渡邉義浩のレビュー一覧
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初めて三国志を読んだのは中学生の頃だった。桃園の誓い、三顧の礼、赤壁の戦いに心躍らせ一気に最後まで読んだのを記憶してる。当時KOEIのゲームが流行ったこともあり、50万円もするシャープのx68000というパソコンを父に買ってもらったことを覚えてる。毎晩毎晩友人を家に招いて夜通し三国志をやっていた懐かしい記憶だ。
歴史は書かれた時期や筆者の背景、当時の世間の評判などが反映されるものだ。描く人間の心情が現れるのは致し方ない。三国志も色々な系譜を経て真実とはかけ離れた点も多くあることだろう。我々がよく触れる「演技」などは事実にフィクションを効果的に加える事で中国の四大奇書として今なお世界中で読まれて -
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ネタバレ漫画『キングダム』を題材にした秦による中華統一の謎に迫った書籍。法家の思想や当時の情勢、その後の歴史などが解説されている。
秦は法家の思想を取り入れ信賞必罰の原則によって国を運営していた。しかし、これは画期的なことであった。なぜなら、当時の常識と言えば封建制社会であり、また、血縁関係によって支配する氏族制社会だったためである。実力はあっても要職に就くことができない社会と実力があれば成り上がれる社会。どちらが強い国になるかは明らかだった。結果、秦は中華を史上初めて統一するに至った。(ただ、秦はその苛烈な法制度から民の不満を増大させすぐに崩壊してしまうのだが…)
キングダムをより深く楽しむこと -
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「漢字」「漢民族」という言葉に表れるように、漢帝国は後世の中国にとっていわば「古典中国」として原点とされ続けた「儒教国家」である。
いかにして「古典中国」が築かれていったかを概観する一冊。
そのため、通史に沿って最低限の政治史・外交史は触れられるものの、どちらかと言えば思想や文化史の側面が強い。
儒教という一本の筋を通して漢の歴史を読んだのは初めてであり、大変勉強になった。
(以下は備忘録)
前漢成立初期(文帝の頃)までは、秦の法家思想や中央集権を引継ぎながらも、その峻厳すぎた反省を生かして、国政としては郡国制を採り、思想的には無為自然に代表される黄老思想が重要視され、皇帝の柔軟な政策判断を -
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渡邊義浩 「 三国志 」三国志演義 と 正史の違いから政治的意図を紐解いた本
三国志 正史とは 「正しい歴史」という意味でなく、国の「正統な歴史」という意味。事実か否かでなく→漢の正統を引き継ぐ国はどこか→その国の歴史が正史 という論理。歴史は勝者の記録である ことを再認識
諸葛亮と劉備の活躍は 正史でも演義でも吉川三国志でも見れるが、曹操の功績は正史でしか見れない。とても面白かった。関羽が義の極みとして神格化していることを初めて知った。
三国志の正史と演義の違い
*正史の正統=曹魏=曹操
*演義の正統=蜀漢=諸葛亮
*曹操を正史は悪者としないが、演義は悪者とする
*関羽を 演義