火坂雅志のレビュー一覧

  • 軍師の門 下

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    12.11/17〜11/22
    官兵衛、如水が秀吉に軍師として仕えていくがこの軍師という立場の難しさが特に感じた。ただ有能であるだけでは主に警戒されてしまうこの微妙な関係がブレインの切なさに思った。秀吉から距離を置かれあえて官兵衛もわかっても口出ししないあの感情を思うともどかしい。
    そんな関係の中に最後に一種の答えみたいなもの残していて確かに思った。半兵衛の悪くなれという最初の言葉が官兵衛を生涯支えてるようだった。

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    2012年11月22日
  • 軍師の門 上

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    12.11/13〜11/17
    短過ぎる竹中半兵衛の生涯!信義と利の間にどう生きるべきか揺れる小寺官兵衛に戦国時代らしい世界が現れてた。現代にも自分にも置き換えてどちらに価値を置くかを考えさせられた

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    2012年11月18日
  • 墨染の鎧(下)

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    ネタバレ

    上下巻とも 優れた作品でした 面白かった
    最後は 武運拙く 志半ばで 石田三成 小西行長 とともに六条河原で斬首される
    終始 毛利の為に知略を尽くし 毛利家存続の為に 秀吉の恩顧を受けるが 関ヶ原で 毛利氏が 家康側についてしまい 恵瓊は賊軍と成ってしまう いやはや 戦国の世とは 恐ろしい 

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    2012年06月22日
  • 墨染の鎧(下)

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    『墨染の鎧』の主役は「多くの作品の劇中に登場しているが、“主役”になっていた例は思い当たらない」という人物である“安国寺恵瓊”(あんこくじえけい)が主人公に据えられている。

    この種の、大きな勢力の狭間で色々な交渉事に携わって活躍したというようなタイプの人物…火坂雅志が綴る物語ではよく出て来る。彼が“得意”なタイプの“主役”と大変期待して読んだが、期待は裏切られなかった!!

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    2012年05月20日
  • 軍師の門 下

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    或いは火坂雅志が数々の作品で描いているものは、本作の黒田官兵衛が信条のようにしている「人は利のみにて動くにあらず。義によりて動くものなり」に収斂するのかもしれない…或る程度は史実を承知していながらも、本作の黒田官兵衛の行動に一喜一憂しながら読み進めていて、そんなことも思わないではなかった…

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    2012年03月02日
  • 利休椿

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    秀吉を取り巻く、桃山文化を作っていった人たちの短編集。
    芸術の道は命がけ。
    『天地人』の作者で、個人tr期に一番好きな本。

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    2016年06月02日
  • 軍師の門 上

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    軍師の門 上下 氷坂雅志
    豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の話。
    「黒牢城」を読んだ後、黒田官兵衛に興味を持って読んでみました。
    城攻めの攻略方法は、現代のビジネスにも活用できそう。脳ある鷹は爪を隠す、知恵があるが上に秀吉に重宝されるも、逆心を恐れられ、厚遇されない。なんともやるせない話でした。

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    2026年06月21日
  • 天下 家康伝 上

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    江戸幕府創成者の一代記。堅苦しくもなく艶っぽいエピソードも入っている。
    本多正信など三河武士達が反旗を翻した宗教戦争というか家臣同士の争いは今後に影響を多いに及ぼした事が分かる。

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    2026年04月17日
  • 全宗 秀吉の侍医にして名参謀

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    ダイナミックな生き方だ!!己の野心にも嫉妬にも正直でそれでいてきちんと努力もする。きっと後悔のない人生だったと思う。

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    2026年02月19日
  • 虎の城 下

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    織田ー豊臣ー徳川時代をしぶとく生き抜いた藤堂高虎は、紆余曲折あルけれども、戦国武将として理想的な生涯と言えるのでは無いでしょうか。
    徳川家康との密度の濃い関係は、賛否両論あると思いますが、外様ながら生き抜いたのはお見事。

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    2026年02月08日
  • 北条五代 上

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    第一部は火坂氏が、第二部は(火坂氏の没後)伊東氏が著す。

