感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年09月12日
まるで、大人が読む絵本のようだ、と読み終わった後にそう感じました。
この話は様々な思いが詰め込まれすぎているため一冊に纏めず二冊ほどにしてわけてもよかったのではないかな?とも思いましたね。
全体的に台詞が少なく、その分背景やキャラクターの表情から伝わってくるものが多かったです。
Posted by ブクログ 2011年11月23日
オノ・ナツメさんの本はまるで映画のようで、効果音だけのページが30Pくらい続いたりしています。
でも、だからこそ、伝わるものがあって……。
お話も素敵だけれど、絵もとっても素敵な本でした。
Posted by ブクログ 2015年08月07日
森のなかへ
言葉(セリフ)少なく、状況描写もミニマム。
登場人物には名前も与えられていない。
それなのに、描かれていないところから、それぞれに深く沈む情感がじんわりと染み出すのです。
小説のような、絵本のような、不思議なマンガです。
Posted by ブクログ 2011年04月21日
台詞が無いコマが多いからか、自分なりに想像を膨らませて読むことができました。何も書かれていないコマの魅力ってすごい。何度でも読み返したくなる一冊です。
Posted by ブクログ 2021年06月20日
一番初めに読んだオノナツメ作品。
5年くらい前に貸してもらった時、なんだか難しいなと思ってそのまま返した記憶。
森の奥クマと一緒に以前住んでいた男の日記と逃げてきた男(政治家の息子)の身の上を混同して読んでいた。
最後、男が森を離れるとき手にしてたものを考えると、もっとシンプルに読んでもいいのかも...続きを読む。
セリフが少ない静かな作品。
Posted by ブクログ 2013年10月20日
セリフが少なく絵で話を伝える漫画です。故に話を理解するのが少し難しかったですが、作者の独特な雰囲気でいつのまにかすんなりと読み進められました。くまの表情が何とも言えない感じで良いです。
Posted by ブクログ 2012年04月22日
《購入済》一巻完結ものだから…ってな理由で購入を決断。漫画というよりラフなイラスト集感覚で読んだ。まるで絵本のように、読者の感覚に直接訴え掛けて来る。何度も何度も読むのだ。
Posted by ブクログ 2011年09月19日
「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは……。
Posted by ブクログ 2011年05月08日
ん?じゃあ、結局熊が生きてる間だけ、熊の面倒をみなきゃいけなかったんだよねぇ〜。とでも?
もちろん、これは強引な誤読だろうけど、そう読めなくはなくて、冬眠してる間、じゃあ、お前はなにやってたんだ!っていう。2年あったんだろ?
いや、SEXしただけで逃げる男ってのは正しいと思うんだけど・・・実は、1...続きを読む本目だけ出よかったんじゃないだろうか?
ん?それだとギャグマンガか?
Posted by ブクログ 2011年08月15日
森にはこの一帯にはいるはずのないクマがいて
小屋にひとりで暮らしてる
日中はクマの姿で夜になると人になる
朝がきたらまたクマに
そのクマと一日を過ごして無事に森を抜けられたら
なりたいものになれる
台詞が多用されないのはいつものことだけど、いつにも増して静か。期待していた少女の話が少ししか読めな...続きを読むかったのでちょっと残念。
Posted by ブクログ 2011年05月02日
物語の本筋とはさほど関係ないのですが「昼は獣の姿に変えられている王子様が夜だけ人間の姿に戻ってヒロインとアレコレする」というのは北欧の昔ばなし『太陽の東、月の西』に出てきた筋立てでもちろん『太陽の東~』は子供向けなのでアレコレの部分ははぐらかされており私も大人になって思い返してやっとアレコレの内容が...続きを読むわかった訳ですが大人向けであるこのまんがではアレコレの部分がそれなりにわかるように描かれていて幼少期なんとなく感じていた仄暗いエロさに光を当てられたようで大変にむずがゆい心持ちが致しておりますやっぱエロはトラウマでなければな!!!!
Posted by ブクログ 2011年05月01日
物語は一話完結なのですが、各話に小さな繋がりがあって最後にオチが綺麗にまとまります。存分に髭MEN萌えを楽しみました。これ一冊で完結してますが、番外編で続き読みたいです。
Posted by ブクログ 2011年04月16日
オノ・ナツメ先生らしい…大人の童話のようなお話ですね(^^)/
1話と2話とで、おもむきが全く違うので…最初は、別の短編なのかと思いましたよ~(^^ゞ
味わい深いストーリーでした♪
絵も大好きです(*^_^*)
Posted by ブクログ 2014年04月28日
ミニシアター系で、しかも単館上映のアート系の映画?のような雰囲気。
比較的初期のCLAMP作品ぽいともいえるかもしれない。
とにかく大人向けの作品。10代、20代が読むものではないと思う。 地位、財産、家族、仕事… それなりに社会で過ごしてきたけれど、それに嫌気がさしたり、疑問を持ったり……逃げ...続きを読む出したい、と思うようなことができたら、この作品を面白いと感じる資格が持てるのではないだろうか。
タイトルの『逃げる男』。逃げた先で待ち構えていたものは……
行間とか、情景描写による登場人物の心象を読み取れない人には不向き。
日記の1は、「落とした」訳ではないですよね。
Posted by ブクログ 2012年04月18日
台詞が少なめな気がします。が、その分森の中の描写や人物の表情で伝わってくるものがあります。全体的に明るい話ではないですが、ラストはほっとできたので読後感はよかったです。
Posted by ブクログ 2011年11月03日
購入
間というか、シーンでみせるというあたり、
オノナツメ全開という印象
男が森を出てしまったら、熊はどうするのだろうと
最後はそんなことを思った
読み終えた後に、何か残るということもなく、
それでも読んでしまうのは、
結局作品の雰囲気に惹かれているからなのだと思う
Posted by ブクログ 2011年10月15日
大人のための寓話。
無駄な言葉も、無駄じゃない言葉も
極限まで削ぎ落とした、まるで絵本のよう。
1コマ1コマに在る沈黙、表情、視線が深く物語る。
物語は、森と熊と伝説とに先導され、寓話的に始まる。
しかしこの作品は決して単なる寓話ではない。
背景には父子・社会的地位と戦い、そして男女の複雑...続きを読むな事情があり、
多くを語らずに、悟らせることにより、物語として完結させている。
オノナツメさん、凄い領域に入っていきます。
Posted by ブクログ 2011年05月08日
一話と二話以降のキャラがいまいち繋がらない、元々は別のネタだったのかな?
一話目はエロくていいねw
それにしてもやっぱりオノナツメさんは雰囲気ある。
Posted by ブクログ 2011年05月03日
オノナツメさんぽい話です。現在や過去が混雑する、話。
子供にしか見えない森のクマ。
「一日そのクマとすごして無事に森を抜けられたらなりたいものになれる」
そんなおとぎ話を信じる少女から物語は始まります。
クマがもっともっと登場してくれたら良かったなあ。
クマの話を知りたいです。クマを主人公...続きを読むにして。
172Pのクマの顔がね、なんとも言えません。
そして日記の登場です。いいなあ、日記は。やっぱり、あの五冊を読みたいと思ってしまう。古ぼけたノートをめくりたい。
止まった時間を動かすのは他者の介入なんですよねえ。誰かのふとした思いで、なにかが動き始める。自分の知らない場所で物語は始まるのだろう。
日記にはさまれたチョコレートの銀紙。甘い香りがきっと香った。