中島久枝のレビュー一覧
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ネタバレ今回も面白かった。勝代という、吉原遊廓の大店の主人が人が嫌がることをする。自分が不幸せだと周りに対しても、自分のように不幸せになってほしいと望むんだなあって。吉原遊廓に売られて来た子ども時代。可哀想は可哀想。今の時代は奴隷制度や奴婢もないから良いけど、だけどそれでも酷い親も居るし、殺人も何でも起きてる。自分が周りにどんなに恵まれてるか考えさせられるなあ。親を選べるわけでも育つ環境も選べるわけじゃない。そんな中でどう幸せを見つけて行くのか…十二国記で幸せか不幸せかは自分の心のあり方ってあったけど、どんな環境下でも幸せの気持ちを持ち続けるのは普通の人が出来ることじゃないんじゃないかなあって。いろんな経験を経て、どう心を保ち続けるのか少しずつトライしていく結果なんじゃないかなあ。
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連作短編集。どの話も良かったです。
初秋 うさぎが跳ねるか、月見菓子
老夫婦の愛の話。妻が亡くなり夫が1人になり、ふさぎ込んでしまう。周りが心配するほどに。夫の心を開かせるようにと小萩が遣わされたけど…。
私、この話を読んで泣いてしまいました。
晩秋 留助の恋と栗蒸し羊羹
留助の恋の話。「なんだ、留助そういう相手いたんだ⁈」とびっくりしました。と同時に私は応援。
小萩、幹太、そして伊佐も2人に巻き込まれた感じで留助の恋が叶うようにおせっかいをしようとするけど…。
とにかく留助に幸せになってほしい‼︎その一心で読んでました。
初冬 若妻が夢見る五色生菓子
大おかみ、おかみ、若おかみのいざこざの話かと思ったけど、千草屋という仲がいい菓子屋と二十一屋の話かな?十手持ちが出てきたりしたけど、人情深い良い話でした。千草屋の人たちの優しさが身に染みます。
仲冬 秘めた想いの門前菓子
仲違いした母娘の話。お互い意地っ張りで素直になれない。残された時間はわずかなのに、どうなっちゃうんだろう?と少しハラハラしながら読んでました。
留助が地味に良いことというか鋭いことを言うので、留助の好感度が上がりました。
前にも書いたかもしれないけど、このシリーズ読むと和菓子を食べたくなります。
みたらし団子と柏餅を昨日買ってきたから、あとで食べようと思います。
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
教養高く美しい、が世間知らずのおばあさまと、
料理のセンスは抜群だが内気な16歳の孫娘・佐菜。
実家の老舗帯屋「三益屋」の倒産と共に世の荒波に放り出されたコンビが、
「出張料理」を仕事に奮闘する大好評シリーズの4冊目。
佐菜がはじめた出張料理も回数を重ねるごとにうまくいくようになり、
居酒屋店主から「売れる料理」レシピの提案まで頼まれることになった。
佐菜が考えた、多めの油で卵を揚げ焼きし、だしに浮かべた
「とろとろ揚げだし玉子」はおいしいと評判になり、ひとに
感謝される成功体験を経て自信をつける佐菜。ところが、
じつは陰で悪い噂を流され、それが広まっていることを知って
大いに傷つき、
「料理は本当にこまった人の助けになることはできないのかもしれない」
と落ち込み、家にこもってしまう……。
ほっこり美味しいものがたくさん登場する中で、成長し、老いていく人々の
リアルな悩み、人間関係の成熟したやりとり、心に響くセリフが満載。
ますます充実のシリーズ!
令和8年4月22日~23日 -
Posted by ブクログ
あたたかいお話。佐菜がこんなに自己主張をして、おばあさんに意見が言える、周りに言えるとは。誰かに引っかかるようなことを言われても、自分でポジティブ変換して前を向いて今できることをするのがすごいと思う。人の言葉がずっと頭に残ったり、何であんなこと言われないといけないんだろうとか考えてしまうのに、佐菜は前を向いてスッキリしてる。確かに、人に嫌なこと言う人自身はきっと、笑顔だし、自分の生きたいようにしてるし、深く眠ってるかもしれない。そんな感じの人に自分の時間を使うのはもったいない。他のもっと大切なことに時間を使った方が断然良い。そんなことに気づかせてくれる佐菜だなあって思った。これからの成長も楽しみ。