渡邉義浩のレビュー一覧

  • 横山光輝で読む「項羽と劉邦」

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    横山光輝先生の読み込みと解釈、そして読者に分かるようにする表現が素晴らしい事が渡邉先生の解説により分かった。歴史でなく話としてもカリスマ的存在たる始皇帝が死んでから乱を経て項羽と劉邦という2人の英傑が激突するというのが面白い。戦の強さであれば項羽の方が上だろうが本書でも書いてある通り亜父范増の献策を受け入れなかったのが痛かった。それにやり方が覇道過ぎた。
    対する劉邦だが実に捉え所のない人物で蕭何、陳平、韓信といった歴史に残る逸材に使われている様で使っている。渡邉先生が指摘する様に韓信に対する胆力も凄い。何より凄いのが自分の間違いを指摘されたら気づき献策を受け入れる度量だろう。
    後、始皇帝の財宝

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    2025年07月09日
  • 学研まんが 三国志 黄巾の乱と桃園の誓い

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    アラフォーで三国志にハマる人いるんだろうか…
    このシリーズ全5巻なのであまり深掘りせずにサクサク話は進むんだけど、分かりやすかったよ。絵も私好みだし、名前しか知らなかった人たちのことが知れてよかったな。
    いずれは北方謙三さんの本も読んでみたいな。

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    2025年05月18日
  • 世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか 始皇帝の六国平定

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    中国史に造詣が深い著者の本なので勉強になる。本書にある様な統一の維持という点では漢帝国が歴史で実現しているが天下統一してからのオリジナリティについて始皇帝を上回る人は僅少ではなかろうか。領土の統一だけで無く単位のの統一という政治以外の面でも独自性有り。朕や皇帝という名称を考案しているところからもこの人の性格が現れている気もする。
    皇帝というと重臣達に戴かれて安楽にしてれば良い様なイメージもあるが、寧ろ仕事量的に最も働いている様に見える。優秀ゆえに人に仕事を上手く振れていないところがあったのではないか。その辺が劉邦との違いといえる。
    法科主義すぎて国はダメになったが韓非子の書籍を見て感激している

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    2025年05月18日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    キングダムを参照しながら、古代中国の歴史的な背景や当時の社会情勢を簡潔にわかりやすく解説してくれて分かりやすい。

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    2025年04月28日
  • 漢帝国―400年の興亡

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    楚漢戦争から漢の建国・呂雉の専横、王莽の王朝簒奪と劉秀(光武帝)の漢復興、後漢末期から三国時代といった断片的にしか知らない漢帝国について、成立から滅亡まで通史的に読みたく購入。漢の儒教導入とそれに伴う王莽の践祚、後漢による儒教推進など儒教国家成立や外戚専横の理由などについても非常に面白く読めた。

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    2024年10月19日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    法家の実装をどうしたか。商鞅以降も進めていた。
    人材が集まる仕組み。しかし、トップについては世襲制。
    漢は武帝の時代に郡県制を完成させる。
    漢民族は、漢字と儒教的価値観。

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    2024年09月28日
  • 漢帝国―400年の興亡

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    劉家のものに過ぎなかった漢が、「漢字」「漢民族」という形で後世に影響を与える「古典中国」の代表となった理由を詳細に解説している。

    内容はやや難しいものの、前漢・後漢の概要を把握したい方にもおすすめ


    補足として、渡邉義浩先生の他の著作との関係は以下の通り

    ・『春秋戦国(洋泉社)』
    ▶本書の前編に当たる本

    ・『王莽―改革者の孤独(大修館書店)』
    ▶本書の第5章の詳細版

    ・『三国志:演義から正史、そして史実へ(中公新書)』
    ▶本書の後編に当たる本

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    2024年09月07日
  • 世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか 始皇帝の六国平定

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    始皇帝の本と言うよりかは殷周時代の氏姓制度から秦漢時代の中華的封建制度にどのように移り変わって言ったのかを紐解く本と言ったほうが正しいか。
    道家思想をルーツに持つ法家思想によって早い段階で秦が氏姓制度を抜け出せたことで中華統一を果たし、それがなぜ統一後は通用しなかったのかを解説している。結局は呉楚七国の乱が決め手になり、後漢の章帝の時代に儒家思想を取り入れた事で中華的な封建制度が確立したと言う考えは非常に面白かった。

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    2024年08月23日
  • 三国志 演義から正史、そして史実へ

    購入済み

    今も日本で一番人気がある中国の時代といえば三国志の時代でしょう。ただ我々が需要している三国志は何なのかというのはあまり顧みられず、実はそこには本家中国とは違う日本的な偏りがあるようです。

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    2024年08月17日
  • 横山光輝で読む三国志

