岩瀬成子のレビュー一覧

  • もうひとつの曲がり角

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    久しぶりに日本人が共感できるような、子供心にモヤモヤした感覚を思い出す、児童書を読んだ。

    親の、子供の将来を自分のことのように心配する気持ちと、子供自身の気持ちを信じたいことを両天秤にかけての葛藤は辛いことだと思うが、子供自身も辛いことを我が身のように感じられることができない理由は、何なのだろうか?

    子供のいない私には分からないが、おそらく下記の台詞で、ハッとさせられるものはあるのではないかと思う。

    「しなくちゃいけないと言われたから、しなくちゃいけないと思うのは、それは考えてないってことじゃないのかな」

    悩み苦しむ彼女の背中をそっと押してくれた人は、かつて彼女と同じ思いを抱いていたが

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    2022年03月12日
  • 100万分の1回のねこ

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    短編集は、滅多にかわないが、表紙の絵に釣られてしまった。みなさん、楽しんで書いているようで、遊び心のあるお話が多かった

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    2022年02月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    好きな作家さんのお話が収録されていたので購入。よく分からない話や詩、面白い話、苦手なタイプの話まで様々。全体としては、ストーリーより描写や言葉を楽しませて貰ったなという印象。川上さんの文章は初読みだったけど、かなり好き。あと山田さんの話のタイトルがオシャレでツボでした。


    生きる気まんまんだった女の子の話/江國香織
    100万回殺したいハニー、スウィートダーリン/山田詠美
    博士とねこ/広瀬弦
    虎白カップル譚/谷川俊太郎
    幕間/川上弘美

    ある古本屋の妻の話/井上荒野
    おかあさんのところにやってきた猫/角田光代
    百万円貰った男/町田康

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    2021年07月30日
  • もうひとつの曲がり角

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    小学校5年生のわたし。転校して慣れない学校と英会話の塾。そんな毎日にある日道を違えて知った少し異なった世界。子供の自我の目覚めと友情の始まりの予感を丁寧に描いている。表紙の酒井駒子さんの絵がまた素敵でした。

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    2021年05月10日
  • 100万分の1回のねこ

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    初読み作家さんばかりで、新しい作家さんに出会えた。角田光代さん、綿谷りささん、川上弘美さんのが好き。それにしても豪華。

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    2020年12月29日
  • 100万分の1回のねこ

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    13人の作家による、
    佐野洋子の絵本「100万回生きたねこ」へのオマージュ

    どの作品も、原作への愛に満ちている
    ひとつだけねこ関係ないのがあったけど(笑)
    あれはあれで面白かったし。

    原作をもういちど読みかえしたくなった。

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    2020年05月02日
  • くもり ときどき 晴レル

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    新しいことをしてその一つ一つに新たな発見があって。
    今ではもうあまりない感覚をあの頃は生きていたんだなあとしみじみ思った。
    新緑芽生えるようなあの空気。

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    2020年04月09日
  • 100万分の1回のねこ

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    角田光代、広瀬弦のが素晴らしい。
    元々の絵本を読んでいなくても中々に味わい深いものがたくさん。
    町田康だけ独自路線だったな。
    あと山田詠美は苦手。

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    2020年03月09日
  • 100万分の1回のねこ

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    町田康のを読みたくて、悩んだけど買いました。
    他の作家はすごく豪華やけどそこまで心惹かれるのはなかった。

    町田康はすごく分かりやすく読みやすい町田康だった。話も面白かった。別に猫じゃなくていいはずなのに書き手も読み手もなぜか猫を期待してしまう中で、町田康は唯一猫いっこも関係ないからね。100万の方に焦点当ててて。町田康は紛うことなき猫作家なのに。パンクロックの人だから。
    町田康以外では川上弘美のが面白かったと思う。

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    2020年03月03日
  • 100万分の1回のねこ

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    「100万回生きたねこ」へのオマージュ。
    豪華だな。そして、色々だな。
    綿矢さんの「表紙のねこが怖かった」という気持ち、わかります。

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    2020年02月06日
  • 100万分の1回のねこ

