オノ・ナツメのレビュー一覧

  • さらい屋五葉 1

    無料版購入済み

    いい雰囲気

    独特なタッチの絵で、気が弱く性格の良い主人公の元で物語が淡々と進んでいく。

    すごく味わい深い作品です。

    特別盛り上がりがあるというものではないですが、思わず先を読み進めてしまう、そんな作品。


    同じ作者の「ふたがしら」は、この作品の前日譚というもの。
    一部登場人物が被っており、合わせて読むとより良いかもしれません。

    ただ、ストーリー的にはふたがしらを先に読むべきかな?
    (この作品の方が先に描かれてはいますが、物語としてはふたがしらが先であり、こちらの作品で結末がある程度わかってしまうので)

    #癒やされる #エモい #アツい

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    2021年09月24日
  • ふたがしら 1

    無料版購入済み

    独特の味がある

    以前、WOWOWのドラマは2期とも見ていた(これもまた良かった)が、原作は初体験。

    なんというか、絵が非常に味わい深い。
    女性作家という事もあり、少女漫画的なタッチではあるが、シンプルながらも目で表情を語るという感じか。

    途中まで読んだ限りではドラマ版と同じ展開(もちろん、マンガの方がオリジナル)で、ストーリーも興味深い。

    良い作品だと思います。

    #ドキドキハラハラ #アガる #カッコいい

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    2021年09月24日
  • BADON 4巻

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    4巻はリリーがメインの物語。バードンの大学で開かれた子供向けのイベントで知り合った少女とともにリリーが何者かに誘拐されてしまうという展開。
    登場人物ほぼ全員に何らかの裏があって、だんだん物語はきな臭い感じに。

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    2021年06月27日
  • BADON 4巻

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    ネタバレ

    肝の据わっているリリーちゃん、うっすらと過去の話。なかなか見えないラズの心のうち。案外かわいいNo.1はハートじゃないのかと思い始め。バードンの中で結び付くヤッカラの繋がり。皆の新たな顔が見えてくるのがいいですね。そういやレイル刑事ってACCAのレイルなのかな。ACCA確認しよう。

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    2021年06月25日
  • 逃げる男

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    一番初めに読んだオノナツメ作品。
    5年くらい前に貸してもらった時、なんだか難しいなと思ってそのまま返した記憶。
    森の奥クマと一緒に以前住んでいた男の日記と逃げてきた男(政治家の息子)の身の上を混同して読んでいた。
    最後、男が森を離れるとき手にしてたものを考えると、もっとシンプルに読んでもいいのかも。
    セリフが少ない静かな作品。

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    2021年06月20日
  • Tesoro~テゾーロ オノ・ナツメ初期短編集

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    1998〜2008の短編集。「お弁当にまつわる③つの短編」で泣いてしまった。お母さんの顔のお弁当。お父さんのことばが優しく温かい。お姉ちゃんふたりにおもちゃにされてるニルスがかわいい。もやし夫婦もステキ。親子、兄弟、夫婦、家族のお話、ほろっとする。こんなにオノナツメさんにハマると思わなかったな。まだまだ読みたい。

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    2021年05月26日
  • COPPERS[カッパーズ](1)

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    NYPD(ニューヨーク市警)51分署が舞台の群像劇。海外ドラマみたいで面白い。
    "最初と最後の日に何かが起こる"というジンクスを持つカッツェル副署長の署長代理期間の話。全2巻

    ESU(緊急出動舞台)志望の新人アーロンとベテラン巡査のタイラーの話、良かったな。
    刑事もののバディって本当にいいよねぇ(しみじみ)。
    かわいい絵柄でサラッと書いてあるけど、殉職のこととかグサっとくる。
    内勤のハウスマンとか女巡査のモーリーとか、ヴォス警部補とジャーナリストなアキの友情とか、キースの奥さんの覚悟とか、全部好き。

    警察署となりのデリのサンドイッチとかシナモンドーナツ、美味しそう。

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    2021年05月16日
  • GENTE 3巻

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    楽しみに読んできたのにこれで終わりかと思うと寂しくなる。ルチアーノとフランチは勿論、おじいちゃんと孫(ジジと女の子)の組み合わせ大好き。子どもがしっかりと小さい人として描かれているところがいい。リッツオ氏の恋「泣かせた男に足りなかったものが自分にはあるなんて思わないで」って台詞で恋に落ちたリッツオ。 「恋なんてどこからやってくるか分からない」って。 オトナの恋愛模様も素敵だわ。もっと読みたいなぁ。 古本屋さんで購入した本書、初版限定のしおりがついてました。嬉しい、ジジ!

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    2021年04月25日
  • リストランテ・パラディーゾ

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    近所にこういうお店があったらいいな、と思う。
    あと、こんな人が身近にいたら楽しそうだな、と思う。
    それが感想のすべてである。

    読んでいて大学時代に友人に連れられて行ったタルト専門の喫茶店を思い出した。
    定年後に3人の男性が開いたお店で、タルトを焼くのも、紅茶を淹れるのも、接客してくれるのもその3人のうちの誰かという感じで、とても楽しそうな雰囲気だったのを覚えている。街中にあるのにとても落ち着いたお店だった。

    自他ともに年を取ったと思うような年代になっても、このように楽しく生活できたら良いな、と思った。

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    2021年04月24日
  • GENTE 2巻

