石塚真一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんてことだ。グイグイ読んでしまう。3巻までの間に何度か涙した。
ザ・漫画,だと思う。漫画って素晴らしいと思った。映画では予算足りなすぎて,そして危険すぎてこんなに本数とれない。小説ではあるコマを描写するにしても言葉が多くなりすぎてしまうだろう。
そして,扱っているテーマも,これこそが今もっとも人間にとってどまんなかなんじゃないかと思わされてしまう。このテーマこそがどまんなかなんだと思わせる力を持つ作品はなんでも強い。
人は生への危機を失うとモチベーションが低下するってことがあると思う。だから現代の,生がある程度保証されている我々はスカイダイビングをしたり映画を見て泣いたり怖がったりする -
Posted by ブクログ
(ネタバレ有)
実際に山岳救助されている方のブログに、
俺たちは三歩ほど超人じゃないとありました。
確かに、漫画ですから。
最後はエベレストで救助活動を行います。
極限状態とは、私が想像するよりも極限なのであろう。
漫画で表現されるよりも極限なのかもしれない。
テレビや映画でも表現できないだろう、
文章でもむりかもしれない。
そんな極限状態での生き方を考えてしまう。
岳で描かれるような、いい人である生き方を私ができるだろうか。
漫画だから極限でもいい人でいられるんであって、
実際には無理じゃないかという気持ちももちろんあるが、
すばらしい人であることに間違いがない、
それは三歩だけでは -
Posted by ブクログ
2012/04/29
【好き】北アルプスの仲間に見送られ、三歩の単独登山が始まる。 エベレストの隣の山、ローチェ登頂を目指す。 ネパールでかつて三歩が救助した小田と再会。 小田がいる隊はエベレストを登るため途中まで三歩と行動を共にする。 みんな無事に登れるといいなと願うが、ビルが氷壁登山中に落下。 無事だろうか? 毎回、三歩や三歩に関わる人たちの回想やドラマにジーンとくるが、やはり命を懸けた登山(もちろん北アルプスでも懸けてたがもっと厳しいという意味で)を前にすると心配が先に立ち心拍数が上がって仕方ない。 人生を登山に例えると普段はあまりピンと来ないが、この物語ではなんだか説得力があって頑張