岩瀬成子のレビュー一覧

  • ぼくのねこ ポー

    Posted by ブクログ

    小学生低学年向け児童書
    教科書に載っていそうな物語
    小学生の正直な気持ちが表れていて切なくなる
    世の中の子どもたちには自分の気持ちではなく友達や猫の気持ちを考えられる人になってほしい

    0
    2025年06月06日
  • ぼくのねこ ポー

    Posted by ブクログ

    とおるが拾ったねこ。ポーと名付けたけど、もしかしたら転校生の森くんのねこかもしれない。でも返したくない…
    返さないといけないとわかっていても返したくない気持ちが、すごく伝わってきて、こっちも胸がキュッとなったよ。

    0
    2025年05月24日
  • ぼくのねこ ポー

    Posted by ブクログ

    「ぼくは どうして いままで、トムの 気もちを かんがえなかったんだろう。」
    自分の気持ち、お友だちの気持ち、猫の気持ち。
    自分の選択は正しいことなのか、そうじゃないことなのかわからなくなる時がある。
    どんな選択も100%良い、なんてことはないような気がする。
    でも迷った時は、「自分の大切な人にとって良いと思う方」を選びたい。

    0
    2025年04月13日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    どれも読み応えあり!
    特に気になった作品について
    少しだけメモ↓

    「ある古本屋の妻の話」
    曖昧なままグレーなまま
    それでも日々
    何とか誤魔化しつつ
    前に向かって進んでいく

    「博士とねこ」
    短いながらもぴりりとした作品
    佐野洋子さんのエッセンスが
    1番効いてる気がする

    「虎白カップル譚」
    谷川俊太郎さんの作品
    最後の一文がぐっとくる

    0
    2024年11月23日
  • オール・マイ・ラヴィング

    Posted by ブクログ

    主人公はもちろんのこと、
    出てくるキャラクターも濃く表現されている。
    フィクションに在りがちな希望や奇跡で物語られることなく、現実なストーリーに安心した
    素敵な作品。

    0
    2024年11月14日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    唯野未歩子さんのあにいもうと
    なんかすごく不気味で怖くて不思議な話。
    全部の話にそれぞれの作家さん感がでてて
    すごく楽しめた一冊
    読めば読むほど、絵本をもう一回読みたくなる。
    大人になって読む絵本ってまた違う意味を持つよね。

    0
    2024年10月03日
  • ひとりかもしれない

    Posted by ブクログ

    岩瀬成子さんの作品からは、子どもの揺れる心、言葉にできない気持ちが痛いほど伝わってくる。
    大人が自分に求めている姿を感じながら、自分の本当の気持ちもよく分からずに揺れている。

    4年生の貝は毎日様々な気持ちに揺れている。
    親の離婚によって会えなくなった父親への気持ち、再婚相手への気持ち、学校では仲良しの女の子への複雑な気持ち、気になる男の子への気持ち、いじめをする子へ言えない気持ち。知らない怖い人に対する気持ち。
    子どもの気持ちはこれほど複雑で楽しいばかりじゃないと改めて思う。
    そうだよね。子どもの頃、楽しいことばかりじゃなかったな。

    0
    2024年09月18日
  • オール・マイ・ラヴィング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何が起こるわけではないのに、ずっと読んでいたくなる本。
    ビートルズがすきな女の子の日々の生活、1日1日の日記以上の心の動きを見せてもらっている感覚。
    家族と喧嘩もする、友達とも気まずくなる、一丁前でちょっとオマセな恋の気持ちをいったりきたりする。

    なんてことのない毎日を過ごしているわけだけど、ビートルズを前にすると彼女の心の動きは半ページにも渡って高鳴っていて、何かを強く信じたり好きなったり、そして何でもやってやれるって力強くなったり、、こういう気持ちこそ尊いんだよな、と思う。

    時代描写がビートルズ来日の昭和時代ということもあり、自分というより、自分の親世代はこんな感じで毎日過ごしていたの

    0
    2024年09月07日
  • わたしのあのこ あのこのわたし

    Posted by ブクログ

    小学生、中学生の頃には戻りたくない。
    傷付いた分、傷付けて来たはずだ。
    はっきり覚えている気持ちや光景がある。何年経っても消えることはない。
    それら全てでは無いけれど、救われた気がした。
    人間関係の中での気持ちのバランスを取るのは難しいことだ。小さい頃はその練習なんだろうけれど、つらいし、大変。時間が経ってから答えがわかる事が多い。
    それを乗り越えて今がある。時間が掛かったけれど。

