渡邉義浩のレビュー一覧

  • 「三国志」軍師34選

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    読書録「「三国志」軍師34選」3

    著者 渡邊義浩
    出版 PHP文庫

    p96より引用
    “阿瞞という曹操幼時の字を呼び、「おまえは
    私を得なければ、冀州を獲得できなかったの
    だぞ」といったりもしました。確かにそのとおり
    なので、曹操は笑って、「おまえの言葉は正し
    い」といいましたが、心中これを非常に嫌悪
    しました。”

    目次から抜粋引用
    “軍師とは何か
     軍師の誕生
     多士済々ー曹操とせめぎあう軍師たち
     忠義を尽くすー劉備を支えた軍師たち
     悲劇の群像ー孫権と生きた軍師たち”

     文学博士であり三国志学会事務局長であ
    る著者による、三国志に数多く登場する人物
    達の中から、とくに軍師について選

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    2014年07月10日
  • 魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国

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    魏志倭人伝の謎を解明しようと、ああでもないこうでもないと色々な仮説・解釈が存在しているが、その多くが日本側の事情と魏志倭人伝のすり合わせである。
    この本は中国古代史の専門家が書いた魏志倭人伝検証本。三国志全体に精通している作者からすれば今までの魏志倭人伝解釈は、全く常識的な知識すら欠け落ちたままの空論に見えたことだと思う。最終的に「邪馬台国はどこか」という、このテーマでは避けて通れない結論部分に賛成するかどうかはともかく、魏志倭人伝を読む上で、当然踏まえなければならないことが多く書いてある。面白かった。

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    2014年02月26日
  • 諸葛孔明(学習漫画 世界の伝記NEXT)

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    中国の人の話です。三国志で有名な人だそうです。
    でも私は三国志の話も知らなければ、諸葛孔明も知りませんでした。少しは勉強になりましたが、そこまで面白いとは思いませんでした。

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    2014年02月15日
  • 三国志 演義から正史、そして史実へ

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    ネタバレ

    メモ

    『三国志演義』から「正史」『三国志』へ。儒教、朱子学や時代・王朝のイデオロギーで改変されていった三国志。判官びいきの対象諸葛孔明、悪役の曹操、引き立て役の孫権。それらを基に史実を明らかにしていく試み。

    後漢→黄巾の乱・とうたく・袁術
    魏・・・曹操、赤壁の戦い、屯田制、名士
    呉・・・孫権
    蜀・・・劉備・諸葛孔明・天下三分の計、三顧の礼、桃園の誓い(劉備、関 羽・張飛)

    物語を読んだことなく、なんとなくの流れしか知らないのでぜひ読んでみたい。

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    2011年05月24日
  • 三国志 演義から正史、そして史実へ

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    『三国志演義』が主人公として描く「三絶」―曹操、関羽、諸葛亮―を中心に、三国志の世界を『演義』『三国志』(正史)両方のエピソードを批判的に読み解くことで、真実の三国志時代を描く。

    という構図を頭に入れた上でも、丹念に読まないといま『演義』の話をしているのか『三国志』の話をしているのか、またそれに賛成しているのか虚偽としているのかも、意外と読み取りにくく、疲れる。

    とはいえ、興味深い指摘がたくさんあるのも事実。

    特に三国時代の政権構造に「名士」が及ぼした影響の大きさを論じ、「名士」の扱いを軸に多くの事績を読み解いているのは、初めて触れる考え方だった。
    曹操の名士との距離感の取り方の絶妙さに

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    2014年02月19日
  • 儒教と中国 「二千年の正統思想」の起源

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    Though this book is entitled 'two thousand years of orthodox thought', it is mainly focused on the Han Dynasty.

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    2010年11月24日