【感想・ネタバレ】白子の柚子釜 一膳めし屋丸九(四)のレビュー

あらすじ

じゅうじゅうと脂ののったさんまの塩焼き、柚子の香りとともにぷりぷり濃厚な白子を味わう柚子釜、ていねいに蜜を含ませた栗の渋皮煮──面倒見のよい姉御肌のおかみ・お高が切り盛りをする一膳めし屋「丸九」は、今日も大繁盛。ある日、先代から丸九で働くお栄は、一人歩きの夜道で、誰かに見られているような気配を感じる。それが度重なり、もしや別れた亭主ではと不安になるお栄。一方、色恋には奥手になってしまうお高は、旅に出たきり音沙汰のない作太郎のことでやきもきして……。実りの秋、人想う秋。ますますおいしくて目が離せない、シリーズ第四巻。

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Posted by ブクログ

 松江の夏すずき、江戸の寒すずき、とか。松江に居た時、耳にしなかったですがw。楷書で凛としたいい女お高29歳、恋心を失わないお栄48歳、そばかすの可愛いお近16歳、鉄壁のトリオで営む一膳めし屋丸九。とてもいい店です。飲み屋で女を相手に占い(手相)もどきをする男、現代だけでなく江戸でもいたんですねw。私はできませんがw。中島久枝さんの料理シリーズも第四巻に。名調子です! 「白子の柚子釜」、2020.10発行。

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2021年03月05日

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安定的な面白さ。お高さん、お栄さん、お近ちゃんの三人の距離感がちょうど良くて、三人のお出掛けは楽しそう。静かにハマっている時代小説。
夜中や明け方目覚めた時に少し読んで江戸時代へ旅して、また寝る。
温かい人情話だから癒される。

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2023年01月27日

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人には様々な顔がある
お高さんには店の主人やしっかりものの姉さん、恋でうじうじしてしまう乙女な顔も
お栄さんやお近ちゃん、そして作太郎にも今までとは違う一面を見せられた
色恋含め(草介出てきたし!)今後の展開がわからずどうなるのかなと続きが待ち遠しい

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2021年02月06日

Posted by ブクログ

姉御肌のおかみ・お高が切り盛りをする一善めし屋
「丸九」は今日も大繁盛。ある日、丸九で働く
お栄は、夜道で誰かに見られているような気配を
感じる。一方、お高は旅に出た作太郎のことで
やきもきし…。人情派時代小説第4弾。

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2022年03月10日

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第一話 たこは芋に、山芋は鰻に
第二話 さんまのわたは、ほろ苦い
第三話 菊の香りに癒される
第四話 出世魚の真意

食後のちょっとした甘味もあって、ごちそうさまでした

「ねぇ、お願い。来てよ。いいでしょ」
おりきは拝むしぐさをする。
「分かったよ。しょうがないねぇ」
おりきは答えた。
えたのはお栄だと思うのですが……

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2020年11月15日

Posted by ブクログ

シリーズ4弾。お栄とお近に出会いが、そしてお高と作太郎の仲はおりょうという許嫁が現れますますこじれていく。
お店も料理の腕も問題なく上手くいってるけど、恋だけはすんなりとはいかない。作太郎の身元や、許嫁の存在に素直になれないお高。その上、幼馴染の草介まで現れ心を乱される。
早く続きが読みたい。

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2020年10月21日

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