中島久枝のレビュー一覧
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プロローグ
第一夜 三人姉妹
第二夜 眠る男、眠れない男
第三夜 猫が仕出かした不始末
第四夜 人形と旅する男
エピローグ
梅乃と紅葉はデコボコで良いコンビ。補い合って頑張っている。見守る人々がまたいい人ばかり。
ほっこりする。Posted by ブクログ -
第一話 たこは芋に、山芋は鰻に
第二話 さんまのわたは、ほろ苦い
第三話 菊の香りに癒される
第四話 出世魚の真意
食後のちょっとした甘味もあって、ごちそうさまでした
「ねぇ、お願い。来てよ。いいでしょ」
おりきは拝むしぐさをする。
「分かったよ。しょうがないねぇ」
おりきは答えた。
答...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ4弾。お栄とお近に出会いが、そしてお高と作太郎の仲はおりょうという許嫁が現れますますこじれていく。
お店も料理の腕も問題なく上手くいってるけど、恋だけはすんなりとはいかない。作太郎の身元や、許嫁の存在に素直になれないお高。その上、幼馴染の草介まで現れ心を乱される。
早く続きが読みたい。Posted by ブクログ -
シリーズ3弾。お高、お近のそれぞれの恋の行方が描かれている。お高はふと思い立って、亡き父が板前をしていた料理屋「英」を訪れる。その料理の確かな味と女将さんの佇まい、人柄に圧倒されるお高。自分の店丸君とは客筋も店の格も違うと分かってはいるものの、やはり落ち込む。その上、密かに好いている作太郎が英の息子...続きを読むPosted by ブクログ
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お高さんはお近ちゃんを見習ってもう少し向こう見ずになってもいいのに、もどかしい
作太郎は本当に罪作りな男だなぁ
馴染みの三人、政次、お栄さんも皆、お高さんに幸せになってほしいと願う優しさはお節介だけれど読んでいて気持ちが和む
嫌味な男は何だったのか、次巻でトラブル持ち込みそうな予感…何事もなければい...続きを読むPosted by ブクログ -
西洋菓子にこころ惹かれる日乃出
明治初期の横浜という土地もあり、時代の雰囲気を敏感に感じ取り、結果を出すことだけを急ぐ
そんな日之出を危なっかしく思う周囲と気持ちがすれ違う。
プロジェクトの結果だけを求めず、地道に土台を固めて、プロジェクトのポテンシャルを高めることも必要ということですね。Posted by ブクログ -
日之出たちは、いつも競っている。お菓子つくりに勝負は必要?
アイデアで勝負する浜風屋、完成度で勝負する白柏屋。
その対比から、浜風屋の課題が見えてくる。
プロジェクトは新たな段階を迎えた。さらに成長するため、何をするのか。次を期待したい。Posted by ブクログ -
猪突猛進ぎみではあるけれど、必死に前に進む姿が、他人を引き込み、巻き込んで形を成していく。
プロジェクトへの情熱がプロジェクトを成功に導くということでしょうか。Posted by ブクログ -
日本橋牡丹堂シリーズ第二弾。もっと菓子作りを学びたい!と、
小萩は江戸へ。そこでは新たな事件が待っていた。
・初春 祝い菓子は栗きんとん・・・帰った実家では姉の婚礼の準備。
小萩にも結婚の話が。菓子作りの修業はどうなるのか?
・陽春 白風吹饅頭の風雲児・・・かつて牡丹堂で修業していた男。
...続きを読むPosted by ブクログ -
新しい菓子を考える、創造するのは難しい。職人を目指す日乃出、淡い恋をする日之出、ちょっとばかり残念な日之出もいて親近感がわく。
やれることをやっていく、それがなかなか上手くいかない。
焦らず慌てず一歩ずつだね。Posted by ブクログ -
日本橋牡丹堂菓子ばなし、シリーズのようです。
はじめて読みましたが、それでも十分楽しく読めました。
菓子職人として、いろいろ悩む日々の小萩と、お店に新しく入ってきたなんでもそつなくこなして、みんなに評判のいい須美さん。
お店の人間関係や、お菓子つくりにかける思いが面白かったです。シリーズの初刊か...続きを読むPosted by ブクログ -
一年を期限に菓子作りを学びに、牡丹堂で働く小萩。
四季の移ろいと共に、娘の成長と人情の短編連作。
春 桜餅は芝居小屋で・・・川上屋の嫁と姑。意見の相違は
牡丹堂にも影響が。江戸と京との桜餅の違いと味の喧嘩。
夏 江戸の花火と水羊羹・・・幹太が店の手伝いを怠ける理由とは。
友たちへの想い、...続きを読むPosted by ブクログ -
生家を火事で失くした梅乃は生き別れとなった姉、園を探すため、湯島天満宮の近くにある宿「如月庵」で女中として働くことに。そこで出会う人々や、初めての仕事で成長していく姿を描く。Posted by ブクログ
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若き菓子職人日之出と、仲間たちの物語第ニ談。
大物商人、谷善次郎との戦いにはかったものの、結局大事な掛け軸は手放すことになってしまった日之出。それでも職人として「浜風屋」を立派な店として大きくしていこうと頑張っている。そんな時、外国人の商人が日之出に自分たちがこれからオープンするホテルで、西洋菓子...続きを読むPosted by ブクログ -
リアリティーばかりをを追求するのは、ダメだと判ってるけど
余りにフレキシブルで、下手すりゃ今よりホワイトな勤務体系はどうなの?Posted by ブクログ -
シリーズ第2弾。
今回は、仲居頭の桔梗の過去に関わる人物が登場します。
梅乃もお客様に振り回されながら奮闘していますが、何やら気になる人ができた模様・・。
紅葉の“ガキ大将”っぷりが、なかなか良い味出しています。Posted by ブクログ -
火事で焼きだされ、姉・お園と離れ離れになってしまった梅乃。
お園を探しながら、お宿・如月庵で訳ありっぽい従業員達に囲まれ、奮闘する梅乃の姿が健気で、応援したくなります。
続きはあるのでしょうか・・。Posted by ブクログ -
じっくり、というよりはちょっとした時間にパパッと読める軽さ。読みやすかった。ただ会話がかなり現代語なのであまり江戸の世界に浸っている感覚にはなれないかな。Posted by ブクログ
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恋は甘いばかりの物ではなかった。残酷に人を打ちのめし、地面にたたきつける。孤独な思いに震えさせる。
それでも人は恋をする。何か分からない力にからめとられるように引きつけられていく。
(P.185)Posted by ブクログ