やまむらはじめのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
政府が崩壊し内戦が続く近未来日本というトンデモな、だけどやけにリアルな世界で、(エヴァのシンジ君とVガンダムのウッソが同居したようなニュートラルな)少年ヒトオが、自分の置かれた状況もよく分からぬまま父の足跡を追い『シュライク』を巡る紛争に巻き込まれていくなかで『自分の手で掴んだ』大切なものを取り戻すため、自分の意思で行動することに目覚める成長物語、とでもいうのかな?
<ネタバレ注意>
父母はじめ彼を取り巻く大人たちは、過去の崩壊した日本を立て直そうと活動した英雄たち。
けれども一度は成功しかけた革命も、活動の中枢であったヒトオの母アンナが死亡したことで、革命の意志は大衆に飲み込まれ、軌道に乗 -
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さすがやまむらはじめ作品
個人的にキャラの絵が大好きなやまむらはじめの、比較的最近の作品。
絵は既に「神様ドォルズ」の頃からほぼ完成されており、相変わらずの安定感で、女性キャラは非常にかわいい。
一方のストーリーは、この作者にしては珍しく現実的な路線かと思ったら、やはり異能力が出てきた。
やまむらはじめ作品と異能力はやはり切っても切れない関係だと思う。
(最新作の「BLACK LAGOON エダ -Initial Stage-」にだけはさすがに出てこないけれど)
東欧での追いかけっこという、ちょっと「MONSTER」にも似た雰囲気のあるこの作品。
個人的にすごく好きな雰囲気ではあるけれど…この話の展開で5巻で完結 -
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やはり絵が好き
キャラ絵がキレイで個人的に好きな作者「やまむらはじめ」の作品。
初期~中期の作品にあたり、「エンブリヲン・ロード」の後、「神様ドォルズ」の前の時期に書かれている。
それもあってかまだ絵が安定しきっていない感はあるが、やはり特に女性キャラはかわいい。
一方、冒頭のシーンなど、何がどうなっているのか分かりづらい面も多々あり、その点はちょっとマイナス。
ストーリーはこの作者らしく、SFというかファンタジーというか、ちょっと不思議な世界観。
この手の話が好きな人(私もそう)には堪らないと思う。 -
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良い出来
ご存じ「BLACK LAGOON」のスピンオフ作品。
本編に出てきたシスター「エダ」のCIA時代の活躍を描く。
作画は異なるが、原作は本編と同じ広江礼威であり、設定の整合性や展開なども本編と合っている。
ちなみにこの絵、広江礼威の友人でもあるやまむらはじめが描いている。
彼は本来「神様ドォルズ」などに代表されるように、特に女性キャラが非常に美しい、ファンタジー系の作品が多いマンガ家。
それが本作ではハードボイルド系の現代劇という事で、作画を担当していることを知った際は非常に驚いた。
こういう作品も描けるんだという感じだが、確かにエダは美しいし、エダ以外の女性キャラにはやまむらはじめっぽさも残 -
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エダ
ブラックラグーン本編では正体を隠したままの食えないシスター、エダ。
本編とはちょっと雰囲気が違うけれども、これが公式設定というなら
大変興味深い。 -
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やっぱり面白い!
ブラックラグーンはアニメから知ったけど、めっちゃ面白くてハマりました!
それが新作?、それとも番外編?とにかく、のっけからバイオレンス、ドンパチだらけで興奮します! -
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やはり面白い
「神様ドォルズ」と同じ作者。
本作の方が5年ほど前に描かれていたという事もあってか、絵のタッチが少し異なる。
「神様ドォルズ」では線の細い描き方だが、本作では線が太く、力強い。
その分、比較すると雑とも言えるかもしれないが、キャラの絵などはこの段階でも十分キレイ。
ストーリー自体はSFもので、「神様ドォルズ」とは系統が違うが、独特な世界観という点では共通している。
初めに核心に近い謎を見せておいて、その後物語の中で少しずつ世界の仕組みが明らかになるという手法は、よくあるものだが個人的には大好物。
まだ最後まで読んでいないが、この先どういう展開になるのかが非常に気になる。