火坂雅志のレビュー一覧

  • 骨董屋征次郎京暦

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    ネタバレ

    2019/2/20
    続編。
    読んでる間は征次郎に同調して怒りに打ち震える。
    私腹を肥やすために日本の宝を流出させるなんて!って。
    でも最後ちょっと曖昧になってしぼんだ。
    坂東文次郎が全部持って行った。
    まあそんな巨悪を倒されても話が変わるような気もするけど。

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    2019年02月23日
  • 業政駈ける

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    上野国(現在の群馬県)西部にある、箕輪城の城主・長野業政が主人公。
    なかなか渋いチョイスですが、弱小領主が大勢力(武田・北条)に立ち向かっていく様が爽快に書かれています。
    あの真田幸村の祖父、真田幸隆がライバル的なポジションで登場しているのも、個人的に注目ポイントでした。

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    2018年07月18日
  • 天下 家康伝 下

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    二俣城→信康切腹(21歳)→清瀧寺
    真田家:信州上田 砥石城、虚空蔵山、上田城(対上杉のために家康が資金援助?)
    北条氏:松井田城(安中、大道寺政繁)、川越城、鉢形城

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    2018年04月06日
  • 天下 家康伝 上

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    ネタバレ

    メモ

    登場する史跡
    P244〜vs武田信玄
    高天神城、野田城、吉田城、二俣城、岩村城、見付、一言峠、秋葉街道(上田〜浜松)
    →この小説内では、「家康にすぎたるものが二つあり、唐の頭に、本多平八」は一言坂の奮戦後に、武田方の小松右近が見付に高札で書いたことになっている。P270
    三方ヶ原、犀ヶ崖
    駒場の長岳寺(阿智村)→信玄没の地

    中村家住宅(浜名湖。家康二男結城秀康出生地)
    長篠城(新城の北。鳥居強右衛門磔の地、馬場信春戦没の地)、後に井伊の赤備えとなる精強な武将、山県昌景もこの戦で戦死。
    長篠は遠江、信濃、美濃を結ぶ交通の要衝
    長篠決戦地後方の鳶ヶ巣山砦
    →酒井忠次の進言による急襲

    P

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    2018年04月03日
  • 西行桜

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    ホラー漫画ですね。妖怪は好きなんだけど、その小説となるとちょっと苦手かもです。あとがきで作者が書いているように、当たり前に病院がある現代からは想像が難しいけど、体調不調の原因は魑魅魍魎に求められていた訳で、それが高じて本作のような世界観に至るのも納得。歴史・時代小説ってより、ホラー・SFものとして、どっぷり娯楽に浸れるって意味では優れているかも。何やかや、それなりに楽しめたんですけどね。

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    2017年08月13日
  • 実伝 真田幸村

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    ネタバレ

    これも羽田で購入した本。
    小説ではなく、対談や評論を集めたもの。
    NHKの元アナウンサー松平さんと火坂さんの対談も面白かったけれど、古い時代に書かれた短い評論が大変興味深かったです。
    その時代の人たちが幸村という人物をどのように認識し、評価していたのかが分かるからです。

    記憶に残る武将、最後の武将だったんだなと改めて思いましたし、ほかの真田幸村関係の本も読みたくなりました。

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    2016年12月29日
  • 沢彦(上)

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    なかなか面白かった。だが、織田信長の功績をすべて、沢彦のおかげにするのは、致し方ないとはいえ、ちと無理があるかなと。

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    2016年10月13日
  • 軍師の門 上

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    ざっと概要を知る為用の作品という印象。
    個人的には没入し辛かった。物語としてのドラマ性や情緒は無く、出来事の上辺を並べて会話させているだけ。出来事にも人物にも一切深く触れないので、何がどうなった以上のものがほとんど無い。
    情報として地名や物の名前が羅列されるが、それがどんな意味を持つのか、どういうものなのかの情報が不足がち。
    頭脳派を描く話なのに物事が進む時の理由や説明がおざなりで、説得力不足を感じた。
    またやっと入り込めたかなという辺りですぐに章が変わるので、やや散漫な感じも。
    登場人物についても、特段心に残ったものは無く…。
    文章や展開に極端な欠点がある訳ではないのは良い所かと思う。

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    2016年06月22日
  • 花月秘拳行

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    ネタバレ

    西行が秘拳使いとして蝦夷路を旅してストリートファイトを繰り広げる歴史武闘冒険記。火坂雅志のデビュー作。トンデモ感あふれるから子供向けだね。



     そのうちジャッキーチェンとかブルースリーとか出てきてもおかしくない。

     ただ、蝦夷の歴史に軽く触れているのはファンタジー感が増して面白さになっている。蝦夷の物部氏関係の伝説は妖しくて面白いからね。そりゃあ気の力を使って波動も撃てる!

