あらすじ
上京して、独り練習し続ける大が出会った、
同い年の凄腕ピアニスト・雪祈。
軽々しく「組もう」と言う雪祈に対し、
世界一を目指す大は、躊躇する。
次第に明らかになる雪祈の音楽に対する想いとは。
そして、もう1人、意外な男がこのユニットに加わる・・・!!
「ひたむき」という言葉が、これほどまでに似合う漫画は珍しい。
主人公・宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるという夢を持っている。
たいていの人間なら、才能がないとか、周囲が理解を示さないとか、さまざまな理由をつけて諦めてしまうことを、大は決して諦めない。雨の日も風の日も、ただひたすらサックスを吹き続ける。
もちろん、大もはじめから上手かったわけではないし、運良くよい指導者につけたことが成功の後押しをしたことは確かだが、大のその愚鈍なまでのひたむきさというのは、何ものにも代えがたい“才能”である。
音楽漫画というと、スタイリッシュな印象があるかもしれないが、この漫画はそれとは真逆。泥臭く、暑苦しいほどに熱い。だからこそ、リアルな手触りを持って我々の心に迫ってくるのかもしれない。
この作品を読んで、生のジャズが聴きたくなった人は多いんじゃないかなあ……。
一介のジャズ好きとしては、これを機にジャズが盛り上がってくれるといいなと思います。
感情タグBEST3
ユキノリとの出会い
ここから大とユキノリのストーリーは始まった!そしてその話は壮大で、2人の関係がここからどうなるか!?ぜひぜひここまで読んだ人は続きを楽しんで欲しい?
バンド結成?
大と雪祈の出会い、玉田のドラムとしての二人への加入が描かれる。社会に覚めた若者がジャズに情熱を見出すのが熱い。雪祈が大の演奏を初めて聴いて才能と努力の量に感動して泣いているシーンが印象的。雪祈のツンデレが良いアクセントになっている。
天賦の才に恵まれた人間とは対に描かれる玉田(dr)の存在が作品をより深く魅力的なものにしている。純粋に音楽の力を信じられる素敵な漫画作品だ。
勇気をもらう
新しいメンバー加入か?
自分も今度久しぶりに楽器を練習するので、彼の行動には、とても勇気をもらう。新しいことを始めようとしている人に送りたい作品
雪祈
作中二人目のプレーヤーとして描かれる人物の登場です。
大よりも現実的で見ている方向が違いますが根っこの部分は同じことがなんとなくうかがえる丁度良い距離感のキャラです。
互いに高めあってくれることに期待です。
くぅーっ
こういう音楽漫画って絶対途中で、「オレ音楽で食っていく!」と無謀な夢を語る主人公に対して「世の中そんな甘いもんじゃねえ」と親や周りからのお叱りが入り衝突するシーンがあるもんですが、「BLUE GIANT」はそんな衝突一切なし。周りの理解・応援がとにかく厚い。
母親がいなく決して裕福ではない家庭環境の宮本家だろうに、お父さんは大がやりたいということを無条件で応援してくれます。理想の父過ぎる。
そして大には兄が一人いるのですが、大が持っているサックスを買ってくれたのも実はこの兄貴。このエピソードがまたいいんですよ。
高校卒業して働き始めて最初の初任給からローン組んで大にサックス買ってあげるんですよ。しかも店で一番いいやつを。まだまだ若くて遊びたい年頃だっていうのに。泣いた。
ここまで手放しで応援されたらもうマジでプロのサックスプレイヤー目指すしか無いですよね。
Posted by ブクログ
もう一本「BLUE GIANT」の第5巻の遡及レビュー。
本巻のリード文にはこうある。
「上京して、独り練習し続ける大が出会った同い歳の凄腕ピアニスト・雪祈。軽々しく「組もう」という雪祈に対し、世界一を目指す大は、躊躇する。次第に明らかになる雪祈の音楽に対する想いとは。そして、もう一人。意外な男がこのユニットに加わる・・・!!」
この5巻は、主人公大の転がり込んだ居候先の住民・同級生の玉田が、ドラムを始めるという意外な展開が面白い。大と雪祈という天才プレイヤーのユニットに加わるべく猛練習を開始する。
この巻ではドラマーのアート・ブレイキーが登場する。豪快なアート・ブレイキーと玉田とは少々キャラとしてのイメージは異なるが、この巻では玉田の存在が面白くなってきた。
Posted by ブクログ
感想
仲間も見つかり、東京での生活は回り始めた。雪祈、シュプリームのラファエルに似てる。。。
あらすじ
状況して行ったジャズバーでピアニストの雪祈と出会う。プレーはしなかったが、急遽組むことに、テイクツーというバーで練習を始める。居候でお世話になっている玉田も二人に感化されて、ドラムを始めることに。
Posted by ブクログ
新メンバーが1人、、、? 2人、、、?
:)
第5巻 個人的名言
「音楽をやれてるのが幸せだとしても、それは勝ってる間だけだ。全力で駆け上がるよ、オレはね。」
Posted by ブクログ
201502/周囲の人々がいい。勿論、大も常人以上の努力あってのことだしこのまっすぐな熱さがイイんだけど。天性のモノを持てる者と持たざる者がいて、結果的に大がスゴいって描写にもなってるんだけど、単純に主人公最強ってだけじゃなく、両者がきっちり描かれてるから、どの登場人物にも感情移入してしまい切ない。新キャラも増え今後も待ち遠しい。
Posted by ブクログ
覚えた手癖から一歩も出ようとせずに適当を永遠に続ける 俺しか出せない音を出すことに、必死です。 才能のある奴同士互いを踏み台にして、さらに才能を伸ばして名を上げていくのが、それだけがジャズなんじゃねえの?それが「組む」ってことなんじゃねえの? や、これはグレートサスケにちなんでて… 枠内ならどんなに勢いがあっても‼︎暴れ狂っても‼︎雑音じゃねえから‼︎ 俺は日本一クールな長野県民。信州信濃の松本出身なんで。 アート・ブレイキーってドラマー、知ってる? 3つ使って8ビート… エレドラセット