あらすじ
火坂雅志急逝による未完の大作を伊東潤が引き継いだ奇跡の歴史巨編。五代百年にわたる北条氏の興亡を描く。伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)は今川家の内紛をとりまとめ、伊豆・箱根を平定。2代氏綱はさらに北条家の地歩を固めるが……。
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Posted by ブクログ
北条家の歴代当主が、偉大な父親と自分の才覚との差に苦悩しつつ、いかにすれば領民たちの為となる政治を行えるのかや、自身の秀でた面で難局を乗り切ろうとする場面がとても良かった。
Posted by ブクログ
第一部は火坂氏が、第二部は(火坂氏の没後)伊東氏が著す。
火坂氏は「天地人」は正直可もなく不可もなくという感じだった(大河ドラマの脚本よりはいいか、という程度)が、絶筆となった本書は流石に巧みさに磨きがかかっていた。このまま60代70代を迎えていたら更なる好著を生み出しただろう、と考えると惜しまれる。
伊東氏は既に老練の域に達している。下巻では氏政や氏直、氏規や江雪斎をどの様に描くか楽しみ。氏政の蹉鉄をどう描いたか。
ここまでアベレージの高い当主を五代に渡って輩出して来た北条(伊勢)氏というのは武家社会では異質の存在ではないか。何か現代社会の老舗オーナー企業に通ずる安定感がある。
ジュンク堂書店天満橋店にて購入。