奥浩哉のレビュー一覧
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サイボーグ爺さん世界のヒーロー
木梨憲武さん主演で映画化もされるとのことでいまもっともホットな漫画だと思います。私はもともとGANTZからのファンですが、その存在を知らず、「いぬやしきがやばい」と噂を耳にし、5巻まで出てたので即買いしました。明らかに敵役の獅子神くんのほうがかっこいいのですが、現代社会が生んだ闇のような子です。主人公の犬屋敷もなかなか憎めず、徐々に能力が開花していく辺りを毎回楽しみに読んでいます。
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ネタバレ
GANTZに次ぐ名作
GANTZ全編読み直した直後に手に取ったため、二匹目のドジョウはいないだろうとあまり期待はしてなかったのですが、見事に裏切っていただきました!
ストーリーの展開としては割とベタかもしれないけど、主役がおじいちゃんってのが今までに見ないものだ斬新で面白かったです!相変わらずの画力で女の子が可愛いですし(笑) -
わんちゃん漫画と思いきや
てっきり『おじいちゃんと飼い犬のほんわか物語』と思い込み読み始めたら、あまりに全然違ってビックリしました。
主人公は年齢よりも老け顔の『いぬやしき』さん。
そのいぬやしきさんが散歩中にまさかの事件に巻き込まれて、何故か正義のヒーローになっていく。
うだつの上がらない、子供たちからも妻からも見下されたおじさんが、戦える力を与えられたからって、悪に立ち向かえるか!?やはりそこは、『その人自身』が出てくる。本ストーリーの中でも、『力の使い方』が『その人』の未来を変えていく。たとえ、考え方を変えたとしても。
絵の描き方のせいか、ストーリーのせいか、1冊読み終えるのが早い漫画です。 -
お父さんは、カッコ悪い?
まず、絵が綺麗なのと、ガンツの作者ということで読みはじめましたが、のっけっから話に引き込まれてしまいました。
いぬやしきお父さん、なんだか、見た目はおじいさん。家族を大事に思い、でも家族にはイマイチ伝わってない普通のお父さんだったのが、突然の出来事で人生が一変。なんとカッコ良く、毅然とした主人公に。
対比するように敵役の美しい青年、獅子神の満たされない希望と狂気。繊細かつリアルに描かれる物語にすっかりはまってしまいました。今後の展開が読めません!実写化を含むメディア展開も始まって、これからも目が離せません! -
GANTZに引き続き面白い
家族の大切さを考え直させられる内容。
今まで家族なんていらないと言っていた人も、この漫画を読めばきっと考えが変わるはず。
それくらいいい漫画だと思います。
内容も素晴らしいのですが、作画もすごく綺麗でさすが奥浩哉先生だなと感心しました。
今後の展開が気になり過ぎて早く最新刊が読みたいです。 -
ネタバレ
勧善懲悪おじいちゃん
この作品は仕事も家族とのつきあいもうまくいかず、怖くて若者に注意できない無力なおじいちゃん(犬屋敷さん)が空から降ってきた物体と衝突して、気づいたら圧倒的な力を持つロボットになっていたというところから始まります。犬屋敷さんはその力を、困ってる人を助けたり悪い人を倒したりするのに使うという作品です。主人公がおじいちゃんというだいぶ変わっていますが、読んでみるとどんどんおじいちゃんを応援したくなる不思議な作品です。ぜひ読んでみてください。
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最強のおじいちゃん
もし自分が絶対に死ななくて最強の力を手に入れたら…と考えたことは誰しも一回はあるのではと思いますが、この漫画では善人のおじいさんと未熟な青年がそれを手に入れてしまいます。無力だったおじいさんの勧善懲悪っぷりが最高に気持ちいい!主人公はおじいさんなのに王道少年漫画を読んでいるようです。しかしそれだけでは終わらない展開がどんどんやってきます!対照的なおじいさんと青年の運命がどうなるのかとってもドキドキします!心臓バクバクするシーンがたくさんです。
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典型的なダメ親父が世界を救う?