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    吉川英治の漫画版位にしか認識していなかったが台詞や場面の創意工夫をみるにキチンと三国志演義も読み込んで読者にわかる様に描かれている事が渡邉先生の素晴らしい解説で分かった。
    横山光輝先生の『史記』も傑作だがこうして解説を読むと横山光輝三国志という名称を冠せられる程の名作である事が再確認される。

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    2024年08月11日
  • 入門 こんなに面白かった三国志~正史と演義、史実の英雄たち

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    劉備や曹操など、三国志の英雄たちの姿を正史と演義の両面から解説した本。

    小説やマンガなどで三国志に触れたうえで本書を読むと、三国志の英雄たちをより深く理解できます。

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    2024年07月27日
  • 「十八史略」で読む「三国志」

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    三国志は好きだが十八史略について詳しく知らなかったのと、youtubeのゲームさんぽで観た渡邉さんの動画が面白かったので購入。
    漢文、書き下ろし、訳文、解説が順序立てて並んでいるので読みやすく、横山光輝さんの漫画三国志も掲載されていて良かった。
    後漢の官制図などもわかりやすく面白かった。次はもっと解説多めの本を読みたくなった。

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    2024年04月25日
  • 世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか 始皇帝の六国平定

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    中国のような大きい国は
    強権な政治でないと
    法律でガッツリ治めないと
    国家が成立しないんだろうなぁ
    と思った
    日本はゆるい...良くも悪くも

    あと...巻数が多すぎて
    手が出せないでいるけど
    「キングダム」と「三国志」
    読みたいなぁ...と思った

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    2024年04月04日
  • 世界史のリテラシー 「中国」は、いかにして統一されたか 始皇帝の六国平定

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    ちょっと難しかったけど、中国という大きな国がどんな思想で2千年もの長きに渡って続いて来たか、少し理解できた。まさに私の「世界史のリテラシー」を上げてくれました。

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    2024年03月01日
  • 始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎

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    キングダム大好き
    キングタムの時代背景や社会の仕組み、考え方の理解も深まり、今の中国が中国である理由もなんとなくわかる気がします
    キングダムの時代から今に続く中国の歴史の壮大さが心に響きました

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    2024年02月21日
  • 魏武注孫子

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    勝ちやすいやり方、パターンがある。
    敵味方は、どちらがそのやり方に則っているか。
    こちらが有利なのであれば、戦う(勝てる)
    そうでないなら負けるから、戦わない。

    敵を知り己を知るだけでなく、
    定石をしり、敵と己を比較する、なのかもしれない。

    状況は、刻々変わるので、情報をとる。
    相手が自滅するように仕向ける。
    利益を与えて、とりにいかざるをえなくする、など。
    兵は詭道なり。


    曹操は、なぜ、孫子の注釈をつけたのだろう。
    自分の思考回路を示したかったのではないか。
    自分と同じ思考ができる人間が増えれば、
    それだけ仕事が進む。
    でも、他国には渡したくないものだったのではないか。

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    2023年10月24日
  • 三国志が好き!

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    祖父は古典文学が好きで三国志と水滸伝のファン。蔵書には立派な全集があり読み込まれ擦り切れていた。そんなことを思い出しながら読んだ。私自身はなかなか馴染めていない三国志。とっかかりとしては最適な本で読みやすかった。

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    2023年08月24日
  • 三国志が好き!

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    初心者向けとは言っても、人名が多く出てくるので読見通すのはそれなりに大変。三国志に興味がある子どもなら、読みこなせるかも。

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    2023年07月27日
  • 三国志 演義から正史、そして史実へ

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    初めて三国志を読んだのは中学生の頃だった。桃園の誓い、三顧の礼、赤壁の戦いに心躍らせ一気に最後まで読んだのを記憶してる。当時KOEIのゲームが流行ったこともあり、50万円もするシャープのx68000というパソコンを父に買ってもらったことを覚えてる。毎晩毎晩友人を家に招いて夜通し三国志をやっていた懐かしい記憶だ。
    歴史は書かれた時期や筆者の背景、当時の世間の評判などが反映されるものだ。描く人間の心情が現れるのは致し方ない。三国志も色々な系譜を経て真実とはかけ離れた点も多くあることだろう。我々がよく触れる「演技」などは事実にフィクションを効果的に加える事で中国の四大奇書として今なお世界中で読まれて

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    2023年03月21日
  • ざっくりわかる 8コマ三国志

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    漫画と解説を合わせたよくある歴史入門と思いきや漫画部分はジェントルマン中村である。
    勢いある画風と「中山靖王(カリスマ)の血筋(DNA)」「呂布(リーサルウエポン)」などの超ルビが炸裂する漢達の物語。
    作者のファンなら満足できるはず。

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    2023年03月12日