あらすじ
若葉の季節。初物好きの江戸っ子にとって、初がつおが出回る楽しみな時季だ。一膳めし屋丸九のおかみ・お高や、手伝いのお近もかつおが待ち遠しい。そんな折、先代から丸九で働くお栄は、古くからの友達・おりきに誘われ、飲み仲間四人で割符の富くじを買った。渋々買ったその富くじが……(第一話)。またある日、近所の俵物問屋・長谷勝の若い衆が、丸九の豆腐を食べて腹をこわしたと因縁をつけに来て……(第三話)。かつおのたたき、豆ご飯、冷ややっこに小さな甘味……笑えて泣けて、とびきりおいしい傑作時代小説第二作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
フードライター、読売新聞夕刊に「甘味主義」というコラムを連載、中島久枝さんの「浮世の豆腐」、一膳めし屋丸九シリーズ№2、2019.10発行、面白くないわけがありませんね(^-^) 今回も快調です。丸九おかみのお高29歳、両脇をベテランのお栄48歳と元気なお手伝いお近16歳が固めます。昨夜のかつお、さやと豆の間柄、浮世の豆腐、梅はその日の難のがれ の4話です。
Posted by ブクログ
一巻よりこちらの方がより楽しく読めた。登場人物が理解できたからだろうか。いや、そうでもあるまい。ストーリーは2巻目の方がよくできている気がする。
Posted by ブクログ
腹の立つような話が沢山で、スッキリしたくてどんどん読んでしまった。読んでいてイライラすることもあるけれど、うまく出来すぎた人情話より現実に近いのかも。
Posted by ブクログ
一膳めし屋丸九の2冊目
ほのぼの人情物だけど、今回は人の欲深さやズルさもあって「うんうん」って感じ。
外から見ている分には呆れたり憤ったりなんだけど、自分の中を覗いてみると...ある、確かにある、と言うか結構な部分を占めている。
それを含めて私なんだからと開き直ってみる。
Posted by ブクログ
一を読んでなんだかんだ言っていたのに二作目も読んだ。
同じく食材に絡めた事件が起きて、一話完結。
う~ん何が足りないのかなぁ・・・
人情に訴えるもの?