     ただ、西行については勉強しなおします。これを読んで西行の勉強をしようと思ったのは僕のミスです。

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    2016年03月21日
  • 骨董屋征次郎京暦

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    普通に面白いけど、キレがないと言うか、ふ~ん。で終わってしまった感じ。
    人情話でもないような、なんというかなんというか。

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    2016年02月13日
  • 天地人 下 人の巻

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    豊臣秀吉の天下、そしてその後釜、天に召された後。

    怒涛の時代がすみました。
    あぁ終わった…という状態。
    結局、多分オリジナルだろうか、と思っていた人物は
    ひっそりといなくなりました、という状態?
    側室とかになるのかと思ったのですが
    何の動きもなかったです。

    歴史の流れはこんな感じだったか? と
    思い返してみても分からない状態。
    これをきっちりと読んだら、歴史に強くなったやも。
    歴史として憶えるのは無理ですが
    話としては最後まで読みやすかったです。

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    2016年07月18日
  • 実伝 黒田官兵衛

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    小説あり、論文あり、対談ありと、とにかく薄い本なのに、内容盛りだくさん。何名かによる共著の形になっているためか、細かい部分での整合性が取れていない部分もあるものの、まぁ大河ドラマにあやかったものかと。同じ話が何度か出てきたり、細かいニュアンスが著者によって違ったりするので、エッセンスを読み取るつもりで読む必要がある。

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    2015年06月30日
  • 軍師の門 上

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    竹中半兵衛、黒田官兵衛の両軍師を主人公にした小説。
    スピード感があっていい。その反面、少し物足りないところがあります。
    長編小説じゃないし、しょうがないか。

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    2015年03月07日
  • 実伝 石田三成

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    「天地人」の作者が、その主人公・直江兼続と盟友であった石田三成を記したのにもかかわらず、単なる歴史オムニバスというレベルで残念。
    唯一、小和田哲男が三成と津軽家の縁についてふれていたのが収穫でした。

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    2014年11月03日
  • 実伝 黒田官兵衛

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    黒田官兵衛について語る、歴史本や小説とはひと味違う作品。
    最近いろんな作品を読んだ中で思い描いた官兵衛像とずいぶんと近いなというのが感想。
    新たな発見がさほどなかったので、官兵衛初心者向きかも。

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    2014年10月29日
  • 軍師の門 下

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    「知」と「義」の狭間で官兵衛がどう生き、戦国末期をどう生き、どう見られたのかを描いています。秀吉亡き後官兵衛はどうしたのか。大河ドラマの原作ではないですが、予習としては十分流れを掴むことができます

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    2014年09月03日
  • 軍師の門 上

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    義の軍師になろうとするも、世を平和にするには「悪」になることも重要だと言われ、逡巡する心理描写を中心に黒田官兵衛が竹中半兵衛を通して大きく変わっていく様を描いています。

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    2014年09月03日
  • 実伝 黒田官兵衛

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    NHK 軍師 官兵衛を観ながら、読み終えた感想は『よい』の一言に尽きる。オーバーラップする記述も多く、黒田如水(官兵衛)の魅力が満載。

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    2014年07月30日
  • 軍師の門 上

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    村上海賊の娘に続いて読んだので、とてもオーソドックスで地味に思えたが、ツボが押さえられているので飽きることがない。さて、下巻は。

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    2014年07月07日
  • 軍師の門 下

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    ネタバレ

    実際に何処まで本当かわからないが・・・本書によると、清州会議で信長の孫・三法師を担ぎあげたのは官兵衛の差し金だそうだ。また秀吉の戦法として有名な兵糧攻めや水攻めは官兵衛の策らしい。それから大阪城を建てたのは加藤清正だが、官兵衛が設計に携わっているらしい。それがすべて本当だとしたらとてつもなく凄い人だ。

    信長も秀吉も天下取りに向かっている時は颯爽としているが、頂点に立ってしまうと何かが狂いはじめる。増大していく組織に秀吉だけの意向では動かすことが難しくなって行く。関ヶ原は表向きは豊臣対徳川の争いだが、その実古くから秀吉に仕えた豊臣家の旧勢力と石田光成を始めとする新勢力の争いを家康が利用したよう

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    2014年02月16日