の本棚シリーズ、幻想的な絵柄と昔の文学がとてもよく合う。

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    2023年08月14日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    ぐわわわ〜〜〜ん

    いやぁ分かる
    たぶん分かる(たぶんかよ!)

    はい『山月記』でございますよ!

    うん、これね中学生の頃読んだ記憶がうっすらとあるんですよね
    で、「わがんね」ってぽいした記憶がうっすらとあるんですよ

    中学生の頃、いっとき「文学青年」に憧れたという黒歴史がありまして、いわゆる「純文学」の触りを一通りさらった時期がありまして、その時この「山月記」も手にしてるんですよね
    まぁ、分からんかった
    「純文学」分からんかった
    そんときはまぁ中学生だからまだ少年だなと、カテゴリー的に少年だったなと思って「文学青年」はあきらめたんですが

    今分かるよ
    主人公李徴の悲哀が分かるよ、慟哭が分かるよ
    それが自分が人生経験重ねたからなのか、ねこ助さんの素敵なイラストのナイスアシストによるものなのかと言えば後者な気がそこはかとなくしますが
    いいでしょう
    そこは突き詰めなくていいでしょう
    そこを突き詰めないことが虎化の第一歩の気もしますが
    人間が虎になるなんてことはありえないのでいいでしょう

    分かってるわ!
    虎は別に虎そのものじゃなくて人として思いやりとか親切心みたいなんを失くした恥知らずな状態の象徴だってことぐらい分かってるわ!
    だってワタクシ「文学青年」改め「文学乙女」ですからね!(最終的にキモい)

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    2023年08月12日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    いい(´∀`)♪

    唐代の中国を舞台に、詩人になる夢を果たせずに虎になってしまった李徴という男が、かつての友人である袁傪に自分の運命を語るという物語です。

    李徴は若くして科挙に合格しましたが、自尊心の高さから役人の職を辞めて詩人として名声を得ようとしました。しかし、詩作に没頭するあまり家族も顧みず、文名も得られず、貧困に苦しみました。再び役人として働くことになりましたが、出世した知り合いや後輩の命令に耐えられず、発狂して山へ消えてしまいました。そして、いつの間にか虎の姿に変わってしまいました。

    袁傪は監察御史となって旅をしているとき、李徴が虎になったことを知ります。李徴は茂みから出てこないまま、自分が虎になった理由や苦悩を告白します。李徴は自分の「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」、「怠惰な詩業」が原因だと気づきます。李徴は袁傪に自分の詩と妻子への計らいを託し、姿を消します。

    以上が山月記のあらすじです。この作品からは、人間として生きることの難しさや美しさを学ぶことができます。

    偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃
    今日爪牙誰敢敵 当時声跡共相高
    我為異物蓬茅下 君已乗軺気勢豪
    此夕溪山対明月 不成長嘯但成噑

    偶然にも狂気で異なる生き物になってしまった 災難が次々とやって来て逃れられなかった 今日、私の爪と牙に敵う者は誰だろうか? あの頃は名声と尊敬を得ていたのに 私は今や雑草の下の異物 あなたはすでに高い地位に上り詰めて力を持った 今夜、私は山と川の明るい月を見つめる 長い詩を歌うこともできず、ただ吠えるだけ
    (ChatGPTにて)

    人生、友情、苦悩...
    時代設定が唐代の為、「乙女の本棚」シリーズとはいえ、少し読みにくい文体でしたが、それを補って余りあるねこ助さんのイラスト。

    この世界観、いい♪



    人気シリーズ「乙女の本棚」第15弾は中島敦×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション!
    小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

    「その声は、我が友、李徴子ではないか」?
    袁傪は旅の途中、旧友の李徴と再会した。だが美少年だった李徴は、変わり果てた姿になっていた。
    中島敦の『山月記』が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーター・ねこ助によって、鮮やかに描かれる。
    名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
    自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

    内容(「BOOK」データベースより)

    中島敦の『山月記』が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは新美南吉『赤とんぼ』を担当する大人気イラストレーターねこ助によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第15弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    中島/敦
    明治42年(1909年)東京生まれ。東京帝国大学卒業後、教員生活を経てパラオ南洋庁への勤務をしながら執筆活動を行う。喘息のため33歳で病没

    ねこ助
    鳥取県出身のイラストレーター。書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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    2023年08月11日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    *理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。

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    *一体、獣でも人間でも、もとは何か他のものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、初めから今の形のものだったと思い込んでいるのではないか?

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    *人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。

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    *時に、残月、光冷やかに、白露は地に滋く、樹間を渡る冷風は既に暁の近きを告げていた。

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    2023年05月29日
  • Soirée ねこ助作品集ソワレ

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    ネタバレ

    画集。洋風から和風まで。動物と人物のサイズ感が親指姫。シックな色彩で、童話の世界に迷い込んだような雰囲気。とにかく動物が素敵。もふもふはもちろん、爬虫類系は鱗が美しい。そして猫。でかい猫。ファンタジーな猫。だけでなく、ラグドールのスケッチが普通の飼い猫っぽくて和んだ。ほかにも「ぬかるみの人魚姫」の絵が興味を引いた。どうにも沼棲息に見える人魚姫と少女(あるいは少年)の物語が読みたくなる。

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    2022年04月08日