石塚真一のレビュー一覧
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購入済み
流石は最終話
三歩のローツェへのアタック、小田とアンジェラのエベレスト踏破、絶対行きたくないけどすごい。あのローツェのオーバーハング、周りの岩があれだけもろいと三歩がカムを差し込んだ岩のワレメも十分脆いと思うんですがねえ。
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「岳」は、最初楽しく読めたんだけど、途中からちょっとパターン化してきたな、ってのもあって止めてしまったクチです。そういう意味ではハードル高めからのスタートだったんですが、とっかかりは良い感じです。前回みたく、一話完結型じゃない、ってのもポイント高いかも。題材が面白くないと、徹頭徹尾つまらん物語になりかねないけど、そういう意味での設定はイケてます。バスケシーンにはこだわりがあるんで、ここで描かれているものには全然興奮しないけど、それは本筋とは関係ないことなので問題なし。肝心の演奏シーンは、十分迫力もあって楽しめます。これからどうやって成り上がっていくのか、類型の漫画が多い中、抜け出た存在になり得
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ネタバレ3巻は、とても印象的なところが多かった巻でした。
師匠・由井の指導風景。大の他に老若男女問わない色んな生徒と大との比較するシーン。
大の指導は、世界レベルだな…と、由井の本気が垣間見れる。
人生にとって音楽は必要なものなのか
パッとしない音楽の先生が、文化祭にて
大とのセッションで音楽の凄さ・魅力的な事を垣間見れる。
ジャズを知らない世代が、ジャズを魅了されるシーン、かっこいい。
大にとって初めての作曲が
哀しい思いの曲だったんだな~と。
指導料の父と息子コメディシーン
笑った(笑)
哀しくなったり熱くなったり笑えたり
そして、まわりは受験モードの中
大も自分の道に向け、不安な部分も -
購入済み
邦画のような静かな感動
自然の前に人は平等。
全てが等身大で描かれているからこそ、読者の想像力に対する自由度が増す。
まるで邦画を観ているような、じわじわと感動する素晴らしい作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気読みで18巻まで。ebooksで読んだが、便利な世の中だ。それは置いておいても、ほぼ全てのページがそれぞれに愛おしい稀有な漫画だったと思う。
著者自身が登山好きで経験豊富であることを考えると、細部の描写にも納得が行くし、成る程「静かの山」は随分とリアリティに欠けていたなと思ったりする。
この漫画の秀逸なところは、遭難死の描写から逃げていないところにある。ただ、ノンフィクションの救いの無さとは違い、主人公の三歩がどんな相手にも暖かく接し、死体にも明るく「よく頑張った」と声を掛けることで読者の心が折れる
ことが防がれているように思う。
この最終巻最後から2話目で、三歩はエベレスト山頂付近、 -
Posted by ブクログ
いやはや。参りました。
今まではJazzマンガの最高峰を(古いけど)細野不二彦さんの「Blow Up!」にしていたのだけれど,本作が↑デス。音が見える!のです。絵から音が聞こえるのです!
細野さんのは今にして思えば彼の聞いた音をマンガにしたのだったのですね。音は可逆的に絵にはなっていなかった。
ところが,本作は恐らく可逆なんです。私が本作から感じ取った音は音色は作者がイメージしたメロディであり音色である!と,信じることができるのです。この差は大きい!
私がこのマンガから感じ取ってしまった音色や艶や空気感は間違いなく作者さんの感じた風景なのです。
ああ,素晴らしい。マンガを読むことでセッションに -
Posted by ブクログ
一話読む毎に清々しい気持ちになれる。
まるで自分が山にいるかのような錯覚を与えられる。
それは作者の描画が体験に基づいたリアルなものだからであろう。良くも悪くも山に興味を向けさせられ、登山をしてみたくなる。
本作品が最近の山ブームの一端を担っているのは間違いない。ただブームではなく守るべきマナーやルールもしっかり描かれているため、その点もとてもよいと思う。
子供たちにぜひオススメしたい一冊。
とりあえず登山する人は必読。
(2018/02/18追記)
あらためて最終巻まで読みました。最後は没入し過ぎて読んでるこちらも酸素が欲しくなりました笑。最終話の内容は賛否両論あるようですが、無難なハ