やまむらはじめのレビュー一覧
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祝電子化!
やまむらさんの作品では一番好きです。
主人公とそれを取り巻く人々の境遇とか
背後に暗躍する政府やレジスタンスとか
色々な思惑の中で物語が進んでいきます
電子化して多くの人に読んで貰えると嬉しいです -
Posted by ブクログ
ネタバレ文化祭のオケがいよいよ始まる。梶原、曽成のオケともに仕上がってきたが、ひびきはコンマスの秋央に対して物足りなさを感じてきていた。
そんな折、ひびきにドイツの楽団で指揮を執るチャンスがやってくる。リハーサルで天から音が降ってくるような感覚を持ったひびきは、文化祭での指揮よりドイツの楽団を優先する。当初落ち込んだ秋央だが、須賀川の指揮下で改めて自身の目指すべきものを見つけることが出来た。
それぞれの演奏は無事成功しひびきは渡欧。
日々は流れ、みんなの進路を決める時期がやってきた。秋央はひびきを追いかける訳でもなく、自身の進路を見つけられずにいた。
そんなとき、渡欧していたひびきが突然帰ってきて・ -
Posted by ブクログ
文化祭の定期公演でAオケとBオケがコンサートをすることになったが、その指揮者が梶原とひびきに決定した。リハは進んでいくが、秋央はひびきの指揮がまとめるだけのもので不満に。そして自らコンマスをやりたいと直訴。コンマスにはコンマスの苦労があることも知り、徐々にオケもついてくるようになってくる。文化祭まであとわずか。公演は成功するのか??
ところで、薄っぺらに見せていた梶原がやっと人間味を出してきました。
Aオケの指揮中に「ナメられてんだろうなーなァ。くそ!若造としては勝ち負けじゃないと言われたからって、ハイそうですかって訳にゃいかないんだよ」とか、後半キャンパスでひびきを見かけて「負けたくない」 -
Posted by ブクログ
悪意に満ちた世界に絶望しすべてを壊す男とそんな世界を見てもなお人を助けることを決めた男の闘いの行く末が描かれた最終巻。
積もった思い。11巻で明かされた案山子本来の目的は復讐の道具という負の感情によるものでした。その府の産物を操るのは奇しくも負の連鎖が集った少年阿幾。そして、そんな阿幾と対峙するのは人の心を宿した案山子ククリと共に闘う匡平。この組み合わせは1巻から描かれていましたがこうして最後の過程を経た後の闘いはどこか虚しく切なかったです。最後の終わり方には少し言いたいこともありますが、これが最良と言えばそうかもしれないと思ってしまう自分がいます。ある意味で許されたような最期でもありま -
Posted by ブクログ
ネタバレ詩「阿幾、おとなしく座敷牢に戻って。」
阿「ハァ?今さら何言ってんだ?」
詩「それがもともとの私の仕事よ!」
阿「そんな初期設定みんな忘れてるぜ?」
とか、シリアス中に堂々やってしまうところも好き。
Seg,70終盤の迫力ある絵もいいよね。マクロスみたいじゃん。
匡平と阿幾は結局、案山子絡みでないとワクワク出来ない二人で、本当に分かり合うにはこーゆー決着しか見えない。決着を着けずにいられないのです。
しかし大勢巻き込んで喧嘩した結果、いろんな人の恨みを買い不意に結果が確定させられるとは。。。さすがやまむらはじめ。気持ちいいだけのラストなんか用意するわけないよね。このひっかかり具合は好き