中島久枝のレビュー一覧
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絵描きさんとして、苦悩しながらも成長していく作太郎さんを見ることができてよかった。
お高さんとの関係も穏やかに進展して、二人らしくて良かった。Posted by ブクログ -
Audibleで聴いた。シリーズの始めはずいぶん現代風な時代ものだなあなんて思ってたけど、一気に4作目まで聞いてしまった^^;Posted by ブクログ
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よかった。
人は 自分が 食べたもので できている。
そのために 一生懸命 がんばる
ただそれだけである。
最後の「におい松茸ーー」が、特によかった。
絵を描く作太郎と それを離れたところで支えながら自分も精進するお栄、それぞれの生き方を尊重しているPosted by ブクログ -
ゆる〜い人情話と、一膳めし屋の美味しそうな定食とご先祖様もこの界隈にいて、登場人物達とすれ違っていたかもしれない町の風景が心地良くて、大好きなシリーズものになった。
お高さんと作太郎さんの恋の行方もドキドキ。お高さんが積極的に頑張ってて、応援したくなる。Posted by ブクログ -
結構重いかもしれない話を(時代小説独特の「どうしようもなさ」みたいな?)さらっと書いてくれるのが楽しい。
わりと、自由なんやな~って思うと肩の力を抜いて読める。そこがいい。
でもみんな必死に生きてる真摯さもいいのよね。
続編もリクエスト済。小萩ちゃんは主人公としてめっちゃかわいいし好きやけど、こ...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸の菓子に魅せられた女の子・小萩。親戚のつてで日本橋の菓子屋「二十一屋」通称「牡丹堂」で働くことに。当初は「1年限定」の約束だったが、次第に菓子作りに夢中になり…
小萩のスタートのお話。1巻かけてようやく進む道が見えてきた
食べ物屋さんを舞台にした時代小説が好きなのでつい手が伸...続きを読む -
松江の夏すずき、江戸の寒すずき、とか。松江に居た時、耳にしなかったですがw。楷書で凛としたいい女お高29歳、恋心を失わないお栄48歳、そばかすの可愛いお近16歳、鉄壁のトリオで営む一膳めし屋丸九。とてもいい店です。飲み屋で女を相手に占い(手相)もどきをする男、現代だけでなく江戸でもいたんですねw。...続きを読むPosted by ブクログ
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黒船来航間もない時代を舞台にしたお江戸人情譚は他人に優しい市井の人々の息づかいが聞こえてくるようで、日々の人間関係に疲れてやさぐれた気分をじんわりとほぐしてくれました。お宿の奉公人たちの連携の鮮やかさも胸のすく思いでした。Posted by ブクログ
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フードライターの中島久枝さん、そのお菓子に対する造詣の深さは、読売夕刊連載コラム「甘味主義」でもお馴染みですw。お菓子作りを縦糸に、江戸の人情を横糸に絡めた「それぞれの陽だまり」(2019.12)、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ第5弾、いよいよ佳境に入っています(^-^)Posted by ブクログ
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フードライター、読売新聞夕刊に「甘味主義」というコラムを連載、中島久枝さんの「浮世の豆腐」、一膳めし屋丸九シリーズ№2、2019.10発行、面白くないわけがありませんね(^-^) 今回も快調です。丸九おかみのお高29歳、両脇をベテランのお栄48歳と元気なお手伝いお近16歳が固めます。昨夜のかつお、さ...続きを読むPosted by ブクログ
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大火事で唯一の肉親である姉が行方不明になってしまった梅乃。
15歳だけど、江戸時代の15歳ってもう立派な大人なんだなぁ、と感心しきり。でも親が亡くなって、15歳で、いくら姉がしっかりものとはいえ、自分が奉公に出ていなかったのはなぜかな、とか無粋なことを考えてはいけません。
なにしろポプラピュアフル文...続きを読むPosted by ブクログ -
中島久枝 著「湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻」、2018.12発行、新米部屋係、梅乃16歳の眼を通したお客の物語、いい話4編です。読後感がとてもいいです。おからはきらずというけれど、母の味は小茄子の漬物、犬好きに悪人はいない、女の幸せは男次第?の4話。4番目の話は、藩内のゴタゴタの話と...続きを読むPosted by ブクログ
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スピーディーに話が進んで行って、面白かったです。
今ではすっかり定番のお菓子たちの黎明期に工夫しながら一生懸命作る職人たちの姿。
まだ、冷蔵庫もなく氷も簡単には手に入らない時代に天候や時刻と闘いながら作るアイスクリン、腕がいたくなるほど混ぜ続けるメレンゲ、器具も満足に揃わず、あずきも高くてなかなか手...続きを読むPosted by ブクログ -
一気読み!!
日の出が西洋菓子に引かれるけど踏み出せずにいるところが、わかるけどイライラヤキモキした。
そりゃあケーキやシュークリーム等バターや卵のたっぷり入った甘い香りに引かれ無い人はいないよね♪
でもあくまでお飾りで 西洋菓子屋に居るより、自分の手で考え作って「美味しい!!」の声聞きたいよね!!...続きを読むPosted by ブクログ -
白和え は我が家の味/春日局の 七色飯/
江戸か明石か 蛸飯 対決/お食い初めの 鱚のすし/
昔の夢追う 鮎の味噌焼き
とっても内気な佐菜はおばあさまと二人暮らし。下町のおじさんおばさんに囲まれて少しずつ気持ちが開いていく。
無理はしないでぼちぼちがんばろうねPosted by ブクログ -
鹿の子の思い/黒茶、花茶に合う菓子は?/
とびきりかたい、かりんとう/吉原芸者の紅羊羹
心を伝える菓子を注文する。さて 上手く伝わるのかどうか。言葉で、心で、菓子で、きっと伝えたい思いは伝わると信じたいなPosted by ブクログ -
日本橋牡丹堂シリーズ第十二弾。
初春を迎え、麗らかな日々の中での菓子作り。
小萩庵に入る注文は、小萩に人としての試練を与え、成長を促す。
鹿の子の思い・・・おとっつあんになってほしい。10歳の茜の
真摯な願いのため、贈る菓子を作ったが、岩蔵は姿を
消してしまう。母子の、岩蔵の亡き親方への思い...続きを読むPosted by ブクログ -
冬の景色に彩られる中、小萩は菓子を考える日々を過ごす。
松兵衛の紅花色・・・鎌倉へ伊佐と共に里帰りした小萩はかつての
伊勢松坂の主・松兵衛と出会う。かの店の秘伝の紅花色。
それを伝授されての江戸への帰り道、伊佐は実母への想いを
小萩に語る。そして未来の家族についても。
杉崎と名残りの松風...続きを読むPosted by ブクログ -
小萩庵に依頼する人々の心に内在する想いを受け、
相応しい菓子を考案する小萩の、成長する姿を描く。
異国の風にときめく甘さ・・・阿蘭陀好みの材木商からの依頼。
遥かなる異国に想いを馳せ、皆で工夫して菓子を作る。
異国の如く、俺たち菓子の世界は広くて楽しいんだよ。
帰らぬ人と月見菓子・・・月見菓...続きを読むPosted by ブクログ