【感想・ネタバレ】BLUE GIANT 8のレビュー

「ひたむき」という言葉が、これほどまでに似合う漫画は珍しい。
主人公・宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるという夢を持っている。
たいていの人間なら、才能がないとか、周囲が理解を示さないとか、さまざまな理由をつけて諦めてしまうことを、大は決して諦めない。雨の日も風の日も、ただひたすらサックスを吹き続ける。
もちろん、大もはじめから上手かったわけではないし、運良くよい指導者につけたことが成功の後押しをしたことは確かだが、大のその愚鈍なまでのひたむきさというのは、何ものにも代えがたい“才能”である。
音楽漫画というと、スタイリッシュな印象があるかもしれないが、この漫画はそれとは真逆。泥臭く、暑苦しいほどに熱い。だからこそ、リアルな手触りを持って我々の心に迫ってくるのかもしれない。

この作品を読んで、生のジャズが聴きたくなった人は多いんじゃないかなあ……。
一介のジャズ好きとしては、これを機にジャズが盛り上がってくれるといいなと思います。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユキノリが挫折を乗り越えようとしている。映画にも登場した五十貝さん、熱い。原作はわき役もしっかり書かれているのがいい。

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2024年04月09日

購入済み

大達のレベルアップ

JASSのみんなが一皮も二皮もむけてよりバンドとしての力がついてきてそれだけで前向きな気持ちになれる。みんな私生活では苦しい中で音楽にかける青春はアツいな。

#アツい #エモい

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2023年03月13日

Jun

ネタバレ 購入済み

サインを断ってしまったお客さんを探し出す雪祈。愚直でもここから再スタートを切る姿に感銘を覚えた。主人公たち以外にも多くの人たちの顔や生活が垣間見れる点がこの作品の良いところだと思う。

#感動する #アツい #エモい

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2023年02月19日

購入済み

三人の成長

大だけでなく、雪祈の玉田も壁を破っていき、JASSとして大きく成長していきます。
知名度も上がっていき、世間が彼らに気付き始めます。

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2022年08月13日

購入済み

マジで良い

近年稀に見る最高傑作

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2016年06月09日

Posted by ブクログ

8巻にきてここ一番の面白さを見せていると思う。どうしても演奏シーンの迫力や技術的な成長に目が行きがちだけれども、出会いを通じてユキノリの言動が少しずつ変化して行ったり、そういった人間的な成長すらも描き出しているのが圧巻だと思う。

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2016年05月01日

Posted by ブクログ

雪祈のスランプからの脱出、玉田のドラムソロの開拓、メンバーが着実に成長していく中、大はこの段階で「ずっと同じメンバーとやるわけではない」と言っています。
普通のジャズの王道から考えれば、当たり前のことなんですが、それがなんだか切ないです。
だからこそ、今のメンバーとのセッションもすごく大事に考えているんでしょうね。今しかできないことだから。

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2024年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
みんながもがく中自分のカラを打ち破れるか。大みたいに最初から迷いがない方がすごいのだけれど。

あらすじ
雪祈はソロで個性を出そうともがく。玉田も必死の練習で学校へは全然行ってなかったが、ソロが出来るように。フェスの前座で呼んでもらえることになった。

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2024年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

例によって紹介文から

”必死に真摯に、東京でジャズを演奏し続ける10代トリオ「JASS」。その中で憧れのジャズクラブの男にソロ演奏と日ごろの姿勢を激しく酷く評されたピアニスト・雪祈は沈む心を胸に、新たに歩もうと始める。だが、考えても努力しても思うようにソロが出来ない・・・
そのライブ中、大が突然・・・!?”

***

雪祈の前に大きな壁が立ちはだかっている。ソロという大きな壁。何事も壁が破られる瞬間とは、悩みに悩みぬいた究極の状態でのさらなる一歩が作り出す・・・というシナリオ。

そういう壁が打ち破られる瞬間には、一人では抜け出せないでいる背中を押してくれる仲間の存在があり、その瞬間をサポートしてくれる仲間の存在が必ずあるのだということをストーリーに織り込んでいる。ある意味、非常にアリティあるマンガだ。

雪祈は、何かをつかむ。猛練習からメキメキ腕をあげてきた玉田が、自身のソロを考える。JASSは新たな挑戦としてフェスへの出場を決める。そして、大が店で出会った酔っ払いの爺さんはいったい何者か?

