わたしのあのこ あのこのわたし

わたしのあのこ あのこのわたし

小説・文芸
1,300円 (税込)

6pt

小学5年生の秋は、友だちのモッチの家へ遊びに行った時、大切なレコードをモッチの弟に傷つけられてしまった。秋は、弟を止めなかったモッチが悪いと思うようになる。そして、モッチは自分の考えをはっきりと言えないところも、前から良くないと思っていた。秋は、モッチへのいじわるな気持ちが広がっていくのを止めることができなかった。モッチは、レコードのことで怒っている秋ちゃんをずっと気にしていた。もう自分のことを許してくれないかもしれないと思っていた。秋ちゃんに「レコードを傷つけてごめんなさい」という手紙を書きながら、前に秋ちゃんからもらった手紙のことを思い出した。秋ちゃんは、「友だちになって」という手紙をくれたのに、モッチは短い返事を書いた手紙を、結局渡せずにいた……。ささいな出来事をきっかけに離れていくふたりが、再び心を通わせるまでを描いた物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    わたしたちの本棚
  • タイトル
    :
    わたしのあのこ あのこのわたし
  • タイトルID
    :
    1400645
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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わたしのあのこ あのこのわたし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     時々児童書も読んでみるのだけれど、私はもう大人になってしまったんだな、と少しさみしく思うことが多い。でも時々、大人になった今だからシンプルな日本語が響く、宝物みたいと感じる本に出会うことがある。

     小学生の、秋ちゃんとモッチ、二人の女の子の話。少しだけ配慮が足らなくて、(小学生だしね)秋のレコードに傷をつけてしまったモッチ。明らかに言い過ぎた秋。(大切なものだったんだもんね)  
     二人の心のモヤモヤを、小学生が理解できる、やさしい言葉で紡いでいく。大人になると、モヤモヤする、と一言で終わらせて、時間も余裕もないからすぐに次の案件だ。
     どちらかというと私はモッチみたいに、言わなきゃ言わなきゃと思いながらタイミングを逃してしまう方なので、秋ちゃんサイドの言葉が刺さった。『心の中で思っているだけじゃ気持ちは伝わらないと思うので、手紙を書くことにしました』
     秋ちゃんの両親も良かった。『人の心は一色じゃないからね。あの人はこうだ、といえるほどだれかの心を知ることはできないだろう』『ほんとうの気持ちなんてあるのかな。あるときにはこういう面があり、べつのときにはべつの心になる。だから、あの人はこうだ、と決めつけることはできないと思うんだ』
     秋ちゃんも、なかなか言葉にならないモッチの思い、背景を想像するようになった。来年の道夫くんの誕生日に、秋ちゃんは何を思うだろうか?レコードの雑音はもう気にならなかった。心は一色じゃないんだなあ。

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    小学校高学年になり、無邪気に喜怒哀楽できなくなったときの気持ちを思い出す。主役が2人の往復書簡のような小説、字のフォントを変えてわかりやすく表現されていた。

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    日常の中のささやかなトラブル、小学生女子二人の二つの視点で話は進む。

    いろいろなことを思い出したり。
    こんな時はこう感じたよな、クラスの関係性は色々と窮屈だったよな、些細なことが気になったな。
    自らの日常にも思いが及ぶ、あの時、あの子はどう感じたのかな、こんな風に心震わせていたのかな。
    大きな展開はないが心の機微や内面を丁寧に追っている。
    ああ、物語を読むって大切、と思う。
    つい目に見えていることのみで過ぎてしまう毎日の、その奥に思いを馳せるきっかけをあらためて与えてくれる。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    小学生、中学生の頃には戻りたくない。
    傷付いた分、傷付けて来たはずだ。
    はっきり覚えている気持ちや光景がある。何年経っても消えることはない。
    それら全てでは無いけれど、救われた気がした。
    人間関係の中での気持ちのバランスを取るのは難しいことだ。小さい頃はその練習なんだろうけれど、つらいし、大変。時間が経ってから答えがわかる事が多い。
    それを乗り越えて今がある。時間が掛かったけれど。

