渡邉義浩のレビュー一覧
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漫画『キングダム』を題材にした秦による中華統一の謎に迫った書籍。法家の思想や当時の情勢、その後の歴史などが解説されている。
秦は法家の思想を取り入れ信賞必罰の原則によって国を運営していた。しかし、これは画期的なことであった。なぜなら、当時の常識と言えば封建制社会であり、また、血縁関係によって支配す...続きを読むPosted by ブクログ -
キングダムを読む上での+αの知識として選択しました。
基本的に読みやすく、統一までの背景や文化的問題などが分かりやすかったです。Posted by ブクログ -
約400年にわたる漢についての通史で,全体として「儒教国家」であることを重視。また著者の問題意識は三国志を中心としており,諸葛亮による蜀「漢」への流れとして結びつけている。Posted by ブクログ
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三国志をおさらいするのにとてもいい✨
内容も、演義はこうだけど、
正史はこう。
と、言う説明もあって、
私的にはそれがとても良かったと思ってるPosted by ブクログ -
190年頃から269年頃の5段階(5頁使用)で変化する勢力図がとても便利。電子書籍だと単ページ表できるので、ササッとスワイプするとパラパラマンガ的に勢力範囲の変化がわかる。他には、CGなので戦いの場面に臨場感があり且つキレイなので気分が高揚する。Posted by ブクログ
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キングダムが好きなので買って読みました。中国がなぜあんなに大勢で、あんなに広い国なのに1国であり続けられるのか、ヒントをもらいました。キングダムと歴史が面白いと思う人、ぜひ。Posted by ブクログ
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本当にタイトルの通り、学び直せる!
三国志ほとんど知らなかったのですが、武将たちがどのように行動していったかが端的にまとめられていて、
この時代の流れへの理解が深まりました。
袁紹・袁術の派閥に分かれてる所なんか、特に面白かったです。
袁術、おもしろいことするなぁと思いました。
流れを一冊で分かりや...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の「漢帝国-400年の興亡」が面白かったので読んでみた。
三国志は演義も正史もざっとは読んで、好きな曹操を中心に関連書籍にも多少触れているのでその差異に関してはある程度は知っている範囲であった。
ともあれ、演義のバリエーションの成立時期の社会背景などを意識した読み解きは面白い。知識の薄い西晋の記...続きを読むPosted by ブクログ -
「漢字」「漢民族」という言葉に表れるように、漢帝国は後世の中国にとっていわば「古典中国」として原点とされ続けた「儒教国家」である。
いかにして「古典中国」が築かれていったかを概観する一冊。
そのため、通史に沿って最低限の政治史・外交史は触れられるものの、どちらかと言えば思想や文化史の側面が強い。
儒...続きを読むPosted by ブクログ -
渡邊義浩 「 三国志 」三国志演義 と 正史の違いから政治的意図を紐解いた本
三国志 正史とは 「正しい歴史」という意味でなく、国の「正統な歴史」という意味。事実か否かでなく→漢の正統を引き継ぐ国はどこか→その国の歴史が正史 という論理。歴史は勝者の記録である ことを再認識
諸葛亮と劉備の...続きを読むPosted by ブクログ -
中国という国の根本が分かった気がした。本来なら違う国になってもおかしくないのを、始皇帝からの思想を脈々と受け継いでるのが今。歴史面白い。Posted by ブクログ
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分析概念としての名士層を軸として、三国時代の政治と思想の展開が描かれる。終章では研究史の整理もされており、今まで知らなかった角度から三国志を見ることができて面白かった。Posted by ブクログ
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思想史を軸に楚漢戦争から三国志の時代までが扱われている。儒教が国教として受け入れられていく過程を通して、後世の範となる古典中国がいかに形成されたかが書かれていて、これまで持ってなかった視点が勉強になった。Posted by ブクログ
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曹操は、『三国志』に登場する中で最も興味深い人物である。日本では諸葛亮が好まれるようであるが、実に先見性を持って時代を動かしたのは曹操なのである。その人物に特化してその事績を追ったのが本書である、と思って手に取って読み進めた。途中で、ふと題名を見ると、「はじめての三国志」となっているではないか。えー...続きを読むPosted by ブクログ
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「三国志」のことが知りたくて読んだ本。読み始めた時は人物の名前を覚えるのが大変だったが、この本を読んで「三国志」のことがよくわかった。この本を読んで、横山光輝先生の「三国志」が読みたくなった。「三国志」のことを知りたい人に薦めたくなる本。Posted by ブクログ
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キングダムという漫画を介して、秦国が中華を統一するに至った理由から、その後の中華の政治的な歩みについて考察した本でした。
秦は従来の氏族制度を否定し、法家思想を導入することで徹底的な法治国家を築き上げた。
キングダムを読んでから本書を読むと、時代背景が理解でき、よりキングダムを深く知ることになっ...続きを読むPosted by ブクログ -
「三国志」と「三国志演義」から“戦い”を選びCG化して解説。
・5分で総覧!三国時代
第一章 漢末の動乱-黄巾の乱から官渡の戦いまで
・三国時代の戦い方(基本篇)三国時代の武器・防具・戦術を知る!
第二章 三国の成立-赤壁の戦いから夷陵の戦いまで
第三章 三国時代の終焉-街亭の戦いから晋の統一まで
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儒家、法家の違いを背景に、中国全土を広く席巻した統治のための基本思考がよく分かった。
基本的にはそこから大きな変化があったわけではないので、現在の中国のメンタリティを学ぶのにも非常に有用な書であった。Posted by ブクログ -
ものすごい密度で、風呂読書で2ヶ月以上かかってやっと読みおわった。項羽vs劉邦はともかく、他は知らんことばっかり。三国志とかの前史としても勉強になった。『蒼天航路』とか勉強して書いてるのねえ。近代に至るまで中国に封建諸侯はいなかった、みたいな話にはっとなる。Posted by ブクログ
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キングダムを読んだあとだったため、場面を思い浮かべながら楽しく読めた。
秦という国の思想、仕組みは本書によって理解を深めることができ、知見の乏しい自分でも参考になった。
もう一度キングダムを読み直したくなった。Posted by ブクログ