【感想・ネタバレ】岳 4のレビュー

山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!

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Posted by ブクログ 2011年09月03日

人は何かを抱えて山を登るのですね。
第4巻も命が輝いています。毎回感動の連続ですね!
同時に救助の要請があって、どちらかしか救助に行けない。そしておそらく片方しか救えない・・・。こんな状況になったら何を優先したらよいのでしょうか?その答えがこの巻に!
山を登るうえで必要なことは「シンプルに考える」と...続きを読むいうことかもしれません。自然に従うということなのかもしれないですが、その中に自分の命、他人の命も含まれています。都会では味わえない「平等感」に魅了されるのでしょうね。
また、今回登場する「牧さん」がいいキャラですねー。これだけ存在感があって、救助で重要な役割を担っているので、今後も登場してくれるでしょう。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

 ものすごく山に登りたくなる。
 ぜったい山で死んじゃいけないと思う。
 でもってやっぱり山いいなァ!!って思わせる、そんなチカラのあるコミック。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

普通の漫画だと、奇跡的な力で危機を脱したりするものだが。現実はそんなに甘くない。私は登山家ではないため詳しいことは分からない。でもしっかりと自然の厳しさ、無常さ、恐ろしさが伝わってくる。

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Posted by ブクログ 2020年08月23日

「警鐘」は第3巻とは逆に、久美隊員が遭難ヘリ牧の遭難者への厳しい対応に違和感を覚える話だが、救援者も命がけで救出にあたっていることを考えれば、せめて遭難者自身が自力で生きようという気持ちが無ければやるせないのも当たり前。「拓一」では、同じ山での遭難が2件同時に起こり、救援者が一人だけで、どちらかを後...続きを読む回しにしなければならない場合、その選択の基準となるのは・・

▼第0話/択一(前編)▼第1話/択一(後編)▼第2話/山の番人▼第3話/再生▼第4話/ケルン▼第5話/命力▼第6話/警鐘(1)▼第7話/警鐘(2)▼第8話/警鐘(3)
●主な登場人物/島崎三歩(海外の山々を登り、故郷に戻り民間の救助ボランティアをしている)、野田正人(長野県警の警察官。山岳救助隊チーフで、三歩の幼なじみ)、椎名久美(野田の部下で山は初心者。今ひとつ山を好きになれずにいる)、ザック(三歩のアメリカ時代の山岳救助チームメート)
●あらすじ/北アルプスを登山中の男子学生が、大キレット北端で滑落遭難してしまった。強風で救助ヘリが飛べないなか、三歩はひとり現場へと急ぐ。だが時を同じくして、キレット南端で中年女性が滑落したという連絡が新たに入り、現場に近い三歩が、ふたつの事故の救助を託されることに…(第0話)。
●本巻の特徴/悪天候の時などに三歩が頼る「昴エアレスキュー」の牧は、素早い対応と確かな技術を持つ男だが、遭難者には厳しい言葉を浴びせる。救助隊員・久美は、その理由を知るため彼のヘリに同乗し、救助に向かうが…!? 全3話からなるエピソード「警鐘」など、三歩の大きな愛に心打たれる全9編を収録!!

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Posted by ブクログ 2018年04月01日

「択一(前編)」「択一(後編)」「山の番人」「再生」「ケルン」「警鐘 1」「警鐘 2」「警鐘 3」を収録。

救助ものっと辛気臭いとこがあるのだけど石塚真一ならではの起伏で読ませる。同時に事故が起きたときにどちらから先に助けるか。単純に近くから。「警鐘」のように少し長くなるとまた面白くなる。厳しい牧...続きを読むさんの登場が締める。

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Posted by ブクログ 2011年08月15日

此の巻を読んで、3巻の感想にも書いたけれど、救助を依頼して、救助隊が遅れたり、遭難者が死んだコトに対して遺族が暴言を吐いたり、暴力行為に及んだりするのは、お門違いだと思う。如何に、世の中をナメてるか、里が知れるという行為だよ、其は。如何に、安易な考え方で、山に足を踏み入れているかが、解る。「バカは死...続きを読むななきゃ治らない」とか「バカは死んでも治らない」とか言う、お願いだから、死ぬなら、一人で首吊って死んで。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

【岳】は、本当に面白い!唯の山岳レスキューの話だけでは無く、人間ドラマがある。
 同じ山岳救助隊をしているHatakichiには、うなずける所が多々ある。
 DVD化しないかなー?

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

書名 [岳]?〜?以下 BCオリジナルで連載中
著者 [石塚真一]
出版社 [小学館]
定価 [550円]
4巻は4月28日に発売!!

コメント・・・
主人公は北アルプスの山岳救助隊ボランティア「島崎三歩」。
モデルとなる人物は本当に存在するのでしょうか、気になります。
...続きを読む山で起きる悲惨な事故、人間ドラマを描く。
1話完結型なので、読みやすいです。
かーなーりーーーーーっっっ、泣けますよ、三歩の言うセリフが涙と鼻水を誘います(笑)。
ニュースなどで、冬山遭難の事故報道など耳にすると、「なんでわざわざそんなとこ行くの??」と思いますが、山(自然)の厳しさがあっても、それでも山に惹かれる人の気持ちがわかります。

ウチのお客さんでも、70過ぎのおばちゃんで、山登り好きの人がいるんですけど、頂上に着いたときの景色を一度観てしまうと、やっぱりまた登りたくなるんだそうです。それだけ山には虜にしてしまう魅力があるんですね。
このマンガを読むと山登りしたくなると思います。

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Posted by ブクログ 2021年09月25日

旦那さんが死んだ山に三歩が登ってそれを奥さんと娘が見に来る話があるんだけど、あのとき乗ってたヘリコプターは、無料なの…?
救助でもないのに警察がヘリコプター出動させてたけど…?それがちょっと気になりました

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月12日

三歩さんの活躍は当然凄いのだが
久美さんも本当にすごいと思う。

極限状態においては命の選別が行われることもある。
切り捨てられた方は当然辛いし、
切り捨てることになる側も辛い。
少しでも早く助けられる、近くにいる方から
という判断基準は公平なのだろうな。

山関連の話を見る度、恐ろしい場所でもある...続きを読む
非常に美しい場所だと改めて自然の凄まじさを感じる。

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Posted by ブクログ 2017年04月27日

北アルプス穂高連峰大キレット 頸椎骨折 長谷川ピーク アラスカのセイントエリアス 谷村山荘 明神 三ノ沢岳 アックス=ピッケル 上高地まで一気に降りちゃうよ コジョ太 長崎っ子 平和祈念像 百聞は一見にしかず 滝谷・ドーム西壁 ケルンを積む 梓川 山は墓場じゃねえんだぞ 昴エアレスキュー 遺書 雪洞...続きを読む 脅せ。徹底的に死を意識させて登らせろ。 ホワイトアウト ラクーン=アライグマ?

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Posted by ブクログ 2010年07月10日

民間ヘリコプターが救援に行く、やはり一癖以上ある奴がヘリにいるのは当然でしょう。また、新たな魅力的なキャラが出てきましたねぇ。

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