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    佐野洋子さんの100万回生きた猫をもう一度読み返したくなる。
    猫好き作家さん達なのか、さり気なく猫の特徴を表現してるのが楽しい。

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    2020年01月31日
  • 100万分の1回のねこ

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    ずっと読みたかった本。ようやく入手。
    ●江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
    ……世界観がそのまんま。いいねえ。
    生きる気まんまんだった女の子は、なんだかんだで幸せな人生を送ったのだろうな。

    ●岩瀬成子「竹」
    ……よく分からなかった。児童文学の作者なのに、やや難解。

    ●井上荒野「ある古本屋の妻の話」
    ……夫婦は仲良くありたいね。分かりやすく。誤解を招かずにすむくらいに。

    ●角田光代「おかあさんのところにやってきたねこ」
    ……いろいろ深読みしたくなってしまう短編。
    飼い猫の幸せ?野生の幸せ?
    親の子知らず、子の心親知らず。
    人生の因果、幸福とは?

    そして、元絵本でねこが、王様や船

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    2019年10月15日
  • マルの背中

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    ネタバレ

    小学生。猫。駄菓子屋。母子。弟。
    駄菓子屋の猫マルを預かる数日。物の少ない生活と亜澄の感じることと。

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    2018年09月26日
  • 夜くる鳥

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    ネタバレ

     梟と桃の不思議な物語り。お別れ会のあとで、おたのしみ会がある。希望の残る終わり方をしているのが印象的だった。
     子どもに対して死を考えさせるときにこの本を薦められた。
     なかなか難しいものだと思う。

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    2017年04月16日
  • マルの背中

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    岩瀬さんは児童文学者としては社会派なんだ。
    いじめや不登校をテーマにして、共感させて明るい未来を感じさせる終わり方っていうのが、今どきの児童文学の定番で、虐待や貧困が出てきても、そんなに生々しくは描写されないし、最悪の状態ではないのが普通なのだが、このところの岩瀬さんのは救いがないというか、あまりにリアルというか。
    『きみは知らないほうがいい』も『ぼくが弟にしたこと』も逃げ場がない感じだったが、この本の貧困シングルマザー家庭も、これからどうなってしまうのだろうかと、読んでて心配になるのだが、最後まで状況は変わらない。お菓子を食事にしたり、母親が帰ってこなかったり、気に入っている服を「あんたには

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    2016年11月12日
  • くもり ときどき 晴レル

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    思春期にさしかかる少年少女の心に吹く一瞬の風をとらえるような、6つの短編集。

    「恋じゃなくても」が好き。

    思春期、って今そこにある瞬間はきっと気づかないし指摘されるのも嫌だよなー。
    そうやってくくられるのもきっと嫌だ。

    ずっとずっと晴れじゃないし、雨でもない。
    風が吹き抜けていく瞬間を感じた。

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    2015年08月02日
  • くもり ときどき 晴レル

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    特に気になったのは「アスパラ」・・・それは母親に置いて行かれた小一の男の子
    いつもニコニコしている。

    この子はこんな方法しか知らないのではと・・・

    この子を守ってあげたい小5の女の子の気持ちが書かれている。
    いじめ問題等が子供の目を通して書かれていて、表現が分かりやすい。

    児童文学なのだけど大人が読んでも読み応えが有るのでは・・・

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    2015年02月22日
  • くもり ときどき 晴レル

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    岩瀬成子は児童文学の作家ってことになってるけど、こういう短編集を読むと、子どもが主人公っていうだけで、子ども向きではないよな、と思う。
    長編でもそう思うことがあるが。
    子どもはどうしても小説に物語を求めるので、特にこれといったストーリーがないと、つまらないと感じる子が多い。
    まあ、大人もそうかもしれないけど。今流行ってる小説なんか見てると。
    そういった意味で、ちょっと上級者向けで、子どもが読んで良かったと思えるかどうかは疑問。
    でも、私は好き。
    太った女の子の淡い恋心を描く「こんちゃん」や、少女がちょっと風変わりな青年に抱く憧れを描いた「梅の道」など。
    みんなにおススメ、って本じゃないけど。

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    2014年08月03日