オノ・ナツメのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NYPD(ニューヨーク市警)51分署が舞台の群像劇。海外ドラマみたいで面白い。
"最初と最後の日に何かが起こる"というジンクスを持つカッツェル副署長の署長代理期間の話。全2巻
ESU(緊急出動舞台)志望の新人アーロンとベテラン巡査のタイラーの話、良かったな。
刑事もののバディって本当にいいよねぇ(しみじみ)。
かわいい絵柄でサラッと書いてあるけど、殉職のこととかグサっとくる。
内勤のハウスマンとか女巡査のモーリーとか、ヴォス警部補とジャーナリストなアキの友情とか、キースの奥さんの覚悟とか、全部好き。
警察署となりのデリのサンドイッチとかシナモンドーナツ、美味しそう。
ま -
Posted by ブクログ
ニューヨーク暮らしの長かった小説家、楽々居輪治(ささいりんじ)、65歳。とある事情で、アメリカ人の妻を残し、単身日本へ。父の残した家で独り暮らしをする輪治を慕って、日本在住の息子のマックスと娘婿のヤス(日系とイタリア系のハーフでニューヨーク育ち)が毎週末やってきて、「すてきな日曜日」を3人で過ごす。美味しいもの食べたり、庭いじりをしたり、ぶらぶら出かけたり。それだけ。別に何も事件は起こらない。ゆるい。
こんな男たちいないだろう、とさすがに思う。そこはたぶん、はなからおとぎ話モードなのだろう。最近オジサンを可愛がって楽しむタイプのドラマなどちょっと流行っているが、そういうのとも違う(と思う)。 -
Posted by ブクログ
食に関する、ささやかなささやかなエピソードたち。女性誌に連載されていたものらしく、ひとつひとつは短く軽い。
家庭ものあり、職場ものあり、恋愛ものあり、いずれにせよ本当にささやかな「食あるある」を、あるあるわかるーーってできる本です。
年をとればとるほど、食ってバカにできないものだなと感じることが増えてきた。「健康のために良質なものを摂るべきだ」という意味もあるけどそれだけでなく、「昔からこういう感じのものをこうやって食べていたからこうでないと落ち着かない」みたいな感覚が、理屈じゃなくアイデンティティ然として自分のなかに居座っているのを感じる。それを守りたくなったり破りたくなったりは時期によっ