ねこ助のレビュー一覧

  • 鼠(乙女の本棚)

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    「彼等は鼠のように遊んだ。」という一文から始まる耽美な小説。
    母の死と、企みと、屋根裏のような場所で過ごす孤独をきっかけとして、一人の少年が青年へと孵化していくような姿には、見てはいけないものを見ているかのようなスリルを感じた。
    母のような顔をした石膏の女神の幻想と口づけをしてエクスタシーを感じるという終わり方には驚いたけど。なんだかアンデルセンのマッチ売りの少女を読んだときのような読後感だった。

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    2023年12月01日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    どりゃあ!(巴投げのときの掛け声)14おネエは堀辰雄の『鼠』です

    『鼠』でイラストねこ助さんって洒落が利いてるね!って思ったのは俺だけ?

    (…みなさんのレビューを読んでみる)

    俺だけかいっ!(ビターン)

    あーそうかいそうかい
    堀辰雄の優美でちょっと謎めいた世界観とねこ助さんのすんばらしいイラストを前にそんなこと考えてるのは俺だけですか
    あーそうですか
    それは失礼しましたね

    そんならもう★3!(評価基準がひどい)

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    2023年11月11日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ぼんじゅ山脈の馬禿山、そこの滝の近くで父親と小さな茶店を営む15歳のスワは、父が炭を売りにしょっちゅう村へ下りて行くので、その度に一人で店番をしている。
    ことしの夏の終りごろ、スワは滝の淵に落ちて亡くなる人をその目で見た。店はほとんど閑散としており、暇な時間でスワは滝について思いをめぐらせる。父親は酒臭い息をさせて帰ってくる。
    秋土用も過ぎてすっかり客足も遠のくと、二人は店をたたむ。スワは山奥できのこを採集して持ち帰り、それをまた父親に託し、じぶんは小屋にこもりくろい飯に焼いた味噌をかけてひとりで夕飯を食べる。
    夢心地で見えた初雪の晩が明けると、スワはからだに疼痛を覚えていた。あのくさい呼吸を

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    2023年09月13日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    むかしむかし、ある国の美しい湖のふちにある村にルルとミミという兄妹の孤児がいた。

    ルルは亡き父と同じ立派な鐘造りを目指す。

    「湖の水が濁るとよくないことがある」

    幻想的で悲しいお話だった。

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    2023年09月08日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    太宰治の作品を幾つも読んだが、昔の事なので、これも読んだか覚えでいない。読み終えて感じる不思議な感覚。

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    2023年08月31日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    夢野久作氏による童話『ルルとミミ』。
    水晶のような水がいっぱいにきらめく美しい湖のほとりに存在する、とある小さな村。
    この村で鐘造りの名人であったルルとミミの父親は、寺のあたらしい鐘を造ることに失敗し、それを恥ずかしがって湖に身投げしてしまう。
    成長した兄のルルは、父の跡を受け継いで、お寺の鐘をいよいよ完成させたのだが——

    という話。その村には、「湖が真っ黒に濁るとよくないことが起こる」という恐ろしい言い伝えがある。
    兄を救うために湖に飛び込んだミミの大冒険と、ゴシック調のダークファンタジーな雰囲気、その対比は大人の童話という感じがした。
    ルルとミミの兄妹愛が尊い。メリーバッドエンドという感

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    2023年08月27日
  • 鼠(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、堀辰雄さんとねこ助さんのコラボ作品「鼠」です。「山月記」の虎のような、迫力のある「鼠」が描かれていたらどうしよう…と恐る恐る手にした作品です(汗)。でも、そんなことは全くなく、美しい美少年が描かれてます!

     少年たちは、暗くカビの匂いのする秘密の隠れ家で鼠のように遊んでいた。思い思いのものを持ち込んで同じ時間を過ごしていた…。ある日石膏の像が持ち込まれたのだが、それが破損したことが契機となりその後お化けが出ると少年たちはその隠れ家に寄り付かなくなる…。ただ1人の少年をのぞいては…。少年は亡き母を思い、1人泣ける場所としてその隠れ家に留まっていたのだった…。

     この

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    2023年07月26日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、太宰治さんとねこ助さんのコラボ作品「魚服記」です。ねこ助さんの繊細でどこかさみしさを感じさせるイラストが印象的な作品です。

     炭焼きの父とその娘のスワ…父が炭焼きの仕事をしているときは、スワは茶屋の店番をしていた…。また、父がふもとの町に下りるときには、ひとり炭焼き小屋で過ごすのだった…。スワは15歳、少女から女性に成長する時期…「おめえ、なにしに生きてるば」「くたばった方あ、いいんだに」なんとも切ない会話…。季節は秋から冬に向かう頃、いつものようにひとり父を待ちながら過ごすスワ…外を見ると初雪、酒臭い父から逃れるかのように小屋を出ていき…。

     スワは父に、自分の

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    2023年07月23日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    地図にのっていないような山のふもとの寒村で、炭焼きの娘 スワは父親と二人で暮らしていた。

    少し不思議な物語だった。
    野性的に生きていたスワがある時から理知的になり、そして……。

    暗い。

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    2023年07月14日
  • 乙女の本棚10 赤とんぼ

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    かあいいおじょうさんと赤とんぼの交流を描いた童話。
    ねこ助先生の絵は、この作品ではどことなく日本画っぽい色味と構図で美しい。赤とんぼの擬人化はかわいい。
    書生・山田は少し不憫というか、不器用、人間関係や子ども相手が下手なのかな、と気になるところ。

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    2023年07月13日
  • 鼠(乙女の本棚)

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    秘密基地を作り、そこで鼠のように遊ぶ少年たち。
    秘密基地にお化けが出る噂が出て少年たちは基地を移す――

    ねこ助さんの挿絵が多く、豪華な絵本を読んだ心地がした。

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    2023年05月27日
  • 誰にも言えない

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    ネタバレ

    大学生の女の子4人が、一人ずつ誰にも言えない話を打ち明けてゆくストーリー。
    これだけ善人が出てこない小説も珍しい……と思ったのですがそもそも主要登場人物が4人しかいませんでしたね。
    美少女と化け物と悪意を固めたようなお話。
    人間が怖い系ホラーからラスト急に化け物が出てくる系ホラーになったのはちょっと唐突でしたが、面白かったです。

    表紙もみんな美少女で雰囲気あります。

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    2022年06月22日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    何だか怪しげな雰囲気が漂う。(イラストの雰囲気もあるかも)
    スワは自由を望んでいたのか…?
    スワの最後のイラスト美しかったです。

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    2021年06月25日
  • 誰にも言えない

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    ネタバレ

    面白かったんだけど、ヲチが。なんとも言えない。自業自得、因果応報でしかなくて、もっとザマァ展開でもよかった気がする私も性格悪いかも(笑)

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    2018年11月20日