渡邉義浩のレビュー一覧

  • 三国志が好き!

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    こういうの読むと、また改めて三国志を通読したくなるな~。ちなみに自分の推しは、張翼徳。本書ではほとんど触れられなかったけど…。

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    2023年11月13日
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 始皇帝の話

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    キングダムのネタバレになるかも?

    時系列に説明してくれたらいいのに、パートによって前後するので少しわかりづらかった

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    2022年06月04日
  • 漢帝国―400年の興亡

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    漢の詳細がわかる新書。
    董仲舒が司馬遷の師匠だったり、法家、黄老思想が時代をリードしていて、儒教は後漢になるまでメインではなかったり、王莽は国の簒奪を正当化するため必死だったりとと面白いエピソードが沢山あった。

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    2022年03月15日
  • マンガでわかる三国志(池田書店)

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    三国志演義のストーリーをマンガで楽しみつつ、演義と正史とわかりやすく比較解説しているので、三国志に初めて触れる人向けの本である。自分自身、三国志のことを知りたいけど、どこから手をつけていいかわからないという状態だったので、三国志の導入としてはこの本を最初に読んだのは当りだった。魏呉蜀とそれぞれ魅力的な人物がいて、史実としても面白く、だからこそ三国志がとても人気があることに納得できた。三国志演義を読んでいく上で、度々読み返すことになりそうな本である。

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    2021年08月15日
  • 『論語』 孔子の言葉はいかにつくられたか

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    孔子の言行を記録したとされる『論語』というテクストが、どのような経過をたどって成立し、こんにちにまで伝えられてきたのかということを解説している本です。

    「はじめに」には、「本書は、新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、早稲田大学のオンライン授業のために用意した原稿をまとめたものである」と書かれており、孔子の生涯や弟子たちについての入門的な解説も含まれています。また、定州『論語』や『斉論』の発見によって、『論語』のテクストの形成過程が明るみに出されてきたことなど、近年の研究についても触れられています。

    さらに、鄭玄の『論語注』、何晏の『論語集解』、皇侃の『論語義疏』や邢昺の『論語注疏』など

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    2021年05月26日
  • 漢帝国―400年の興亡

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     中国「漢」王朝の通史。後世の中国において規範となる「古典中国」の形成・完成という視点から、儒教と国家の関係の変容を軸に叙述している。社会が思想を規定するというより、思想による体制への規制力を重んじているように読める(体制はいかに恣意的な政治行為であっても儒教による正当化理論を要し、なおかつそれに拘束される)。儒教国教化の時期を通説より遅い後漢章帝期まで下ろしているのは(個人的には20年以上前に新進若手だった頃の著者の講義で直接教え込まれていたので既知だったが)、教科書でしか中国史を学んでいない人には新鮮であろう。儒教の規制力を重視するからこそ、脱「儒教国家」を図った曹操の革新性と「儒教国家」

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    2020年08月16日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 三国志 正史の英雄たち

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    演義(物語)の方が、様々な人がリメイクして、あらゆる世代に読まれている。マンガ、映画、ゲーム?等、今なお多くの人を魅了する不朽の名作を知らないままではいられない。そう思い手に取った一冊。
    正史(歴史的記述)に記録された人々を追うことによって、当時の世界観や情勢に触れることができた。これを叩き台に、様々な作品を読み比べしてみたい。

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    2020年04月23日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 三国志 正史の英雄たち

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    ネタバレ

    「三国志の智慧」からの流れで購入した。
     三国志における主要な冬樹人物について解説されている。改めて三国志演義や吉川英治の三国志を読むべきだと思う。三国志のような歴史ものは、どのようなスタンスで著者が書いたのか、意識して読むことが肝心なんですね。

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    2020年01月22日
  • はじめての三国志 ──時代の変革者・曹操から読みとく

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    曹操の視点で三国志とその周辺を見ていく内容。
    三国志の内容を隅々は覚えていないので、
    また、中国の人の名前が覚えられないのとで
    ちょっと入ってこないところがありました。
    でも三国志の内容で朧気ながら知っていることについて
    曹操からの視点での解説は新鮮な部分もありました。

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    2020年01月04日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    キングダム で解くという題名にはなっているが、本書のメインは秦統一以降の話なのでキングダム はあまり関係なく宣伝に使われてるだけだなとおもった。
    中国はなぜ巨大な人口を統一できているのか?他の国々を見ると中国大陸ほどの大きさではいくつもの国が乱立してるのが普通である。それは秦の始皇帝から始まった、法家の思想を取り入れて氏族制を廃止し、次の漢の時代で古典中国ともいわれる国のモデルができあがったからである。古典中国モデルは何かというと、大一統、華夷秩序、天子という3つの特徴である。簡単に言うと儒教に取り込まれた法家の考えが中国人に根付いているので、中国人はあんなに自信満々なのだ。今、習近平時代でも

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    2019年12月04日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    春秋戦国時代以前の殷周時代から秦による中華統一までの、現代に繋がる中華思想の根底を分析した新書。『キングダム』はやや後付けの宣伝口実感があるが、事前に本書を読むと『キングダム』の時代背景や文化背景が理解できてさらに楽しめるのは間違いない。

