感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年06月02日
家族の問題は根が深い。
起こった出来事で、どっちをどっちとすぐに決めつけてしまうわけでなく、
背景の想像やいろんな可能性を探ることが、
一番必要で大事なことなのではないかと思った。
Posted by ブクログ 2016年10月10日
第4巻出ました。一気読み。家族の事情は外からはわからないことが沢山あり、語られない事も多く、経験にそくした想像力が必要なのは臨床現場ではよく経験することである。自分自身も浅はかな理解で失敗することが多く、いまだに反省することが多い。一読してふと、そのようなことを考えた。
作者は取材をもとに生活保護の実態を描写している。
生活保護を受けるまでの過程や生活保護の問題点等を上手く織り交ぜながら作品にしており勉強になり、また考えさせられた。
Posted by ブクログ 2022年03月28日
2016年9月4日発売。
第27話ㅤ絶叫
第28話ㅤ普通ではない何か
第29話ㅤ喧々諤々(けんけんがくかく)
第30話ㅤ親
第31話ㅤ毒親
第32話ㅤ閉鎖病棟
第33話ㅤ藪の中
第34話ㅤ世間知らず
第35話ㅤ人を笑顔に!
第36話ㅤ世帯とは?
ただでさえ他人をどれだけ知れているかわからないけど、普段自分たちが知る以上のことを申請者から聞いたり調べないといけない。それでも、申請者の希望に沿えるかわからない。
最低限度って、通常思われるより相当低いんだなと。
それだけはやめてくれ!縁を切られる!と、切実に訴えてくる方もいれば
一族で示し合わせて「つきあいもありません。助力する余裕もありません。」と回答して、全員で生保ゲット!な、例もいるらしく…
なかには「計画離婚」して、なんと同じアパートの別階に住み「円満離婚ですから、DVじゃないで...続きを読むすから、別に同じアパートでも問題ない
です。」と言いのけて、生保2倍ゲット!休日には、一家仲良くキャンプや旅行に出掛けたりする「家族」もいるそうですね。
ホントに、公的扶助って、なんなのでしょうか…
本作とは関係ありませんが「収入により家賃のランク付けがあるが、基本的には低所得者向けの居所確保を目的として設置されている」はず
の公営住宅の駐車場に、驚くほど立派な新車や、外車があちこちにあるのを見たりすると、なんともはや…という気持ちになります。
なかには、かなり本格的な釣りが趣味のため、とても素人が持つものではない「クルーザー」を所有している人もいるそうですよ。
公営住宅に住む人には、その所要物に奢侈を基準とした制限がないため、一般賃貸住宅よりも、はるかに低額の家賃で入居しながら、「浮い
たお金」で、このような高級車や船舶を持つことができます。定期的に、収入の調査が入りますが、夫が昇給しても、妻がパートを始めて
も「収入の上昇ナシ」として、平成初期の基準で居住し続けているという実態も…
この作品を読んで、いつも思うのは、とにかく役所は、マンパワーの配置の見直しや、部署の「仕分け」を今一度行うべきではないかと。
個人的には、国際交流部門が不要と思います。あんなことは、県の「国際交流協会」に一任すればよいのです。人口がほんの十万弱や、それ
にも満たない人口の(つまり予算の少ない)市町村が、年に百万単位の予算を使って「中高生の思い出づくりホームスティ旅行」をしてあげ
るなど、無用の一言です。
私たちも、公務員さんも、一律に収める税金のゆくえは、どうなっているのかと思います。
Posted by ブクログ 2019年07月22日
相変わらず、作者の生活保護制度に対する真摯な、丁寧な態度が伝わってくる作品。そんな中、動機を含めた各キャラの設定もなかなか立ってきて、勉強モノとしてのみならず、物語としての幅が出てきて良い感じです。
Posted by ブクログ 2017年09月28日
見たくない現実を見る覚悟のある人へ、な感じ。
退去命令を出してもらうために、林に付きそうえみるが、思わず林の息子が失業したことをしゃべるところ。
口が軽いのは確かなのですが、えみるの生い立ちからすると想定外ばかりで混乱しているからなんじゃないかと。で、これを読者視点としているのではないかと。
消去法...続きを読むで公務員試験に受かるあたり、えみるは潜在能力自体は高いと思うです。ただ、OJTの生贄になる利用者には酷い話とも思うのでした。
Posted by ブクログ 2016年09月07日
規定はあっても、落とし込みはケースごとに必要で本当に難しい仕事だ。この一冊だけでも、考えることがたくさんある。ベテラン半田さんは眼鏡はずすと美中年であってほしい(強く希望)
Posted by ブクログ 2017年03月12日
主人公も 徐々に成長してるとはいえ
やはり 一つ一つに事案に
注意と知識が必要なんだな
と あらためて思います
正直 主人公の上司などの
ベテランさんと はじめに
話が出来ていたら
確認事項も行き届いて
話も早く通るのかも・・
虐待していた父親には何も罰が下らないというやるせなさ。
生活福祉課の人間だと言って病院に入り込もうとしたのに…
そしてあの父親はお金あるのに息子に税金から生活保護出るのもモヤモヤする。
