柏木ハルコのレビュー一覧
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五反田みたいに実際に口に出すかどうかは別として「(受給者は)行き場をなくしたクズども」「こんな誰もやりたがらないドブさらいみたいな仕事」と考えている職員が描かれているのがリアル。小田原ジャンパー事件とかもあったけど、課内全体が五反田みたいな人で占められてるなんて別に珍しいことではないと思う。
ジョブローテーション込みの採用形態のため、2〜3年の辛抱(劇中で言うところの「懲役」)と考えるのは致し方ないというか、それも人情だろう。
プロパー職員ではない義経が五反田のような職員との向き合っていくのか、または折り合いをつけていくのかもこれから読んでみたいと思った。 -
Posted by ブクログ
アルコール依存症の赤嶺さんの話がメインの第6巻。
前巻から続いて、アルコール依存症とは本人の意志の力ではどうにもならない病気であること、まず本人がアルコールの前で自分が無力であることを認めなければいけないこと、という点がしみじみと伝わるストーリー。
それだけにつかず離れず、でも心配の気持ちは伝えるのがベターであるというケースワーカーという仕事の難しさも伝わる。
特にアルコール依存症の治療法が1935年に初めて発見、確立されてきたというのも驚きというか、人類にとって大きな病だったのだなと感じる。
この巻にはドラマティックな展開はないけれど、一貫してためになる漫画です。 -
購入済み
誰にでもオススメ
生活保護など知ってるようで知らなかった事など細かく説明してあり、分かりやすいです!
テンポもよくサクサク読めるけど、生活保護を受ける人の背景を更に自分なりにイメージしてしまいます! -
購入済み
健康で文化的な最低限度の生活
僕は精神障害者2級で就労不能で長いこと生活保護を受けています。実は以前お金を400万円貯めて生活保護を切られたことが有ります。
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Posted by ブクログ
貧困ビジネス編は、やはり2巻ぐらいでは終わらなかった。しかも今回は途中からコロナ禍のもとでの闘いに突入する。
今回は表紙に初めて登場する京極係長がわりと活躍する。市の財政を圧迫するような事柄には神経質になる係長ではあるが、今回は不正支給に繋がる事案である。「意外と正義感が強い」と義経さんが驚いている。ちょっと感情的になりすぎているのを、ベテランケースワーカーの半田さんが修正するほどである。
しかしなかなか貧困ビジネスの違法の尻尾が掴めない。奥坂さんの入院先から告白があって、その仕組みがある程度わかったものの、お役所だから決定的な証拠が必要である。その間に、奥坂さんを遠くに避難させ、角間さんも他の支援の方法を探す。利用者に寄り添う。半田さんの助言があればこそではあるが、「空気が読めない」と落ち込む義経さんではあるが、真摯で誠実な姿勢は、要領が良い他の一部職員と一線を画している。義経さん、頑張って!
巻末の「生活保護Q&A」は、コロナ禍のもと住宅確保給付金、生活困窮者自立支援制度、生活福祉基金の特別貸付などの制度を活用する道筋を教えてくれている。4-9月で住宅確保給付金の支給は10万4千件もあったそうだ。そうのうちの1/10が角間さんのようなホームレスになることを防いだとすれば、狭い日本は大きな失敗を回避したことになるだろう。今のところはセーフティネットがギリギリ機能している。この長期のコロナ禍で、それもどうなるか、注視が必要だ。
表紙カバーを外してみると、昨年3月10日、厚労省通達「新型コロナウィルス感染防止等に関連した生活保護業務及び生活困窮者自立支援制度における留意点について」の「3適切な保護の実施(2)速やかな保護決定」が全文(大文字で)載っていた。問題のある厚労省ではあるが、これはかなりまともなことを通達している。こういう細かな文章に、その時々の社会の真実があると思う。是非手に取って読んで欲しい。