【感想・ネタバレ】岳 18のレビュー

山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!

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Posted by ブクログ 2022年07月03日

三歩死なないで…
すごくいい終わりだったし、ストーリーの文句とかでは決してないことを前置きするが
三歩の死がショック過ぎてほんっっっと、下手な鬱漫画よりも精神にダメージきた…
三歩〜三歩〜またみんなのことを救助してくれよ〜(泣)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年05月05日

 登山の漫画だと思ったら、遭難者のレスキューの話題が多い。主人公の三歩が「よくがんばった」と遭難者を励まして全く説教や非難をしなくて泣ける。

 崖から落ちて前屈みたいなかっこうになっている死体や怪我人が怖い。

 1話完結でもっとがっつりと長いのが読みたいと思ったら終盤は長編漫画となり、舞台がエベ...続きを読むレスト。そこでもとんでもなく過酷な試練を登山者を襲うので、三歩がどんなに励ましてくれたとしても山は恐ろしい。それは素晴らしい景色が見れるだろうけど、全然山登りしたくないし、家族にもあんまり行って欲しくない。三歩のように超人的な体力や知識や経験があれば山でテント暮らしするのも楽しそうだ。しかし子どもが山で行方不明になる事件も度々あり、近づかないに限る。

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Posted by ブクログ 2021年10月03日

面白かった
三歩の超人的なレスキューに感動して涙が止まらなかった

小田くんや久美ちゃん、ナオタの後日談も良かった
いい漫画でした

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Posted by ブクログ 2021年09月28日

18巻分の感想。

まず、コミックを読むのに苦労してしまって、なかなか読み進められなかった。

内容としては、本当に良かった。

こうしてる今も長野の山で遭難事故、亡くなる方もいて、げんじつなんだなぁと思う。

三歩がエベレストの壮大さを最後に教えてくれたけど、ちゃんと帰れたのかな…

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Posted by ブクログ 2020年09月05日

感動の最終回。「なぜ、山に登るのか?」と聞かれたら「そこに山があるから」と答えたマロリー。「なぜ、自分の命を犠牲にしてまで他人を助けるのか?」と聞かれたら「そこに、助けられる命があるから」と三歩ならきっと答えるのでしょう。山の怖さと素晴らしさ、人間の業とやさしさ、自然の厳しさと恵、人の絆と熱い思いな...続きを読むどの様々な様相を描き切った山岳マンガの傑作です。

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Posted by ブクログ 2015年02月15日

18冊という長編だけど、最後まで山への深い愛と、清々しい人間模様で楽しませてくれた。内容は全然違うけど、マスターキートンと同じ匂いがする。あのマンガが好きならオススメ。

あと、最近は主人公がなよなよジメジメしたオタクタイプのマンガが多いけど、やっぱりマンガの王道は単純な熱血バカがいいなと思った。
...続きを読む読んでて気持ちよく感情移入できるからね。

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Posted by ブクログ 2014年08月06日

一気読みで18巻まで。ebooksで読んだが、便利な世の中だ。それは置いておいても、ほぼ全てのページがそれぞれに愛おしい稀有な漫画だったと思う。
著者自身が登山好きで経験豊富であることを考えると、細部の描写にも納得が行くし、成る程「静かの山」は随分とリアリティに欠けていたなと思ったりする。

この漫...続きを読む画の秀逸なところは、遭難死の描写から逃げていないところにある。ただ、ノンフィクションの救いの無さとは違い、主人公の三歩がどんな相手にも暖かく接し、死体にも明るく「よく頑張った」と声を掛けることで読者の心が折れる
ことが防がれているように思う。

この最終巻最後から2話目で、三歩はエベレスト山頂付近、救助に三回あたった後(恐らく)死に至るわけだが、その行動を巡って、この巻を評価できない人が多いようだ。
確かに、無謀な救助であることは普段の三歩ならわかっていたはずで、違和感を感じてもおかしくないとは思う。

ただ、私はこのエピソードを読んでジョン・クラカワーの「空へ」、そしてその著作で逃げたと批判された登山ガイドアナトリ・ブクレーエフとその著作「デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実」を思い出した。
著名で優秀な登山家でもあるブクレーエフ(ソ連人だ)は自己の判断で登山者たちを上に残したまま一旦ベースキャンプまで下る。その後、2度にわたって英雄的に再度登りに行って2人を救う。
再度登ればブクレーエフはそこで亡くなっただろうが、三歩はもう一歩、名前通り三歩進んでみたわけだ。