    火坂氏は「天地人」は正直可もなく不可もなくという感じだった(大河ドラマの脚本よりはいいか、という程度)が、絶筆となった本書は流石に巧みさに磨きがかかっていた。このまま60代70代を迎えていたら更なる好著を生み出しただろう、と考えると惜しまれる。

    伊東氏は既に老練の域に達している。下巻では氏政や氏直、氏規や江雪斎をどの様に描くか楽しみ。氏政の蹉鉄をどう描いたか。

    ここまでアベレージの高い当主を五代に渡って輩出して来た北条(伊勢)氏というのは武家社会では異質の存在ではないか。何か現代社会の老舗オーナー企業に通ずる安定感がある。

    ジュンク堂書店天満橋店にて購入。

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    2025年12月20日
  • 軍師の門 下

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    黒田官兵衛と竹中半兵衛の生き様を語った物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのかわかりませんが(笑)、豊臣秀吉の軍師として仕えた二人の生き様を知ることが出来ました。
    この手の歴史小説でいつも思うのは、学生時代にもっと日本史を勉強しとけばよかったということ(笑)

    下巻です。
    官兵衛が地下牢で生き延びること。官兵衛を救うために動く周りの人々。
    心打たれます。
    そして、官兵衛の生還。しかし半兵衛はすでに鬼籍に..
    官兵衛が知る半兵衛の想い。
    半兵衛の軍配を引き継ぎ、秀吉の軍師となった官兵衛は中国を攻めていきます。
    そんな最中の本能寺の変。勉強していた日本史を思い出します(笑)

    信長亡き後の秀吉と官兵衛の関係が微妙に変わっていくのが面白い。
    徐々に官兵衛を遠ざける秀吉。
    官兵衛にたよるも恩賞を与えない秀吉。
    やはり、その智略を恐れていたんでしょうね。
    そんな中、官兵衛は如水となを改め、隠居することに。

    その後は、小田原攻め、天下統一、朝鮮出兵、秀吉の死去、関ヶ原と続いていきます。
    そして、その関ヶ原の間に自身の野望をかけて兵をあげる官兵衛。
    これはフィクションと思う遊女の朝霞との関係がなんとも良い味出ていると思います!

    夢の中で語り合った半兵衛とのシーン。
    何とも哀愁に満ちています。

    戦国の世の黒田官兵衛の生き様。
    すごく、楽しめました。お勧め!

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    2025年08月30日
  • 軍師の門 上

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    黒田官兵衛と竹中半兵衛の生き様を語った物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのかわかりませんが(笑)、豊臣秀吉の軍師として仕えた二人の生き様を知ることが出来ました。
    この手の歴史小説でいつも思うのは、学生時代にもっと日本史を勉強しとけばよかったということ(笑)

    上巻です。
    竹中半兵衛と若き黒田官兵衛の出会い、さらには半兵衛と秀吉の出会いが語られます。
    そして、戦と半兵衛が繰り出す様々な智略。
    さらに信長、秀吉の性格、人物像が語られています。
    信長の狂気、秀吉の人物掌握術。

    上巻の後半から面白くなっていきます。
    黒田家が織田につくかどうかの内紛。
    上巻のクライマックスは、なんといっても、謀反した村重を説得しにいき、有岡城の地下牢に幽閉されてしまった官兵衛のサバイバル。
    官兵衛も裏切ったと思われ、人質だった官兵衛の子供を殺せと命じた信長。
    しかし、官兵衛を信じて、その子供を匿った半兵衛。
    二人の友情を超えた関係がしびれます。
    どうなるっどうなるって下巻に続きます。

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    2025年08月30日
  • 上杉かぶき衆 新装版

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    ネタバレ

    あまり作品の主役として描かれない人物にもスポットライトが当てられており、様々な思いを抱えながら上杉家の代替わり前後や関ヶ原、大坂の陣を生きて行ったのだなと感じた。
    また、どの作品でも直江兼続が関わっており、その影響力の大きさを感じた。

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    2025年08月11日
  • 虎の城 下

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    安土桃山時代から江戸時代初期までを、自身に折り合いをつけながら生き抜いた藤堂高虎。一人の武将の目線から見た時代の変遷を辿れる。