    0
    2024年08月28日

    Posted by ブクログ

    6年。秋とモッチ、それぞれの視点で広がる感覚と違いを、学校の生活や人間関係、そして2人の関係の中で描く。2人のそれぞれの感覚の繊細さがリアルで、共感できるところや、人の感覚と見え方の違いが体験できるところがとてもよい。5年の教科書本ではあるが、感覚のニュアンスやボリュームを読みこなせる力がつく頃におすすめしたい。

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    そでの部分には、右(始まり)曽良秋(ソラアキ)がモツチに書いた手紙が書かれている。
    「わたし、持沢さん友だちになりたいな、と思ってます。」そでの左(終わり)には、持沢香衣(もちざわかい)からの返事がある。「『友だちになってください』と書いていました。その気持ちはいまも同じです。

    R6年度の小5年の教科書掲載本。舞台は小学校で主人公2人は5年生。アキは4年生で転校して5年生でモツチと同じくクラスになって静かなモツチに惹かれて、ゴールデンウィーク明けにそでの手紙を渡した。

    アキが道夫くんから貰ったビートルズのドーナツ盤をもっちの父親の部屋のレコードプレイヤーで聞いていた。そこにモツチの弟の新くんがやって来て、レコードに傷を付けて仕舞う。アキはその日、何でも持っているモツチにモヤモヤしてしまう。
    アキは結婚式場で働くお母さんとアパートの2人暮らし。お母さんはお父さんの道夫くんとは結婚していない。時々アキは道夫くんに会いに行く。
    モツチはお父さん、お母さん、弟の新くんの4人暮らし。お母さんは翻訳の仕事を家でしていて、アキが遊びに行くと手作りのマフィンを焼いてくれる。

    アキとモツチが交互に語る形で物語は進行していく。(フォントが違うので分かり易い)アキは植物が好きで一人でも平気。モツチは家の三角の庭にあるヤブツバキの下に置いてあるガーデンチェアに座って道を眺めるのが好き。
    レコードの傷を許せないアキはモツチと距離が出来てしまうがー。
    表紙のデザイン、心情を綴る感じ、児童書というよりもYAの印象。

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    秋はお母さんと二人暮らし。お父さんの「道夫くん」とは時々会う。ある日、友だちのモッチの家に、道夫くんからもらったレコードを持って行き、一緒に聞いていたら、弟の新くんがレコードに傷をつけてしまう。秋はモッチに怒ってしまうが…。
    子どもたちの鋭い観察眼、柔らかい心、前に向かう力…さりげなく力強い物語。

    0
    2021年03月26日

    Posted by ブクログ

    意地悪になっちゃう感じ、友達に苛立っちゃう感じが、すごくリアルに蘇る。
    大きなことが起きるわけではないのに、心に残るお話。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    “人の心は一色じゃない。”
    “『ほんとうの気もち』なんてあるのかな。”
    大人になってようやく分かってきたことを、すんなりと言ってくれる…

    そう、そうなんです。
    きっとどこかでみんな気づいてる。
    誰もが、秋ちゃんみたいな部分、モッチみたいな部分、大沢さんみたいな部分を持っている。

    表紙背表紙、カバーのそでの構成が上手い。自分が手紙を受け取ったような気持ちになれる。あらすじでないのが逆に気になる(と私は思うけど、どうだろう?)

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ささいな出来事をきっかけに離れていく秋とモッチ。再び心を通わせるまでを描いている物語。章ごとに文字が変わり、それぞれの目線で書かれている。こういう作品好きです。

    0
    2021年03月01日

わたしのあのこ あのこのわたし の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    児童書 / 児童文学
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    わたしたちの本棚
  • タイトル
    :
    わたしのあのこ あのこのわたし
  • タイトルID
    :
    1400645
  • ページ数
    :
    208ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年08月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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