奥浩哉のレビュー一覧
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ネタバレ
主人公の正義感に惚れる
主人公は冴えないおじいさん、ところがある日アクシデントに巻き込まれ、気付くと全身アンドロイドのような体に。耳も良くなり人々の助ける声が聞こえるようになり、次々と人を助けます。そして自分の力がどれだけ強くなったかを知った時、その力は人を助けるための力に使おうと決めます。しかし時を同じくして同じアクシデントにあっていた青年が居ました。彼は主人公とまったく違う方向に進んで行きます…。
写実的な絵とアクションが見ごたえがあります。さらに、最強のヒーローが冴えないおじいさんというのは中々ない設定ですね。でもこのおじいさん、挫折を受けながらも何度も立ち上がります。読み手はどんどんおじいさんの魅力に惹きこ -
怖いけど読むのをやめられない
おじさんがガン宣告されて、公園で命短し恋せよ乙女と歌いながらブランコをこぐシーンを見て、あれ?黒澤明の「生きる」のコミカライズか?と思いきやその後の展開がすごい。いつの間にそんな体に改造されちゃってるの?この後地球はどうなっちゃうの?とページをめくる手が止まりません。絵柄がちょっと怖いです。
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新しいジャンルの生物兵器(?)
「いぬやしき」というタイトルから犬の話なのかな、と思って何気なく手に取りました。読んでみるとむしろ可哀そうな今の日本の典型的なお父さんや子供たちで、ギャップにハマりました。ゾンビものが流行っていた中で、また違うタイプの面白いSF風のマンガが出てきて、初めて読むタイプのマンガなのでとても面白いです。
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「シュールさ」を振り切った漫画
家庭に居場所がなくなった老人が急きょサイボーグ化する漫画なんですが、この設定色々こみ上げてくるものがありますよね。
内容は一言で表すなら「シュール」です。とういうかそれ以外の言葉で現せようがないです。
明確にどちらが正義でどちらが悪というわけでもないんですが、老人側が正義なのが面白いと思いました。 -
老人の退屈なストーリーではない
恋愛系の漫画や青春ストーリーが苦手な私。いぬやしき、というタイトルにはピンときませんでしたが、主人公がさえない老人、と知りこれは読んでみなくては!と思い手に取りました。老人が主人公とは信じられないくらいにわくわくする展開、そしてパワフルなのに繊細な機械の描写、主人公犬屋敷の冴えなさとのギャップに引き込まれました。一気に読める、飽きずに読める漫画です。
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ネタバレ
冴えないおっさんが主人公!
2児の父親で58才の犬屋敷一郎がある日宇宙人の事故にまきこまれ、人間ならざる力を手に入れます。その力を使って、一郎は人助けやトラブルに巻き込まれていきます。さえないおっさんが一夜にして力をもち、それまでの人生観が変わってしまうことが面白いです。また、同じく力を手にした高校生との考えの違いにおっさんならではの魅力を感じます。
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リアルSF?!
本作者の作品はとても絵が綺麗でリアリティに溢れています。背景や人物の描写がとても綺麗で驚きます。
めず衝撃なのは、主人公がどこにでもいるような中年男性サラリーマン!白髪でハゲかかっています。そんな主人公がまさか人類を救う鍵となるとは。
率直にすごく面白い。舞台は日本なのですが、実在の都市や建造物も多く親近感を覚えました。 -
購入済み
十分楽しめました
スマホの誤操作で涙の全巻大人買いしてしまいました…クーポンも付けずに(泣)
大阪編まではオリジナリティに溢れていて文句なしに素晴らしい作品です。それに比べるとカタストロフィ編は様々な映画やアニメからの借用が目につきますし、エンディングもインパクトの弱さは感じます。
しかしそもそもGANTZの醍醐味はストーリー的な完成度ではなく、ビジュアルのインパクトに尽きると思いますので、最後にそこまで求めるのも筋違いかと思い、星五つにしておきました。
蛇足ですが、作者の画力の高さには素人ながらいつも舌を巻いています。特にメガネくんみたいなキャラクターを生き生きと描ける漫画家は、ほとんどいないように