あらすじ
穂高岳で遭難事故が発生。要救助者を発見できたものの一足遅く、救出途中に三歩の背中で息絶えてしまった。ヘリで運ばれていく遺体を見送り終えると、辛い気持ちになった久美は、気晴らしにと週末ふたりで街に出かけることを提案。だが三歩は、入ったレストランで高いワインを頼まず、水だけを注文して…?
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山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
山岳レスキューのボランティアやってるお兄ちゃんが主人公。
むっちゃおもしろかった。
三歩くんの生死感が突き抜けてて、周りの人とのやりとりが面白い。
社会には馴染まないタイプかもしれないな。でもかっこいい。
山で遭難する人って、やっぱりちょっと迷惑な人だと思う。
三歩君みたいな、「山ラブ!」なうえに変わり者の人はともかく、普通の女の子であるクミちゃんが「がんばったね」って言えるのは優しさだなぁ。
5巻まで読んで、ずっとダレもせず救助の話ですが、最新巻までずっと同じ感じかな?
Posted by ブクログ
三歩は今日も救助します。
助けられる命、助けられない命・・・。
私は山は登ったことがありませんが、山で起こることすべてが「生きる」ことに直結しているような気がして、このマンガを読んでいるだけでも充実感を味わうことができます。
第5巻で三歩の頬に傷がついた時の物語が語られます。
山に登る誰もが主人公になれるこのマンガ、本当に面白い!
Posted by ブクログ
此の作品の主人公、島崎三歩が要救者に出会えた時、其の人が生きていても、死んでいても、必ず、こう云う、「良く頑張った、ありがとう」と。イイ科白だねぇ。白菜漬けに、柚子胡椒をまぶして、口にする。お〜、辛ぇ〜(泣)(涙)よっちゃんの酢漬け烏賊とどっちが勝つか?柚子胡椒の勝ちぃ〜。
Posted by ブクログ
山で食べる食事がおいしいように、きっと熱い一杯のコーヒーも格別な味になるんだろうなと思わせる「一杯のコーヒー」。
▼第0話/三歩の山▼第1話/あの一杯▼第2話/朋友(1)▼第3話/朋友(2)▼第4話/朋友(3)▼第5話/夢にみた山▼第6話/救助士(前編)▼第7話/救助士(後編)▼第8話/背中
●主な登場人物/島崎三歩(海外の山々を登り、故郷に戻り民間の救助ボランティアをしている)、野田正人(長野県警の警察官。山岳救助隊チーフで、三歩の幼なじみ)、椎名久美(野田の部下で山は初心者。今ひとつ山を好きになれずにいる)、ザック(三歩のアメリカ時代の山岳救助チームメート)
●あらすじ/穂高岳で遭難事故が発生。要救助者を発見できたものの一足遅く、救出途中に三歩の背中で息絶えてしまった。ヘリで運ばれていく遺体を見送り終えると、辛い気持ちになった久美は、気晴らしにと週末ふたりで街に出かけることを提案。だが三歩は、入ったレストランで高いワインを頼まず、水だけを注文して…?(第0話)
●本巻の特徴/かつて燕岳で遭難した喫茶店店主が、三歩に救助されたときに飲んだコーヒーの味を振り返る「あの一杯」。山岳部の新人歓迎山行で滑落遭難した大学生ふたりの絆を描いた「朋友」など全9話を収録!!
Posted by ブクログ
天狗の頭東面 プレーリードッグ ワイオミング出身 ソムリエール 太陽の味 つばくろ燕岳 森林限界 山男珈琲 カリフォルニア州とネバダ州の境に位置する岩壁群、ラバーズリープ。 「気合い」だってよ。チョー昭和くね? 涸沢からさわ 陸羯南くがかつなん 大抵の事故は下山時に起きる クランポン ロープ 上高地バス停 滑落痕 朋友ほうゆう 営業停止命令 フロンガス 奥又白谷 キャスケード山脈 左頬のキズ 常駐勤務 山は結局レジャーランド 横尾→徳沢→上高地→沢渡