主人公の犬屋敷は家族に疎まれているさえないサラリーマン。マイホームを手に入れて犬を飼い始めるもののガンで余命3ヶ月と宣告されます。しかし宇宙人の事故に巻き込まれ機械人間として蘇ります。機械になった犬屋敷は人助けをして自分の生きる意味を確認し、家族にも受け入れられます。弱そうな犬屋敷ですが優しくて正義感が強いので読んでいるうちにかっこいいヒーローに見えてきてしまいます。人間に戻ってハッピーエンドになって欲しいのですが・・・展開が気になります。
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ネタバレ
主人公がおじいちゃん
今までにない斬新なSF系の漫画です。
おじいちゃんが主体の物語なので面白いのか半信半疑で読んでみましたが、良い意味で期待を裏切ってくれる作品でした。
機械の体になった犬屋敷壱郎が悪者を成敗する場面は自分もスッキリ爽快。
最初は蔑まれていた家族とも和解し幸せに暮らす姿はじんわり温かい気持ちになれました。
一味違う面白さを味わえるのでとてもオススメしたい作品です。 -
改造され機械の体を手に入れた男
「いぬやしき」は、未知の存在に体を改造された初老の男性が主人公のバイオレンスアクション作品です。作者の前作「GANTZ」が好きな人にはおすすめできる世界観だと思います。機械の体になった主人公が全国規模の災厄に巻き込まれていくという突飛な設定ですが、普遍的な愛情にまつわる物語でもあり、読まず嫌いせず一読することをおすすめします。
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ネタバレ
「いぬやしき」は中高年ヒーロー
冴えない中年男性と美形男子高校生を中心に展開していく、ヒーロー要素とあり得ない非現実を組み合わせた漫画です。「ガンツ」を書いた作者なので、そちらの方が有名かも知れません。屈折していく男子高校生と、中年男性が世界を救っていく様子が爽快ですし、そこにそれぞれの家族や友人が絡んできて、話の伏線も盛り上げていきます。老若男女を問わずオススメ可能な少し変わった漫画なのです。
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ネタバレ
「いぬやしき」は一読の価値あり
「いぬやしき」はとても奥が深く、読む価値のある漫画です。主人公は年齢よりも老けて見える初老の男性であり、最初は地味で暗く、日本社会の嫌な部分が浮き彫りになっただけの漫画のかと思いました。しかし、平凡なありふれた漫画ではなく、途中から奇抜な展開になっていき、続きが気になって仕方なくなります。一度読んでみることをおすすめします。
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スカッとするような面白い作品
表紙がおじいさんになっていて、何か漠然と面白そうだなと思って読んでみました。そしたら、スカッとするような内容になっていてとても面白い作品でしたね。1巻読み終わっては早く続きを見たいぐらいの気持ちになってそれぐらい、いぬやしきにはまりました。また、絵も綺麗で見やすく良かったです。
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あのガンツ作者が描くおじさん話
ガンツが大好きだったのがこの作品を読むきっかけになりました。相変わらずの残酷で痛快な描写は多いですが、人造人間にされてしまったおじさんが正義を貫く姿に痺れること間違いなしです。改造されたもう一人の若者は力を乱用しますが、おじさんは苦しんでいる人々を助けるためにこの能力を活用し、この若者に対抗します。最近ですが連載が終了してしまったのでさびしいです。ガンツ好きの方以外も必読だと感じました。
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ネタバレ
読み始めると気になる
ガンツで一躍有名になった奥田先生の漫画です。
主人公は50代なんだけど、いつもなぜかプルプル震えていて80代くらいのおじいちゃんに見えるサラリーマン。
小さい一軒家を買って、ちょっとみじめな感じの出だしなんですが、あるきっかけから不死身の体を手に入れて人のためになることを始めます。
主人公の飼っている犬と、もう一人不死身の体を手に入れた少年。少年のほうは人を何人も殺していくんですが、最終回では2人が力を合わせて地球を救います。
それまでの葛藤とかが見どころです。 -
ネタバレ
サラリーマンが正義の味方に!
一生懸命働いて稼いだお金で念願のマイホームを手に入れたのに、家族からは感謝の言葉もなく、肩身の狭い思いをしているサラリーマンお父さん。胃がんで余命宣告された主人公がある日を境にロボットの体を手に入れて困っている人を救う正義の味方になるという非現実的な話ですが、日常にありそうなストーリー展開なので、共感できる所も多く、これから平凡なサラリーマン主人公がどのようになっていくのか気になって続きが読みたくなる漫画でした。
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いぬやしきを読んでみて
私がいぬやしきを読んだきっかけは、GANTZと同じ作者だったからです。GANTZと同じでいぬやしきもコミックスの表紙を見ただけでは、どんな内容なのかわかりません。でも読んでみるとSFが好きな人だったら絶対に気に入る作品だと思いました。主人公の見た目がおじいちゃんというのも良いですね。
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独特の世界観がクセになる
冴えない老人のサラリーマンが主人公という珍しい作品で、現実的な世界観から繰り出される非現実が魅力です。この作者は、人間の嫌な部分の描写が非常にうまく、思わず共感できる部分が多いです。そして、先の読めない展開も相まって、物語の中に引きずり込まれます。1歩外れた王道作品を読みたい人にオススメです。
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いぬやしき
待望のGANTZ原作者、奥浩哉の新作です!前主人公が高校生だったのに対し、今回はさえないおじさんです!
とあるきっかけで全身が機械になるというのが物語の導入部分。それからは不良からホームレスを守ろうとしたりといった場面などで思いがけない力を発揮してしまうなど自分自身の変化に戸惑う場面も多くあります。GANTZ同様謎も多く隠されており、これからの展開が読めず、楽しみです。 -
ネタバレ
命の使い道を見出した犬屋敷
余命宣告された犬屋敷が兵器の体に改造されてヒーローとなる、という破天荒な設定に惹かれて読み始めました。他人の命を救う事でようやく生きている実感が得られる、と涙する犬屋敷の姿は強く胸を打ちました。自己犠牲が利他の精神へと昇華する過程が巧みに表現されており、見事でした。この作品を読み終わった後、人間は自分の命の使い道を見出した時に初めて心から輝けるのだ、と感じました。ネット掲示板のユーザー達がスマホ経由で次々と獅子神に射殺されるシーンは衝撃的で、漫画の『デスノート』における遠隔殺人の描写を超えるインパクトがあり興奮しました。