あらすじ
女子だらけの冷戦アクションファンタジー!
1970年代中盤…アメリカを中心とする「西側」と、ソビエト連邦(現ロシア)を中心とする「東側」が激しく対立した「冷戦時代」。その東側諸国に取り残されたように存在した「ハイドランカ王国」でクーデターが発生!ユディタをはじめとする3人の姫たちは辛くも脱出するが、祖国から追われる身となる。彼女らは時に「銃」を、時に代々受け継がれた特殊な「力」を使い、自由を求め西側へと向かう―――少女よ逃げろ、命の限り!「神様ドォルズ」「碧き青のアトポス」のやまむらはじめが放つ、ノンストップ冷戦アクションファンタジー開幕!!
感情タグBEST3
案外面白かった
最終巻まで読了
途中でうっかり積んでたけど、改めて読んでみるとなかなか面白かった。
70年代の東西冷戦下の東欧で王国のクーデターから三姉妹が逃亡するお話
あの時代の東側の雰囲気(武器や車、政治なんか)が好きな方はわくわくして読めるんじゃないでしょうか。
ただし超能力が物語の中心になるので若干ファンタジー風味です
ちゃんとした終わり方をしているので最後まで読んで損は無いかと
実にやまむら作品らしい纏め方だなぁと思います。好き。
さすがやまむらはじめ作品
個人的にキャラの絵が大好きなやまむらはじめの、比較的最近の作品。
絵は既に「神様ドォルズ」の頃からほぼ完成されており、相変わらずの安定感で、女性キャラは非常にかわいい。
一方のストーリーは、この作者にしては珍しく現実的な路線かと思ったら、やはり異能力が出てきた。
やまむらはじめ作品と異能力はやはり切っても切れない関係だと思う。
(最新作の「BLACK LAGOON エダ -Initial Stage-」にだけはさすがに出てこないけれど)
東欧での追いかけっこという、ちょっと「MONSTER」にも似た雰囲気のあるこの作品。
個人的にすごく好きな雰囲気ではあるけれど…この話の展開で5巻で完結って短すぎない?
調べたら、どうやら実質打ち切りだったそうで、これは非常に残念。
あと、タイトルもなんか中途半端。
「姫ヤドリ」って、主人公に「宿って」いるから来たタイトルだろうか?
もう少し分かりやすく、キレイなタイトルでも良かったと思う。