あらすじ
秋鯖の季節。一膳めし屋丸九の今日の献立は、鯖のみそ煮、青菜とじゃこの炒め煮、なすのぬか漬け、熱々の汁と飯、そして小さな冷やし汁粉だ。働く男たちや常連にとって、おかみ・お高がつくる料理は明日への活力。でも、お高には気になることがあった。想い人作太郎が遣り手で有名な俵物問屋の女主・お寅から高額で引き受けた屏風絵の仕事を取り持ったことが、噂になっているのだ。そんなお高を、店の古参・お栄や幼なじみの政次、常連たちも見守っていたが……。味よし人情よしの大人気シリーズ、第一部完結!
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Posted by ブクログ
絵描きさんとして、苦悩しながらも成長していく作太郎さんを見ることができてよかった。
お高さんとの関係も穏やかに進展して、二人らしくて良かった。
Posted by ブクログ
よかった。
人は 自分が 食べたもので できている。
そのために 一生懸命 がんばる
ただそれだけである。
最後の「におい松茸ーー」が、特によかった。
絵を描く作太郎と それを離れたところで支えながら自分も精進するお栄、それぞれの生き方を尊重している
Posted by ブクログ
秋さばと鯖とら/むかごとため息/
あさり飯と涅槃図/匂い松茸、味しめじ
それぞれの気持ちが絡み合ったり解けたり。人の気持ちは難しい。すこしずつ変わる毎日を穏やかに過ごしていけるといいのだけれど。
Posted by ブクログ
第一部完!
色々と迷いながら、世間で当たり前だと言われていることが自分の幸せではないと納得し始めたように見えるお高さん
お栄さんもそうなのだろう
作太郎と森三の対話が苦しかった…でも、悪い方に向かわず、きちんと作太郎が仕事をやり遂げたことにはほっとした
少し進展した?お高さんと作太郎の関係、どうなっていくのやら…