「ひたむき」という言葉が、これほどまでに似合う漫画は珍しい。
主人公・宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるという夢を持っている。
たいていの人間なら、才能がないとか、周囲が理解を示さないとか、さまざまな理由をつけて諦めてしまうことを、大は決して諦めない。雨の日も風の日も、ただひたすらサックスを吹き続ける。
もちろん、大もはじめから上手かったわけではないし、運良くよい指導者につけたことが成功の後押しをしたことは確かだが、大のその愚鈍なまでのひたむきさというのは、何ものにも代えがたい“才能”である。
音楽漫画というと、スタイリッシュな印象があるかもしれないが、この漫画はそれとは真逆。泥臭く、暑苦しいほどに熱い。だからこそ、リアルな手触りを持って我々の心に迫ってくるのかもしれない。
この作品を読んで、生のジャズが聴きたくなった人は多いんじゃないかなあ……。
一介のジャズ好きとしては、これを機にジャズが盛り上がってくれるといいなと思います。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年05月03日
おもしろい!このマンガはライブがあると俄然おもしろくなります。やっぱりここでもドラムをはじめたばかりの玉田が気になります。それをかばうようになる雪祈も好きです。
あと、雪祈が楽器店を訪れるシーンはセリフが一才ないコマが続きますが、情緒があっていいです。
はじめる人もいればやめる人もいる、そういうのを...続きを読む淡々と描くのがいいです。
JASSとしての初ライブの前後の大達の心の動きがよく分かり気遣いと焦りとにモヤモヤしつつも青春という感じ。玉田君はまだついていけないが、彼らの完全ではない演奏でもファンがつき始める様子や、プロのギタリスト痺れさせるところは熱い。
大たちトリオの初ライブ。単純に成功、失敗と描くのは容易いが、ここまでないまぜにぐちゃぐちゃした感情を織り交ぜた漫画を私は他に知らない。凄まじい表現力だ。
主人公の宮本大は、自分が世界一のジャズプレイヤーになれると本気で信じている少年です。そのため、彼は、世界一になるための特訓をストイックに続けます。
例えば彼は毎日、夜中になるまで橋の下でサックスを吹き続けます。また、どれだけ雨が降ろうと、雪が降ろうとサックスを演奏することを止めません。
しかも、...続きを読むそれを延々と一人でやり続けるのです。
普通ここまでストイックに続けることができる?僕には無理です。絶対、すぐ諦めちゃうよぉ…。
Posted by ブクログ 2024年02月24日
感想
貧しいながらも一生懸命ジャズに打ち込む。ここからどうやって這い上がっていくのか?
あらすじ
雪祈は、ギターの大御所にメンバーとして誘われるも断る。玉田は必死で二人についていく。大は、ライブの開催を決めて初めて3人でライブを行う。
Posted by ブクログ 2018年03月17日
遡及レビューです。
本巻のリード文はこう書かれていた。
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”動き出した 大、雪祈、玉田のトリオ。玉田は必死に2人に追いつこうと練習し、雪祈はトリオのオリジナル曲作りに苦心し、大は自分の新しい武器を手に入れようともがく。そして、無明けたトリオの初ライブ、、、客は入るのか?演奏は成功するのか?”...続きを読む
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第6巻の主役は大よりも雪祈といった感じ。ドラムを始めたばかりの玉田のその必死の姿に自然と応援したい気持ちになるが、結局初ライブでは天才的な2人についていくことができず、玉田はライブ終了後、やりきれない気持ちに陥ってしまう。おそらく、彼はこのままでは終わらないのだろうが・・・。
初ライブの前に、集客のチラシを恵比寿駅前で巻くシーンがある。そのチラシを受け取ったサラリーマンが、昔聞いたことがあったといった曲がソニー・ロリンズの「ニュークス・フェイドアウェイ」だった。
ということでこの日は、ロリンズの「ニュークス・フェイドアウェイ」を聴いたはずだ。
正直、これまではレンタルしていました。でも、最初はすぐ借りれたのに今はなかなか借りられない。どうしても早く続きが読みたくて購入しました。何気なく読み始めましたが読み終わると早く続きが読みたいと思える素敵な作品だと思います。本編後のおまけ的なページが主人公の明るい未来を垣間見せるつくりになっていて続き...続きを読むが気になります。読んで絶対に損のないシリーズだと思います。
Posted by ブクログ 2020年04月11日
技術や経験を超える…何かに導かれるような「超自然的な演奏」の為だ 墨田区民スポーツセンター 10%の望月さん‼︎ 大も雪祈も、っつーか全員、ぶっ飛ばしてやる。 ボクシング観戦か⁉︎ ちょっと負けに行ってくるわ!
Posted by ブクログ 2015年09月26日
若いときは焼肉よねぇ。。。
つか、
楽器屋さんってあんな感じなんですか?
今度、
ちょっとだけ覗いてみよう!
そして、
「雪祈」君が作った曲が完成!
そして、
3人でライブデビュー!?
早くない!?
つか、
10%の望月さん来ちゃうんだ(笑)
そうだよね「玉田」君!
そういう時は喰うしかないよ...続きを読むね!
わかるぅ~!
「川喜田」さんが7巻で荒らすね!
楽しみ!