    秦の嬴政が唱えた「法の下の中華統一」が商鞅の法家を軸にした大改革であり、それまでの儒教のマトリョーシカ型ピラミッド構造つまり氏族社会に対する挑戦状でありイノベーションであったとする見解が面白い。これを読むと秦の中華統一思想や『キングダム』の6カ国合従の背景など、歴史の深みを一層味わえる。

    漫画内のキャラクターは化け物級の登場人物だらけだが、史実を基にした

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    2019年10月23日
  • 三国志 運命の十二大決戦

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    若い頃の曹操は橋玄をお手本にして西北烈将の騎兵戦術を研究し、その成果が馬超との対決(潼関の戦い)に活かされたらしい。

    光栄のゲームだと平均以下の雑魚武将に過ぎない橋玄が「入りては相、出でては将」と言われる文武両道の名将とは知らなかった。


    界橋の戦いを公孫瓚率いる幽州突騎と迎え撃つ袁紹の冀州強弩の決戦として描き出していたり、公孫瓚がなぜ荀彧のような名士たちとの交わりを断ち、商人や占い師と義兄弟の契りを結んだのかについても詳しく解説されていて、良い本だった。

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    2019年09月10日
  • 漢帝国―400年の興亡

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    ネタバレ

    始皇帝に続く渡邉義浩氏の中国史本。劉邦による秦を倒し漢が成った頃の話はなんとなく知っていたが、新や後漢成立のあたりは知識が欠落していたので興味深く読めました。良くも悪くも儒教国教化とともに制度が安定化し、儒教により活かされた外戚と宦官により屋台骨が揺らぎ、乱世の奸雄曹操に倒される。中国史において始皇帝と曹操が傑出した存在であったことが背景を知ることによってよく分かる。あとは隋を起こした楊堅あたりの話を知りたいと思いました。

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    2019年08月04日
  • 漢帝国―400年の興亡

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    始皇帝が中華の統一を成し遂げた後、再び混乱期を迎えたが、劉邦がその戦乱を勝ち抜いて漢帝国を創設した。漢帝国は王莽が簒奪した時期を挟み、前漢と後漢に分かれる。この時期を通じて儒教が政権の中に深く浸透してい行く過程が詳しく描かれ、持ちつ持たれつの関係が明らかとなる。(権力者の後継選びにおいて、古典書の解釈が恣意的に、如何様にでも解釈される、など)
    始皇帝が先鞭をつけ、漢帝国がほぼ確立した中央集権体制が、その後の中国の支配体制に連綿と継承された(されている)という著者の主題は、十分理解できる。
    著者の前書『三国志』や『始皇帝』に比して、本書はかなり専門的で、やや難解と言える。

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    2019年06月16日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    漫画『キングダム』と映画化により、中国の春秋戦国時代に興味がわき、偶然見つけた一冊です。
    当日の歴史を振り返りつつ、なぜ秦が中華統一できたのか、そしてその後の歴史の中で何度も統一国家が生まれた遠因に、秦のモデルを参考にしていた、という内容です。
    漫画だけではつかみにくい歴史の流れを分かりやすく解説しつつ、時折漫画の実際のストーリーを参考にしているので、非常に分かりやすい構成になっています。今後も漫画も含めて楽しみたいと思っています。


    ▼人類史上、中国ほど何度も統一された国はほかに存在しない
    →その淵源は、初の統一帝国・秦にある
    →秦の後に興った漢の時代に、「古典中国」ともいうべき国のモデル

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    2019年06月03日
  • 魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国

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    渡邊義浩 「 魏志倭人伝 の謎を解く 」邪馬台国論争などを検証した本。論争の争点である距離方角について 三国志著者の陳寿の偏向があるとして、邪馬台国=大和説を支持。

    著者の見解
    *魏志倭人伝は 三国志の一部→魏志倭人伝は三国志同様、著者の陳寿の偏向がある
    *三国志は 司馬懿の功業を示すため書かれた→司馬懿に貢いだ倭を 孫呉の脅威として 好意的に描いた
    *魏志倭人伝は 陳寿の理念と使者の記録が混じっている

    魏志倭人伝の構成
    *倭への方位、距離など→邪馬台国論争へ→陳寿の偏向
    *倭の風俗など
    *卑弥呼を親魏倭王に封建する制書

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    2018年04月22日
  • 三国志 演義から正史、そして史実へ

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    三国志演義には小説としての虚構が含まれているそうで、演義にも色々な版があって、版によって違いがあるとのことでした。

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    2017年10月17日
  • 三国志「その後」の真実 知られざる孔明没後の後伝

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    本来ならば孫権が呉を建国したところからが三国志。吉川英治の影響か孔明の死後は割愛される事が多い。敢えてその後を取り上げたところに意義がある。

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    2017年08月04日
  • コミック版 三国志 三国の争い

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    関羽の死後に怪しげな現象が起こるというような伝説めいた話も出てくるようになって、不安定な権力者の孤独な様子が見て取れる。

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    2016年02月21日
  • 魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国

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    三国志の一部である魏志倭人伝について、
    当時の中国の情勢や背景から邪馬台国に関する内容の
    真偽と謎を読み解く一冊。
    当該時代の基礎知識がないと完全についてゆくのは難しいが
    断片的にでも内容は理解でき、勉強になる。

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    2014年10月01日