主人公三歩の恋愛話が無いのも良かった。

しかし、この著者、美人は同じ顔にしか描けないのかね…。

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Posted by ブクログ 2014年02月02日

岳は最後に来て怒濤の展開になった。三歩はまっすぐで、生きているからできることをとことんやった。みんなの力になった。

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Posted by ブクログ 2012年10月05日

このラストには「ええええええええぇぇぇっ!」っていう言葉しか出ませんでしたわ。何とも残念。生きて帰ってきて欲しかった。

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Posted by ブクログ 2012年09月29日

26.壮絶。少しづつでも山に向かって行こうと思う。人を助けること自体がデカイ山なんですね!よく頑張った。
三歩さんはとっくに高度障害だったんだろう。
精神が肉体を凌駕出来る人間になりたい。

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Posted by ブクログ 2012年09月07日

(ネタバレ有)
実際に山岳救助されている方のブログに、
俺たちは三歩ほど超人じゃないとありました。

確かに、漫画ですから。

最後はエベレストで救助活動を行います。

極限状態とは、私が想像するよりも極限なのであろう。
漫画で表現されるよりも極限なのかもしれない。
テレビや映画でも表現できないだろ...続きを読むう、
文章でもむりかもしれない。

そんな極限状態での生き方を考えてしまう。
岳で描かれるような、いい人である生き方を私ができるだろうか。
漫画だから極限でもいい人でいられるんであって、
実際には無理じゃないかという気持ちももちろんあるが、
すばらしい人であることに間違いがない、
それは三歩だけではなく草介でもテンジンでもだ。

そしてそれはきっと、
誰の心にもあるのだとおもう。
いい人の心が、もちろん悪い人の気持ちも、普通の人のきもちだってある。
いろいろな気持ちが感情が渦巻いているのが普通の人である。

そんないろいろな感情の自分の中から、
いい人の心を伸ばしたい、極限状態でも発揮したい。

この漫画泣けるよっていわれてから読むと泣けないものだが
これは言ってしまいます。
本当に泣くよ、
自分がなさけなくて泣くよ。

些細なことだらけじゃん世の中なんて、
そんなに大切なことなのかい、
大きく行こうぜ、
なんてね、

なんど読み返してみても
泣けるときと泣けない時がある、
結局は受け取るときの状態なんです。

周りに左右されるんじゃないんです。
自分を左右しているのは自分です。
周りを左右しているのも自分です。

周りは何もかわってないのです、
(かわってても気にしてもしかたないしね)

自分の気持ちなのです。

岳、
石塚真一さん
三歩よ、
ありがとう。


漫画では三歩が生きて帰ったのか、死んだのか、書かれておりません。
私はやはり死んだのだろうと思います。
いや、帰ってきてほしい。
でも死んだのだろうと。

それが普通だから

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Posted by ブクログ 2012年10月10日

読み終わって感想書くまでに2日。漫画なのに、ラストが悲しくて、納得できなくてずっとモヤモヤしてました。もっと希望のある終わり方をして欲しかった。

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Posted by ブクログ 2012年09月23日

うん、お疲れ様でした。
でも、最後の行動は、自分の命を
捨てるような・・・
自分が助かってこその救助だよね。
切ないなぁ。
クミちゃん、お幸せに。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月15日

 最終巻。前巻から疾風怒涛のごとく駆け抜けてきたが、三歩の三度目のヒラリステップへのアタックは、彼の超人的な能力をもってしても無謀としかいえない。最終的に三歩が命を山で落とす結末になるとしても、その原因が無謀な登山を行ったインド隊の隊員を助けるためというのは、なんかモヤモヤしたものが残る。
 だから...続きを読むといって、16巻~18巻で描かれたエベレスト登山編が、数多ある山登り漫画の中でも最高傑作の一つであることに変わりはない。

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Posted by ブクログ 2017年02月08日

時に厳しい山岳の自然の中で、明るく勇猛果敢に生きる若者・島崎三歩の物語、堂々完結です!
私自身、幼少時代から登山に勤しみ、社会人になってからも仲間と連れ立ってアルプスや富士山にも行きました。結婚と数年前の御嶽噴火(本当に巻き込まれる紙一重だった汗)を機に、だいぶ足は遠のきましたが…それでも、山という...続きを読むものは人を惹きつける不思議な魅力があるものです。
常に死と隣り合わせ、山はとても危険な場所です。それを差し引いても余りあるぐらい、島崎青年は山の魅力に目覚めてしまったんだと思います。その人生の幕引きがこんな形になるとは…これもまた、定められた運命なのかもしれませんね。

自然の脅威は誰にでも平等で、無慈悲です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月13日

迫力ある山の絵を毎回楽しみにしてました。最後は人命救助と自己責任について考えさせられる展開になりましたが、、、繋がる命や想いに感動です。

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Posted by ブクログ 2013年05月19日

言わずと知れた山岳救助マンガ。
純粋に山に行きたい!信州の山のぼりてぇ!って思わせてくれる素晴らしい作品。

ただ、ラストは違うパターンのほうがいちファンとしては嬉しかったです。
まぁ、それを差し引いても大いにオススメできるマンガです!!