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2018年04月15日

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201604/豆腐屋さんやアキコさん、アクト天沼…出てくる人達みんな血の通った描写があってひきこまれる。

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2016年04月03日

Posted by ブクログ

雪祈くん、頑張った!
いよいよ、ライブハウスからフェスへ!
音楽関係者から声がかかったり。
なんだかリアル。
現実もこんな感じなのかなぁ。

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2023年03月03日

Posted by ブクログ

内臓を引っくり返すくらい自分を曝け出すってのは… 壁を破れなかったら、終わりです。 ソロは、ジャズの本質… ジャズの名盤5枚で千円 「およげたいやきくん」 アートのアルバム、丸々通してできたんじゃね? もっと、いい音が出るように。 富岡八幡宮 ご来光プレー 柴又駅 10代マン 快進撃前夜の人間からは、ある種のエネルギーわ感じますが、僕はあの日、彼からそれを感じました。 滑走路で離陸を待つ飛行機… …音の出ない、ジャズ漫画。

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2020年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7巻で、
雪祈がSo Blueの平さんにボロクソ言われる。
で、
いっちょまえに傷つき悩む雪祈。

ボロクソに言われる前に、
サインをください!
と、
頼まれたのを無下にしちゃったのを取り返したい雪祈。
なんとか、
相手のおじさまは豆腐屋さんのご主人様と見つけまして、
プロの仕事をしてる人が、
見に来てくれてるんだと感慨深くなる雪祈でした。
そう、
自分ももっとプロの音をだせるようにですよね。

何を、
そう平さんにボロクソ言われたかって、
ソロな。
ソロって、
もっと全力で自分をさらけ出すもんでしょう!
って。
内臓をひっくり返すくらい自分をさらけ出すのがソロだろ。
って。
たぶん僕も雪祈と同じタイプで考えちゃうね。
考えないで弾くなんて無理かもなぁ。。。
でも、
それがJAZZなんでしょう?
そりゃ、
2日くらい引き籠もったって弾けるようになるわけないやん。
でも、
僕は考え抜いて弾き切ることはできると思うの。
思考の究極は考えないことよ!

大と平さんがエンカウント!
飲みに行く。
そこで、
自分の殻は自分で破らないといけないっていう法則を大は知ってた!
そして、
雪祈は破ると信じてるのね。

また、
JASSのライブ!
(JASSは大と雪祈と玉田のバンド?)
と、
そこで大が雪祈に試練をプレゼント!?
おせっかいか?!
でも、
なんか光が見えた感じですかね?
と、
そこに現るは21ミュージックの五十貝さん。
ライブを見ててくれたみたいでお話を。
上手くいけばJASSデビューか?!

つか、
最近のJAZZのCDって2000枚とかしか売れないの?
同人よりも売れないのねぇ。。。
同人っていっても東方系とか、
ボカロ系ですけどね。。。
2000枚とかなんだぁ。。。
あっ!
ちなみに4月のM3は参加予定です!

・・・。
玉田君大丈夫かしら?!
ドラム辞めることになるんじゃないか?
つか、
大君年末に財布落とすとか。。。
しかも、
自転車のチェーン切れるとか。。。
でも、
ラッキー&ポジティブ!
成功する人間って何が起きてもラッキー&ポジティブなのかもね?!

ん?
今度JASSはフェスにでるの!?
大丈夫か!?
で、
9巻に続く。

あとがきというか、
おまけにもあるけど、
聞いてみたいですよー!
どうにかこうにか、
音くださいなぁー。

聞いておいた方がいいCDとかせめて知りたいですな。
できれば、
TSTAYAで借りられるやつな!

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2016年03月30日

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