火坂雅志のレビュー一覧

  • 虎の城 下

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    安土桃山時代から江戸時代初期までを、自身に折り合いをつけながら生き抜いた藤堂高虎。一人の武将の目線から見た時代の変遷を辿れる。

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    2025年06月29日
  • 業政駈ける

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     火坂氏の作品は初めてだったが、軽快な語り口に比して骨太な歴史小説で、面白かった。
     12人の娘がいる女好きで欲に忠実な性格と、何度も武田信玄を撃退し箕輪城を守り通した勇猛さを上手く掛け合わせ、領土欲より領民の生活の安定を重視する、気持ち良い人物に描かれている。領土欲がない点で謙信と馬が合い、信玄と対比も鮮やか。
     ただ唯一の欠点は後継を育てられなかったことか。実子に男子が少なかった不運はあるが、養子という手もあっただろうと思う。
     剣豪・上泉信綱が忠義を尽くしていた点からも彼の武勇が分かる。信綱の人生は明瞭になっていないようだが、息子の代で彼を欠いたのだとしたらそれも上野衆の力が弱まった一因

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    2024年09月03日
  • 軍師の門 下

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    竹中半兵衛、黒田官兵衛の生き様は共に信長・秀吉の軍師として「利」と「義」を配慮しながら戦い続けた。軍師は戦勝すると影となり、官兵衛も敗戦、苦戦の場合のみ頼られ、勝っても言葉だけの報奨を受けた。隠居した後の「己の道」(我力を信じ鎮西平定)が夢半ばで終焉したのも悲しいが、牢獄から生き抜くことへの希望、夢を最後まで諦めなかったことは男として、軍師として素晴らしい人生だったと思う。気になる言葉は:「力が強いものはそれのみに頼り、己を誇って、家臣や領民の心を見失う。高慢になって人を蔑ろにすれば、家臣、万民の心は離れ、必ず家を失い、国が滅ぶ元となる。誠の威というものは、人を叱ったり、脅したりすることなしに

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    2024年06月14日
  • 軍師の門 上

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    知恵も武力なり、軍師としての力量は智慧と度胸が必須だ。文中にある「世に智慧者ほど恐ろしいものは無い」など戦略戦術は智慧ある者に勝利をもたらした。竹中半兵衛は病魔の犯されながら真剣に人を読み行動した。上に立つものは人愛と寛容の心が必須だと言い遺した。気になる言葉:「死を恐れていては、何事もなりますまい。誰もが尻込みする大仕事を成し遂げたとき、得難い信用と地位を手にすることになる」(リスクと挑戦)
    「弱者が知恵を駆逐して、強者を打ち破るところに兵法の面白さがある」(智慧と度胸)
    「天の時、地の利、人の和」(人の徳)
    「世に智慧者ほど恐ろしいものは無いという」(戦略・軍師を持つ)
    「人に徳ありと思わ

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    2024年06月14日
  • 北条五代 下

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    ■北条氏康・氏政・氏直になり滅亡するまで。
    ■関東から見た上方(信長・秀吉)の動きという視点が新鮮。上野、下野の国衆・土豪の降伏・離反、常陸の佐竹、安房の里見の抵抗に懊悩する北条の当主たちの描写も新鮮。
    ■一方で、氏康の器量は戦国大名の中でも上位と思うが、この本からは感じない。史実に忠実だと思うが、結局北条がなぜ滅びる運命になったのか、示唆的な描写はなかったように感じた。

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    2023年11月12日
  • 天地人 上 天の巻

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    火坂雅志さんの代表作らしい。この頃の火坂さんの歴史小説は、基本的に史実に乗っ取っていて、人物同士のイベントが納得できる範囲で、かつ最初の頃の作品にあった裏設定というか伝奇色?が若干入っている程度で、良いと思います。

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    2023年11月05日
  • 左近(下)

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    完成作を最後まで読みたかった

    島左近は私にとって関ヶ原合戦で突然登場する武将でしかなかった。左近の生き様を知り、彼の視点から当時の戦国武将たちを見ることができ、当時をより深く理解が進んだように思う。
     数週間前、ブラタモリで黒田長政の鉄砲隊が左近を狙撃するために迂回した路をたどっていた。そこへ至るまで故火坂氏はどのような物語を構想していたのだろう。

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    2023年07月14日
  • 天下 家康伝 下

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    NHKの「どうする家康」があまりにも歯痒くてこちらの作品を手に取りました。
    関ヶ原の先も読みたくなりますが上下2刊でまとめてくれていて家康を知るには、ありがたかったです。

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    2023年06月16日
  • 常在戦場

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    家康家臣列伝を集めた短編集。大河ドラマやってることやし家康さん周辺の話に興味あり。ドラマよりこっちの世界がしっくりくる。
    天下を取るにあたって優秀な家臣が重要。
    どの話もよかったけど商人が大事業を興して利と義を追求する角倉了以が主人公の川天狗がよかった。

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    2023年05月09日
  • 天下 家康伝 上

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    来年2023年のNHK大河ドラマの主人公・徳川家康を描いた著者渾身の作品。成長後の家康は、越前朝倉攻め、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、甲州討ち入り、上田合戦、この時代に生きた事とは戦う事であった。