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    今回は、若い頃のフリオとクラウディオの話。
    シェフのヴァンナとテオの話。そして女たちの話。どのお話もほわんと心温まる。特にヴァンナとテオの話が好き。厳しく優しいヴァンナに思慕の念を抱いているテオが少年のよう!師弟関係ってところも私の琴線にふれる。最後にニコレッタが登場。時系列的には次が「リストランテ・パラディッソ」なのね。

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    2021年04月24日
  • GENTE 1巻

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    リストランテ・パラディーゾ外伝。「カゼッタ・デッロルソ」
    リストランテで働くの人たちのお話。
    求人の募集条件が"50歳以上の老眼の方"

    ルチアーノと孫フランチのお話。ヴィートの話。
    もぐもぐするジジがいろんなところに出てきてかわいい。みんなオトコマエなんですよね。

    「死ぬまで恋は必要だ。男も女も」って言うルチアーノかっこいい。

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    2021年04月24日
  • リストランテ・パラディーゾ

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    初老のおじさまばかりが働くリストランテ・パラディーゾ。こんなレストランがあるなら、ちょっと行ってみたい。お給仕されてみたい。

    田舎から出てきたニコレッタ。実はオーナーの奥さんオルガの娘。オルガが好きになったオーナーさんはバツイチはNGとのことで、子どもを両親に預けて自分をかえりみなかった母親への復讐…ってそんなオトナげない話ではなく。

    みんな素敵な人(オルガもその親友のひとも)たち。とても居心地いいのだろうな。ぶっきらぼうだけど、孫大好きなルチアーノが気になる。

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    2021年04月24日
  • ハヴ・ア・グレイト・サンデー(4)

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    ニューヨーク暮らしの長かった小説家、楽々居輪治(ささいりんじ)、65歳。とある事情で、アメリカ人の妻を残し、単身日本へ。父の残した家で独り暮らしをする輪治を慕って、日本在住の息子のマックスと娘婿のヤス(日系とイタリア系のハーフでニューヨーク育ち)が毎週末やってきて、「すてきな日曜日」を3人で過ごす。美味しいもの食べたり、庭いじりをしたり、ぶらぶら出かけたり。それだけ。別に何も事件は起こらない。ゆるい。

    こんな男たちいないだろう、とさすがに思う。そこはたぶん、はなからおとぎ話モードなのだろう。最近オジサンを可愛がって楽しむタイプのドラマなどちょっと流行っているが、そういうのとも違う(と思う)。

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    2021年01月10日
  • リストランテ・パラディーゾ

    購入済み

    「GENT」の2.5巻といった感じでしょうか。オノナツメ先生ならではの心地良い読後感。シンプルで静かな優しさがじんわりと味わえる一品。

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    2021年01月07日
  • どこかでだれかも食べている

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    食に関する、ささやかなささやかなエピソードたち。女性誌に連載されていたものらしく、ひとつひとつは短く軽い。
    家庭ものあり、職場ものあり、恋愛ものあり、いずれにせよ本当にささやかな「食あるある」を、あるあるわかるーーってできる本です。

    年をとればとるほど、食ってバカにできないものだなと感じることが増えてきた。「健康のために良質なものを摂るべきだ」という意味もあるけどそれだけでなく、「昔からこういう感じのものをこうやって食べていたからこうでないと落ち着かない」みたいな感覚が、理屈じゃなくアイデンティティ然として自分のなかに居座っているのを感じる。それを守りたくなったり破りたくなったりは時期によっ

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    2020年12月27日
  • ハヴ・ア・グレイト・サンデー(4)

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    これにて完結。特にこれといった大きな動きのない日常を淡々と描いたシリーズだったけど、終盤は亡き父との過去エピソードや、COOPERSのシニーズ刑事が引退して日本へ家族旅行に来るとか、割と大きめのエピソードが続いてテンション高め。オノ・ナツメはACCAとか物語で引っ張る話も巧いけど、こういうスケッチ的な作品も巧いよなぁ。

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    2020年08月29日
  • ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル

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    ACCAはPSも含めて国全体の政治や陰謀の話だったけど、これはその裏で育まれていた愛情の話。ジュモークのパインとマホガニーの娘たちの話。幸せな話。

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    2020年08月15日
  • ACCA13区監察課 P.S. 2巻

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    ネタバレ

    オウル課長もといアーベントの過去。父から任務を継いだニーノの過去。ふんわりと恐ろしいフラワウでカナリーがどうしていたか。ナイスな和み系ポチャード副本部長の素敵な夜。最終話はリーダーたちがワイワイしてここだけ本編から後の話。素敵な着地点だし、まだまだこの国を見ていたいと思う。

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    2020年08月15日
  • ACCA13区監察課 P.S. 1巻

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    ネタバレ

    本編につながる物語。5長官の過去というか5長官に就いた経緯が描かれている。スペード長官はやはりヤッカラの男と言うべきか、賭けで。パイン長官の安定感はあまり本編では描かれていなかったところ。

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    2020年08月15日
  • ACCA13区監察課6巻

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    ネタバレ

    そうきたか! 課長の正体が最後に明かされる。アーベントだったんだ。そしてニーノの報告すべき上司。フラワウの事件、ニーノを解放するジーンの言葉。これからは今まで通りに悪友として。クーデターの顛末も鮮やかに、フラワウの思い通りにはならない。すべてが終わってからの様々な人のその後も少し描かれている。カナリーが回復していてよかった。ちょっと天然っぽいロクステッラかわいい。

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    2020年08月15日