    0
    2024年08月28日
  • わたしのあのこ あのこのわたし

    Posted by ブクログ

    6年。秋とモッチ、それぞれの視点で広がる感覚と違いを、学校の生活や人間関係、そして2人の関係の中で描く。2人のそれぞれの感覚の繊細さがリアルで、共感できるところや、人の感覚と見え方の違いが体験できるところがとてもよい。5年の教科書本ではあるが、感覚のニュアンスやボリュームを読みこなせる力がつく頃におすすめしたい。

    0
    2024年05月01日
  • わたしのあのこ あのこのわたし

    Posted by ブクログ

    そでの部分には、右(始まり)曽良秋(ソラアキ)がモツチに書いた手紙が書かれている。
    「わたし、持沢さん友だちになりたいな、と思ってます。」そでの左(終わり)には、持沢香衣(もちざわかい)からの返事がある。「『友だちになってください』と書いていました。その気持ちはいまも同じです。

    R6年度の小5年の教科書掲載本。舞台は小学校で主人公2人は5年生。アキは4年生で転校して5年生でモツチと同じくクラスになって静かなモツチに惹かれて、ゴールデンウィーク明けにそでの手紙を渡した。

    アキが道夫くんから貰ったビートルズのドーナツ盤をもっちの父親の部屋のレコードプレイヤーで聞いていた。そこにモツチの弟の新く

    0
    2024年02月26日
  • ひとりかもしれない

    Posted by ブクログ

    貝ちゃんは小学生。
    ママとパパは離婚して、そして新しいお父さん・幸介さんとママと3人で暮らすようになった。
    ママと幸介さんは引っ越ししようと言っていて、しかし貝ちゃんはクラスメイトと離れたくないから転校したくない。でもそれが言えない。
    保育園から一緒の高広くんと話したいのに話せない。
    クラスメイトの世里ちゃんに高広くんのことが好きと打ち明けられて、モヤモヤする気持ちがあるのに何も言い出せない。
    モヤモヤする日々に、今はもういないパパとの思い出を振り返る貝ちゃん。
    そんな貝ちゃんだったけど、よぉく周りを見渡せば、少しずつだけど自分の言いたいことを言えるようになってみれば。
    もうひとりじゃないかも

    0
    2023年12月22日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    100万回生きたねこから、こんなふうにインスピレーションを受けるんだなぁと、どのお話も面白かった。一番面白かったのはゲームの中のネコの話。

    0
    2023年08月18日
  • ひとりかもしれない

    Posted by ブクログ

    岩瀬成子さんの作品はあまり好きじゃなかったけれど、これはよかったです。

    両親の離婚、再婚、引っ越しの予定、子どもの気持ちの及ばないところで起こる出来事にとまどいながらも自分の気持をうまく口に出せない4年生の貝。
    保育園の頃の思い出や、「パパ」との思い出。もどかしさも感じながら、少しずつ前に進むよう変わっていく貝を応援したくなりました。

    内容は、主人公と同じ、4年生以上におすすめだと思いますが、字も大きめの総フリガナというのは、本が読めない子にも読みやすくするため?

    0
    2023年06月30日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    著名な作家によるトリビュート。やはり一流、表現の仕方や情景描写が素晴らしい。

    個人的には角田光代が1番好きでした。

    0
    2023年06月03日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました

    0
    2023年02月28日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

    0
    2021年12月26日
  • 100万分の1回のねこ

    Posted by ブクログ

    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

    0
    2021年12月10日
  • もうひとつの曲がり角

    Posted by ブクログ

    大人だからわかるのか、みっちゃんの正体は途中で完全に出てきますね。わかる子はわかる子でそう思いながら読んでという意図かしら?今回のカバーも酒井駒子さん。装丁は岡本歌織さん。

    0
    2021年11月24日
  • くもり ときどき 晴レル

    Posted by ブクログ


    ああ、あったなあ、あんな気持ち。まだふわふわの心を持って、形が変わりやすい時だったあの時のこと。ちゃんと、丁寧に、優しく、そのまま掬い上げていて好き。
    岩瀬さんの小説に流れる静かで緩やかな空気がとても良い。

    0
    2021年05月17日