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    2022年12月14日
  • 天下 家康伝 上

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    歴史苦手意識持ってる私。教科書買ってみたり、売れてる歴史勉強本買ってみたり、漫画読んでみたり。でも入ってこないのよー。
    なんでもっと早く小説を読むという手段を選ばなかったのか。
    おもしろい!
    いやこれは作者さんがすばらしいのか。
    戦術とか経緯とか関係性とか、にんげんだもの今と通じるものはそりゃあるよね。
    家康の築山殿との関係性とか
    康信との関係性とか。
    三河一向一揆のこととか。
    三方ヶ原の戦いのこととか。
    戦いにしたって相手の心を読んだり
    同盟相手の心情とか。
    下巻がたのしみ!
    どうする家康とか関係なしに。(たぶん観ない)

    母親が骨折して、生活が一変しちゃって全然本読めなくなっちゃったけど

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    2022年12月11日
  • 戦国を生きた姫君たち

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    乱世を生き抜いた25人の姫君を描く。
    女城主、正室、美貌の姫君、才女、誇り高く殉じた姫君など、各テーマ毎に紹介されている。
    火坂雅志氏の解釈も併せて紹介され、有名な姫君から、マニアックな姫君まで。

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    2022年09月09日
  • 蒼き海狼

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    「壮大なスケール」とコピーに書かれているけど、ほんとに壮大だった。鎌倉時代とサーフィン、密偵の組み合わせが新鮮。そして主人公はまさに海の男。日本→中国→モンゴル→ベトナムと、爽快な旅を続ける。最後は何が起こったの?ちょっと不明だけど、さわやかに最後まで読めた。

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    2022年09月06日
  • 戦国を生きた姫君たち

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    25人のそれぞれの生き方が、ざっくりながらわかりやすくって歴史のことだから全部は分からないけれど、こんな女性だったんだな〜と新たに知ることが多かった

    ほんとに生き様が多様で、でもそのそれぞれが戦国女性として本当にかっこよくて現代にも活かさねば…と感じた!!

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    2022年08月12日
  • 軍師の門 下

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    下巻。
    黒田官兵衛の凄味と凄すぎるが故の苦悩、関ヶ原での野望。
    こちらもラストまで面白いです。
    もし関ヶ原が長引いていたらどうなったのか~勝手に想像してしまいますね。
    個人的には凄い人なのに哀愁を感じる武将第1位です。

    2021/5

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    2021年06月12日
  • 軍師の門 上

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    戦国武将や大名好きからしたら軍師のツートップである黒田官兵衛と竹中半兵衛。
    火坂雅志さんの作品がいちいち面白くて、ちょっと悔しい感覚すら覚える。
    最初は左近と業政駈けるだけ読もうと思ってたのにいちいち面白くてじわじわと火坂さん作品を読み進めてしまってます。
    いまさら黒田官兵衛という感情もありながらも軍師の門読みました。
    こちら上巻では黒田官兵衛と竹中半兵衛との出会いや官兵衛の苦悩や苦労、成長などが描かれています。
    普通に面白いです。

    火坂雅志さんの他作品(全宗や墨染の鎧、臥竜の天など)を読んでいる為、他作品の主人公が出てくると、おっ、とテンションが上がってしまいますね。

    2021/5

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    2021年06月12日
  • 黒衣の宰相

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    黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝。名門一色氏の血筋を引きながらも、室町幕府衰退もあり南禅寺に入らざるを得なかった。
    僧侶でありながらも、政治に深くかかわり、天満外道と言われる。悪名を一手に引き受け、徳川家康の天下を万全なものにした手腕は見事であり、ある意味大変魅力的である。

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    2021年05月27日
  • 太平記鬼伝―児島高徳

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    鎌倉末期から室町初期の南北朝時代に南朝方の軍師として活躍した児島高徳。配流されていた後醍醐天皇の隠岐脱出を実行するも、御門は鎌倉幕府を裏切り倒幕した足利尊氏に信を置く。義を捨て利に転んだ行いに承伏できない高徳は新政権からは距離を置き、建武の新政では十分な論功行賞を得ることができず、境遇の近い護良親王と関係を深める。徐々に対立し始める後醍醐天皇と護良親王。足利尊氏の野心。足利兄弟の対立。四国、九州、北陸、信州と舞台を変えながた南朝方として最後まで戦い抜いた児島高徳の太平記を描く。
    火坂雅志らしい文学性と史実と想像の融合。心を駆り立てる物語進行に夢中になり、気づけば数時間で読破していた。

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    2021年04月18日
  • 軍師の門(上下合本版)

    購入済み

    決して善人ではない両兵衛

    秀吉両兵衛の作品はいくつか読みましたが、ここまで人間味あふれるものははじめてでした

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    2021年04月02日
  • 左近(下)

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    火坂雅志が喧嘩師島左近の死華をどう描いただろうかと、悔やまれてならない。
    関ヶ原の戦いの胎動を感じるところだっただけになおさら。。。

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    2020年12月11日