あの父親から代理徴収みたいな制度ないんだろうか。
役所の新人公務員の女性が、生活保護の仕事についてからのドキュメンタリータッチの物語。
中身は濃くて重い内容ばかりです。
日本国憲法の「健康で文化的な最低限の生活」というタイトルが何とも言えない。
いろいろ考えさせられる漫画です。
Posted by ブクログ 2022年09月10日
支援を拒否する息子。父子の間に何がある?…前巻からの続き。謎が明かされる。想像になかったその事情。ストーリーとしてはわかりやすい。それなりに衝撃的で問題提起としてよろしかろう。しかし…こういう答えは望まなかった。もっとわかりにくく、何故かを追いかけたくなるネタであって欲しかった。自分の心にあてはめて...続きを読む、こんな行動になるだろうか?人が感じるものは複雑過ぎて、わかりやすいはずもない。「ああかも、こうかも」と考え抜き、少しずつ答えがあてはまっていくもの。ただ、これはコミック。それを受け入れての楽しみ方もある。
この作品は、ある意味しんどさが伝わってくる作品であることはわかったつもりの上で読み始めました。
余りフォーカスされることのない、それでも社会で大切なケースワーカーに光を当てていることがそもそも作品として素晴らしいし、現場感が伝わってくるような描写が、しっかりした取材に基づいたものだと感じた。
...続きを読む
特にこの巻で扱われた島岡さんの「毒親」。
自分は幸いにも生活保護にまでは至らなかったけど、近しい境遇ではあったので、島岡さんのケースを読んでいて辛くなってしまった。息子の光くんの狼狽え方、とても分かる。身に覚えがある。
親子の関係性によってはこういう境地に至ってしまうこともあり得るんだなあと考えさせられました。
Posted by ブクログ 2022年02月21日
第4巻では、①親族による扶助の可否を照会する際のケースと、②保護を受けるのには「世帯」が単位であって、構成員の一部のみの保護はできないというケースが扱われる。主人公の「善意」が空回りしている。力をつけていってもらわないと、制度は適切に運用されないということがわかる。
Posted by ブクログ 2021年10月05日
この漫画、ここまでの中では最も怒りを感じてしまう、島岡親子の話。
その父親が息子の光(こう)に性的虐待をしていた可能性が高いことが分かり、同じ父親としてもますます怒りを感じはする。
が、この話も最終的にはその父親の「また息子の嘘に」という言葉が完全に嘘だという確証を示さず、つまり父親を完全な悪者...続きを読むと確定させることなく可能性を残したまま終わらせるのが、この漫画であり作者なんだな。
そのスタンスは好き。
Posted by ブクログ 2020年07月10日
借りたもの。
どのケースも個人・家庭の貧困問題問題よりも、こじれた家族関係を強く意識させられた。
前巻の貧しくても支え合う家族の話は美談ではないかと思うほどに……
医師の父親を持つ青年の生活保護申請に関する話は、性虐待サバイバーの話に。前巻でPTSDの感じがあったが……
毒親と性虐待親が同義になって...続きを読むいるのはいささか悩ましい…ネグレクトにも虐待にも線引きされない、グレーゾーンな過干渉や自己愛型パーソナリティー障害の親による悪影響を指している……最も、虐待親を内包しているのだが。前巻の扶養照会の件の母親が毒親だと思う。
しかしこの医師父親……身分を偽ってまで面会しようとした時点で犯罪者では?
えみるが新たに担当する、高齢女性の話は今後(今も?)増える大問題だと思う。年齢でアパートを借りれない、親族も困窮しているという事例。
Posted by ブクログ 2019年05月31日
父親との関わりから逃げ続ける青年、息子に迷惑をかけたくない老母。
親子の形も情愛も、あってはいけないものも含めて様々で、
外からは計り知れないし、立ち入ることができない…。
人の親・人の子として生きること、それに関わることの難しさが
ひしひしと伝わってくる4巻でした。5巻は来年…これまた次までが長い...続きを読む…。
Posted by ブクログ 2016年11月18日
今回もまた扱い題材が重すぎるんですけれども…いや、個人的に、ですが…。
ヽ(・ω・)/ズコー
けれどもまあ、なかなか読み応えのある内容でしたねぇ…いわゆる世間で「偉い」とされている職業に就いている人ほど変な性癖というかね、おかしなところがあるのかもしれませんねぇ…。
↑まあ、いわゆる「偉い」...続きを読むお仕事って多くの人たちと接しなければならないんでしょうし、そのストレスも膨大なものがあるんでしょう、きっと…。
↑まあ、そういったお仕事に就いた経験がないのであくまでも想像上のお話ではありますが…。そんなわけでアレですね、この巻に登場してきた親子がどんな結末を迎えるのか、個人的に興味津々であります…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ 2016年09月03日
支給すべきか、しないべきか、決断をせまられる4巻。
全員に支給することは出来ない以上、何かの条件でそれを選り分けなければいけない。
色々と思うところはあるけれど、こういうこともあるのだろう。