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    2025年06月29日
  • 業政駈ける

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     火坂氏の作品は初めてだったが、軽快な語り口に比して骨太な歴史小説で、面白かった。
     12人の娘がいる女好きで欲に忠実な性格と、何度も武田信玄を撃退し箕輪城を守り通した勇猛さを上手く掛け合わせ、領土欲より領民の生活の安定を重視する、気持ち良い人物に描かれている。領土欲がない点で謙信と馬が合い、信玄と対比も鮮やか。
     ただ唯一の欠点は後継を育てられなかったことか。実子に男子が少なかった不運はあるが、養子という手もあっただろうと思う。
     剣豪・上泉信綱が忠義を尽くしていた点からも彼の武勇が分かる。信綱の人生は明瞭になっていないようだが、息子の代で彼を欠いたのだとしたらそれも上野衆の力が弱まった一因かだろうか。
     また、戦の描き方が上手いと思う。作戦を含め打つ手が嵌る感覚を共感でき、臨場感のある読書体験ができた。

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    2024年09月03日
  • 軍師の門 下

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    竹中半兵衛、黒田官兵衛の生き様は共に信長・秀吉の軍師として「利」と「義」を配慮しながら戦い続けた。軍師は戦勝すると影となり、官兵衛も敗戦、苦戦の場合のみ頼られ、勝っても言葉だけの報奨を受けた。隠居した後の「己の道」(我力を信じ鎮西平定)が夢半ばで終焉したのも悲しいが、牢獄から生き抜くことへの希望、夢を最後まで諦めなかったことは男として、軍師として素晴らしい人生だったと思う。気になる言葉は:「力が強いものはそれのみに頼り、己を誇って、家臣や領民の心を見失う。高慢になって人を蔑ろにすれば、家臣、万民の心は離れ、必ず家を失い、国が滅ぶ元となる。誠の威というものは、人を叱ったり、脅したりすることなしに、自ずと内から滲み出るものでなければならぬ」(自己を知る)
    「それがしに与えられた宿世、天を恨まず、運命から逃げず腹を括り堂々と己が道を行く」
    「賭博のできぬ男に勝利なし」(勝負)

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    2024年06月14日
  • 軍師の門 上

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    知恵も武力なり、軍師としての力量は智慧と度胸が必須だ。文中にある「世に智慧者ほど恐ろしいものは無い」など戦略戦術は智慧ある者に勝利をもたらした。竹中半兵衛は病魔の犯されながら真剣に人を読み行動した。上に立つものは人愛と寛容の心が必須だと言い遺した。気になる言葉:「死を恐れていては、何事もなりますまい。誰もが尻込みする大仕事を成し遂げたとき、得難い信用と地位を手にすることになる」(リスクと挑戦)
    「弱者が知恵を駆逐して、強者を打ち破るところに兵法の面白さがある」(智慧と度胸)
    「天の時、地の利、人の和」(人の徳)
    「世に智慧者ほど恐ろしいものは無いという」(戦略・軍師を持つ)
    「人に徳ありと思わせる努力を、仁愛なき大将は人の信望を失う」(人徳と寛容の心)

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    2024年06月14日
  • 北条五代 下

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    ■北条氏康・氏政・氏直になり滅亡するまで。
    ■関東から見た上方(信長・秀吉)の動きという視点が新鮮。上野、下野の国衆・土豪の降伏・離反、常陸の佐竹、安房の里見の抵抗に懊悩する北条の当主たちの描写も新鮮。
    ■一方で、氏康の器量は戦国大名の中でも上位と思うが、この本からは感じない。史実に忠実だと思うが、結局北条がなぜ滅びる運命になったのか、示唆的な描写はなかったように感じた。

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    2023年11月12日
  • 左近(下)

    購入済み

    完成作を最後まで読みたかった

    島左近は私にとって関ヶ原合戦で突然登場する武将でしかなかった。左近の生き様を知り、彼の視点から当時の戦国武将たちを見ることができ、当時をより深く理解が進んだように思う。
     数週間前、ブラタモリで黒田長政の鉄砲隊が左近を狙撃するために迂回した路をたどっていた。そこへ至るまで故火坂氏はどのような物語を構想していたのだろう。

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    2023年07月14日