左近(下)
  • 最新刊

左近(下)

730円 (税込)

3pt

4.7

人生、意気に感ず――。大和国(やまとのくに)の守護となった筒井家に、織田信長が明智光秀によって本能寺で討たれたとの一報が届く。去就を決しかねる筒井家で、静観を主張する島左近は、偵察に出た先で山伏を捕捉した。その山伏こそ、羽柴秀吉の奏者・石田三成だった。なぜ知勇兼備の左近ほどの男が、「算盤侍」と秀吉の猛将たちから揶揄(やゆ)される石田三成に仕えることにしたのか。無益な朝鮮出兵、秀頼の誕生、そして秀吉の死を機に牙を剥き始める徳川家康……。再び風雲急を告げる天下に、“いくさ人”島左近の真価が問われる! 敗れてなお、人心を惹きつけ、後世に語り継がれた漢(おとこ)の生き様。著者急逝のため未完となったが、関ヶ原での島左近の奮闘を活写した、同著者の歴史読物を収録。

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左近 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 左近(上)
    730円 (税込)
    我、昇竜たらん――。大和国(やまとのくに)を治める筒井家で、その剛直さと胆力を認められた島左近清興(きよおき)は、若くして侍大将に取り立てられる。そんな中、梟雄(きょうゆう)・松永弾正久秀が大和に攻め入ってきた。次々に城を落とされ窮地に陥る筒井家にあって、左近は、松永勢を相手に獅子奮迅の働きをするが……。下剋上の時代に義を貫き、のちに「三成に過ぎたるもの」と謳(うた)われた乱世の申し子・島左近の生き様を渾身の筆致で描いた長編小説。著者急逝のため、絶筆となった力作長編だが、文芸評論家・縄田一男氏も「未完ではあるが、読み応え充分」と太鼓判を押す、大河ドラマ『天地人』原作者の最高到達点。
  • 左近(下)
    730円 (税込)
    人生、意気に感ず――。大和国(やまとのくに)の守護となった筒井家に、織田信長が明智光秀によって本能寺で討たれたとの一報が届く。去就を決しかねる筒井家で、静観を主張する島左近は、偵察に出た先で山伏を捕捉した。その山伏こそ、羽柴秀吉の奏者・石田三成だった。なぜ知勇兼備の左近ほどの男が、「算盤侍」と秀吉の猛将たちから揶揄(やゆ)される石田三成に仕えることにしたのか。無益な朝鮮出兵、秀頼の誕生、そして秀吉の死を機に牙を剥き始める徳川家康……。再び風雲急を告げる天下に、“いくさ人”島左近の真価が問われる! 敗れてなお、人心を惹きつけ、後世に語り継がれた漢(おとこ)の生き様。著者急逝のため未完となったが、関ヶ原での島左近の奮闘を活写した、同著者の歴史読物を収録。

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左近(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上巻に続き下巻も最高に楽しめる。
    島左近の忠義と芯の強さに心打たれる事間違いない作品だがやはり仕方の無い事だが未完ではなく火坂雅志さんに最後まで書ききって楽しませて欲しかったなと残念に思う。
    これから更に左近の忠義や芯の強さに心打たれまくる筈だったのになぁ。

    改めて火坂雅志さん良い作品を多く残して

    0
    2021年07月04日

    Posted by ブクログ

    NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の筒井順慶を見て奈良県民としては筒井順慶と松永久秀を知りたくなった。
    筒井順慶の第一の部下である島左近を知らねば!と思い読み始めた本であるが、控えめに言って最高。

    熱い漢。
    私の大好きなタイプ。

    下巻は明智光秀による本能寺の変から。
    当時、光秀の与力であった順慶と左

    0
    2020年12月19日

    Posted by ブクログ

    火坂雅志未完の遺作。
    筒井順慶、豊臣秀長に仕えた後、石田三成に三顧の礼で迎えられる武将島左近の一生を描く。火坂の書く島左近目線の関ヶ原の戦いが読みたかったなぁ・・・

    0
    2018年05月10日

    Posted by ブクログ

    本作に登場する島左近は、自らを“喧嘩師”と考えているような、武芸の腕を振るって自身が戦士として闘うと同時に、率いる軍勢を奮い立たせて勇戦する指揮官という両面を備えた「戦場に在って価値を発揮する武士」である。そして義侠心に富み、“利”を追うばかりとなることを断じて潔しとしない人物だ。人の生き様には“利

    0
    2017年06月16日

    購入済み

    完成作を最後まで読みたかった

    島左近は私にとって関ヶ原合戦で突然登場する武将でしかなかった。左近の生き様を知り、彼の視点から当時の戦国武将たちを見ることができ、当時をより深く理解が進んだように思う。
     数週間前、ブラタモリで黒田長政の鉄砲隊が左近を狙撃するために迂回した路をたどっていた。そこへ至るまで故火坂氏はどのような物語を構

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    火坂雅志が喧嘩師島左近の死華をどう描いただろうかと、悔やまれてならない。
    関ヶ原の戦いの胎動を感じるところだっただけになおさら。。。

    0
    2020年12月11日

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