柏木ハルコのレビュー一覧
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購入済み
読むべき漫画です
以前ドラマを観てからの漫画を知り読み出しました。
生活保護に関して詳しく書いてあり、受給者も悪いことばかりニュースになってあまり良いイメージが無いと偏見ですが少なからずありました。
これを読んで制度の意味を知れば必要性も解りますしどんな立場の人が受けるべきなのかが分かります。 -
ネタバレ 購入済み
コロナ禍の貧困ビジネス、着々と
角間さんの一時的な住居探しと、石橋さん側の尻尾を、区役所職員らが全力でゼェゼェ言いながら掴む巻。
角間さんみたいなハンデを持つ人たちの発達障害は、今日こそ表になって知れられてはきたが、
昭和の時代、押さえつけられて頑張ればできるだろと言われ続け、ここまで生き逃げてきたと思うと不憫でならない。
マリア様の写真立てが、彼の心を明るく照らし続けてくれていたのかも。新しい(一時的な)アパートの窓から差し込む光の向こうにある木の風景を見て、その一瞬だけでも明るくなった角間さんの表情がとても良かったです。
えみるちゃんも課長もみんな頑張ったー!!まだ片付いてないけど!笑
とりあえ -
Posted by ブクログ
貧困ビジネス!貧困層が増えれば貧困ビジネスも増えるだろうし、貧困ビジネスをしないと稼げない人がいるというのも、なかなか経済がおかしくなっている象徴な気もする。
ちゃんとした家がないのに生活立て直して働け!というのは無理難題で、やっぱり1人で不自由なく暮らせる家を用意すべし。ただそうなると働いてるけどボロアパート住んでる人どうなるん問題も出てくるので難しい。まあ合わせるならいい方に合わせてください。
貧困を自己責任で終わらせるのは短絡的で思考停止すぎる。自分もそうなるかもしれない、という想像力は持てなかったとしても、どうしようもなくなる人が生まれる社会である、という認識は持つ人が増えてほしい -
Posted by ブクログ
えみるの同期・七条と彼が担当するシングルマザー・岩佐さんの話から。
この七条も、描き方のバランスではすげー嫌な奴になりそうなんだけど、「まあでもこういう考え方もしちゃう人いるよな」というさじ加減で悪役にさせずに描くあたりに、作者の思慮深さを感じる。
また、えみるが担当する阿久沢さんとの面談で、半田先輩のメガネ越しの目が描かれたコマは、惚れるわー。
「どんな温厚な人でも尊厳を侵されれば怒ります」
次の母子家庭での高校生男子のアルバイトによる不正受給というのも、こういう法の事実は初めて知り、考えさせられる。
「オレは…そんな悪いことしたんですか…?」
「これって…何の罰なんスか…?」
と