石塚真一のレビュー一覧
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ネタバレ遡及レビューです。
第7巻のリード文
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「大達、10代のジャズトリオ「JASS」。その全力の演奏が、客を増やし始める。初めて受け取ったギャラ。トリオを羨む中年バンド、悩み前進しながらライブを行うことで大達は道を切り拓いてゆく。そして、ピアニスト雪祈は、憧れ続ける日本一のジャズクラブに出演しようと、ある男を招き・・・?」
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このリード文にかかれている、ある招かれた男が発した言葉が非常に印象的。
大が自分の全力のプレイをその男に披露した時、彼は言った。
「君は臆病か?」
「全力で自分をさらけ出す、それがソロだろ。」
「内臓をひっくり返すくらい自分をさらけ出すのがソロだろ。」
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Posted by ブクログ
遡及レビューです。
本巻のリード文はこう書かれていた。
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”動き出した 大、雪祈、玉田のトリオ。玉田は必死に2人に追いつこうと練習し、雪祈はトリオのオリジナル曲作りに苦心し、大は自分の新しい武器を手に入れようともがく。そして、無明けたトリオの初ライブ、、、客は入るのか?演奏は成功するのか?”
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第6巻の主役は大よりも雪祈といった感じ。ドラムを始めたばかりの玉田のその必死の姿に自然と応援したい気持ちになるが、結局初ライブでは天才的な2人についていくことができず、玉田はライブ終了後、やりきれない気持ちに陥ってしまう。おそらく、彼はこのままでは終わらないのだろうが・・・。
初ライブ -
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この巻では、主人公宮本大が高校を卒業して、仙台を離れ、東京へ出る場面だ。
家族と別れ、仲間と別れ、好きな彼女と別れ、これまで教えてくれた師と別れ、学校の恩師と別れ、自分の夢に向かって出発する。
自分の演奏を聴いて「うるさい!」とケチをつけられたオッサンに、これまでの練習で上達した自分の演奏を再度聴いてもらい度肝を抜かせること、それが彼自身が自分で決めた卒業試験だった。もちろんこのオッサンのJAZZ演奏に対する耳のハードルが高いからこそだ。
オヤジが演奏を聴いて「ギャフン」という。その一言は、彼への「頑張れよ!」の励ましだったのかな。
シーンは変わり東京。新橋駅前のSL広場やスカイツリー -
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ネタバレどうしてもさ、
女の子が仲間入りってなると、
そこに恋愛の色を予感してしまうよね。
ミュージックランドの「ボリス」が、
「ハンナ・ペータース」を連れてきてくれた!
で、
勧誘する「宮本大」です!
もちろん、
握手で始まるこれからの2人。
大丈夫かなぁー?
だって、
女子ですよー。
「ボリス」のお店の試奏室で、
2時間とか、1日9時間とか、
吹いてたり弾いてたり口論したり意見をぶつけ合って、
音楽を創ってるんだなぁー。
しかし、
シンクロ率はいまだ20%と「ボリス」が言う。
そういうのって、
どうしてわかるんでしょう?
そういう視点で聞いてれば、わかってくるのかな?
ストリートで音楽 -
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ネタバレこのモヤモヤはなんだ?
なんだかわからんモヤモヤをどう処理するか。
名前を付けちゃえばいい。
そうだ、
これは「スランプ」なんだって!
そうすれば対処が可能になる!
モヤモヤのままじゃ対処できないから、
名前をつける。
でも、
ネガティブにとらえないで逆転ポジティブだな!
そうやって、
前回の不完全燃焼を、
独りの戦いを孤独の戦いを突き抜けた夜を、
歩いた道を、考えた今を、悩んだ未来を、復習した過去を抱えて、
「宮本大」は2回目のライブを終えて、
ミュンヘンを去る決意をし、
仲間を求め、
出会った彼女をストーカーしてハンブルクへ!
「クリス」と、
「宮本大」が語ったヨーロッパ旅行の話しで思