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Posted by ブクログ 2012年05月20日
『墨染の鎧』の主役は「多くの作品の劇中に登場しているが、“主役”になっていた例は思い当たらない」という人物である“安国寺恵瓊”(あんこくじえけい)が主人公に据えられている。
この種の、大きな勢力の狭間で色々な交渉事に携わって活躍したというようなタイプの人物…火坂雅志が綴る物語ではよく出て来る。彼が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月04日
自身の先見の明と行動力によって大名まで上り詰めたが、その栄達と引き換えに慧眼を失い、滅亡する・・・。
やはり天下を語る器ではなく、有能ではあっても一官僚に過ぎなかったということか。
安国寺恵瓊については読む前の印象を軽く上塗りした感じだったかな。
家康についてどう見ていたのかには語られないのが残念。...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月24日
著者の作品は歴史上のいわば脇役的な人物や、組織の№2的人物を主人公とする作品が多いことが私好みで多く読んできた。
本書も安国寺恵瓊という歴史上マイナー人物を主人公としたもので、毛利家における微妙な立場を的確に描きつつ、織田軍中国戦略を、受側の毛利家の視点で描いたものは読んだことがなかったので、新鮮で...続きを読む
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