あらすじ
北アルプスで山岳救助ボランティアを務める島崎三歩は、世界中の山を渡り歩いた本物の山男。ある日、救助要請を受けた三歩と県警救助隊の阿久津は現場に向かったが、巨大な落石が阿久津を襲い、意識不明の重体に。幸い阿久津は一命を取り留めたが、隊長の野田は責任を取り異動となった。数々の遭難救助を経験した三歩だが、親友の事故をきっかけに自分を見つめ直し、救助者から一人のクライマーに戻ることを決意。自分自身の限界に挑戦するため、ヒマラヤの高峰ローツェ単独登攀へ旅立つことを決心した。
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山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ローツェに登る旅へ
道中、エベレスト登頂を目指す隊を率いるかつての仲間&かつて救助した草介と再会
途中まで共にする
草介たちの隊はビルという問題児が…
ビールを飲んだり頭痛を隠したり、ぼーっとしたり
そしてついに滑落
素晴らしいです。
以前から気になっていましたが、知人から薦められて初めて読みました。どの巻も続きが気になり、ページをめくる手が止まりませんでした。三歩の山を愛する気持ちを大切に、私も登山を続けて行きたいと思っています。
Posted by ブクログ
いよいよヒマラヤへ、ソロ登山とパーティ登山、それぞれの在り方が描かれそうで、クライマックスへの期待が高まる(個人的には三歩のガチ登山をたっぷり観たい気もするが…)。
Posted by ブクログ
2012/04/29
【好き】北アルプスの仲間に見送られ、三歩の単独登山が始まる。 エベレストの隣の山、ローチェ登頂を目指す。 ネパールでかつて三歩が救助した小田と再会。 小田がいる隊はエベレストを登るため途中まで三歩と行動を共にする。 みんな無事に登れるといいなと願うが、ビルが氷壁登山中に落下。 無事だろうか? 毎回、三歩や三歩に関わる人たちの回想やドラマにジーンとくるが、やはり命を懸けた登山(もちろん北アルプスでも懸けてたがもっと厳しいという意味で)を前にすると心配が先に立ち心拍数が上がって仕方ない。 人生を登山に例えると普段はあまりピンと来ないが、この物語ではなんだか説得力があって頑張れそうな気がして勇気が湧く。
2013/03/18
【好き】新刊読む前に再読。 岳、ネパールへ旅立つ。 昔救出した男と再会する。
Posted by ブクログ
野口健の自伝でも読んだけれど、世界最高峰への登山は命懸け。
漫画の中で三歩も挑戦しているわけですが、野口健の自伝を読んだときのような錯覚におちいった。
人生でも登らなければ山、挑戦しなければならない山、決して登れないような山、数々の山がある。
この漫画を読んで影響され、昨年登山した。漫画に登場するような高い山ではないが、きつかった。
きつかったけれど、登りきったあとの山頂の空気や達成感は何にも変えられないものを感じた。
一緒に登った仲間とも信頼感が増した感じがした。
山は人生そのものであると思う。
Posted by ブクログ
15巻でもう終わりに近づいているなぁと思っていたのですが、とんでもなかったです。シーズン2になったようで、まだまだ続きますよ!!
長野という舞台から世界へと舞台は広がり、それぞれが違う土地で山という同じ舞台に挑む。三歩が世界中の山を登って知り合った仲間や友との再会もありそうでますます目が離せませんね。
山を登る以上、命がけということには変わらないのですが、三歩の立ち位置が少し変わったように感じます。少し自分のために登るということに重点が増えましたが、相変わらずのキャラで親しみが持てます。
岳はレギュラーのキャラも多くいるのですが、それ以上に1話のみのゲストキャラが多く登場します。そして今回は名もないゲストからレギュラー入りした人物がいました。
原点回帰ですね。詳しくは1巻で・・・。
Posted by ブクログ
衝撃の阿久津君の事故から己を見直すため、強くなるため
新しいチャレンジを始める三歩。
大きなことにチャレンジすることは無謀ではなく、
いろいろなものを考え、見つけさせてくれるのかもしれない。
早く次の巻が読みたい。
Posted by ブクログ
三歩、阿久津くん、久美ちゃん、そしてエベレスト登山隊のみんな、それぞれ新しく険しい道を歩き出した。
俺も負けずに、新たな一歩を踏み出さなきゃ。
自分自身に打ち勝つぞ!
Posted by ブクログ
今巻はいよいよネパールに出発した三歩が、エベレスト公募登山隊のメンバーと一緒にベースキャンプに向かう話で、いつものように山の遭難話はなく珍しく死人もでないです。でも、最後の最後にアーッ!という展開で次巻が楽しみです。三歩のローツェ南璧よりエベレスト公募登山隊の話の方が気になります。まさか、三歩がレスキューする展開になる?
あと、今巻から何となく本の用紙が薄くなったような気がします。気のせいかもしれませんが。
Posted by ブクログ
山好きなのでこの漫画を読み始める、主人公の自由で大きな生き方に憧れる。が、その後は同じようなストーリー展開に飽きてしまい、3巻くらいで読むのをやめていた。
私は20年以上前にルクラに行ったのだが、その頃の事をあまり覚えておらず、最近山の話をするきっかけなどもあり、調べていたところ当漫画でもルクラが出てくることを知り、再度読んで見る。この巻から三歩のチャレンジと、エベレスト登山の2本が語られることになり、だいぶ熱い。
Posted by ブクログ
三歩は相変わらずスーパーマンです。
だれもがやりたいことだけをやって生きているわけではない。
今やっていることにだれもが悩みながら生きています。
その中でスーパーマンをみると爽快になるのかなぁ。
私には無駄な贅肉が付きすぎているかな。
Posted by ブクログ
「山に登る」っていうのは、なにも現実にある山に登るだけがこう謂われるのではない。子育ても、介護も、仕事も、学校も、生きることすべて、がんばっていることすべては、「山」だ。
決してクライマーではない、普通の女性であるスズちゃんが幼いわが子と負傷した夫、阿久津くんを支えながら「これが私の登る山だから」という台詞がよかった。
私も、一歩を踏み出してみなきゃ、誰のものでもない、自分の山に登るために。そう思わされた。
そして、相変わらず、三歩さんは、無敵だな・・・
Posted by ブクログ
ローツェ南壁に一人で登ることにした三歩。
山の事はよく知らないけれど、知らない読者にも分かるように描かれていて、しかも毎回、それぞれの話が面白い。