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Posted by ブクログ 2013年03月25日

2013/03/18
【やや好き】これにて完結。 うーん…。どうもラストが気に入らない。 どんなに良い話でも死んだら終わりだと思えてならない。 山の怖さ、現実の厳しさ、リアルさを考えると岳の死は必然なのかもしれないと思いつつも、誰かのために頑張ってるのだから生きて帰って欲しかった。 作者にとって登山...続きを読むはファンタジーでないということなのか、それとも死も含めてファンタジーということなのか…。

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Posted by ブクログ 2013年03月20日

読み始めると面白くて一気に読みました。が、最後のお話はうーん。こうなるのでしょうけど好みではない...、ちょっと無理矢理感が。
久美ちゃんのお相手は予想していなかったので意外だった。

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Posted by ブクログ 2013年02月08日

・・・壮絶でした。
三歩らしくもあり、
三歩らしくもない、最期でした。
3分だけ休んだ時に飲んだお湯が印象的だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月23日

三歩を初め、登場人物が皆人間くさく温かく好きな本です。

最終巻ということで当然こういった結末も予想されたけど、悲しい。悲しすぎる。。もちろん、作者が考えての末の結末だと思いますが、それでもショックでした。

三歩がいなくなった山に残り救助を続ける久美のたくましさに救われました。

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Posted by ブクログ 2012年10月09日

ラストは賛否両論と聞いていたけど…なるほど。

それぞれの想いはいろいろあるだろうけど、間違いなく心に響くいい作品です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月05日

最終巻。17・18とまとめ読み。三歩さんでもやはり酸素なしはキツかった。最後の方はもはや本能で救助に向かったとしか思えない。

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

ついに完結。まだ続いてほしかったような、終わり時なような。
物語の終わり方は、ちょっと余韻が残るくらいがちょうどいいのかもな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年09月17日

山の危険にも、それに向きあってしまうことにも肯定的な、山岳救助漫画。

最後の舞台はエベレスト。
そこで三歩はどうやら命を落としてしまう。
救助活動の末に。

痛いところも多かったけれど、とにかく山を愛することに肯定的なこの作品は結構好きだった。
これを終わらせようと思うと、三歩を殺さないとなかなか...続きを読むきっぱりとは行かないとは思うけれど、やはり彼には、変わらぬ日常を生きていて欲しかったと思う。
やはりいつまでもは続けられない生活に、どのように回答を出すか、
珍しいスタンスのものだけに、そういう道を探しても良かったのでないかと思う。
とにかく、生きていて欲しかったなあと、思うのですよ。

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Posted by ブクログ 2012年09月09日

ついに完結!大好きな作品であることに変わりはないけど、ラストの展開は個人的にはいまいちだった。泣けるには泣けるけど、ちょっと王道すぎるというか…。死の悲しさと生の喜びの両方を描いてきたからこそ、あの終わり方はなんだか淋しい気がした。

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購入済み

らしくない

2022年08月24日

感動的ではあるものの、あの行動は彼らしくないように思えます。特に理由も語られずなかったため、違和感でなんとも言えなくなりました。

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Posted by ブクログ 2017年06月21日

交通渋滞により待機を余儀なくされる 決死の救助劇 鼻毛に氷柱 留まりすぎた 瀕死のクライアント ガイドロープ なんかさ…もう一人いるんだよね。たぶんオレだと思うんだけど…誰が見たって絶対登れないって分かる、スゲエ山があって、その山の前に登る気満々で一人で立ってんの。登れるって思って立ってんだ。ま、そ...続きを読むんな感じ。 小田草介 ザックはモンタナ州のアウトドアスクールで働いている 時計博物館 屏風岩炒飯 ワイオミング州グランドティートン 横井ナオタ

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Posted by ブクログ 2015年12月10日

絵が意外とみんな一緒なのが許せればお勧めします。
山の事を知らなくても読める素晴らしい人間ドラマで男女問わずにお勧めします。

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Posted by ブクログ 2012年11月01日

シリーズ最終巻
良かった・・・と思います・・・
でも 好みの問題で言うと あんまり好きじゃないので ☆3に・・・

これも個人的な好みの問題だけど 自分はやっぱり山登りの魅力は理解できないので・・・

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Posted by ブクログ 2019年05月02日

最終巻
切ない完結、さらに三歩らしくない判断のような気がして、読み終わって、ちょっとつらい気持ちになりました。
山を安易に登ろうとすることへの警告なのかな、うーん。

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